【0593】薩摩隼人の大将のセンス輝く小料理屋さん♪ : 北薩摩

小倉でちょっと小洒落たお店でお酒を呑みたいと、ふと思う。
そこで、大贔屓レビュアakii様、fujimo123様の食べログデータベースを紐解き検索してみた。

参考までにやり方がわからない人に教えてあげる♪
１：レビュア様の先頭HPに移動して「行ったお店」をクリックする。
２：次に「行ったお店」の検索窓に駅名、居酒屋等を入れて検索する。出来上がり♪

といったところで、ふたりが高評価する小料理屋北薩摩に2017年1月某日21時頃に出撃した。
今回で2016年12月以来2回目の訪問である。
(※初訪問の写真は誤って全て失ってしまって、ない(超大泣))

初訪問の時は引き戸を開けて入れるかどうかを確認すると、「一名様ですか、どうぞ」と言うのと同時に「靴を脱ぐように」言われた。

靴を脱いで店内に入ると、鹿児島生まれの大将愛称トミーさんが、満面の笑みで迎えて下さった。
あと、厨房に男性料理人が一人と女性店員さんが３～４名いたと思う。
女性店員は、常連さんらしき人との会話から想像すると、地元の女子大生がほとんどの様子。
お店の雰囲気は明るく、彼女たちが心から丁寧な接客を楽しんでやっていることが伝わってくる。
素晴らしいと感じた。大将のマネージメントの凄さを垣間見た気がした。

カウンタ席で以下のメニューを注文した。

◆初回(写真は全部喪失)
・トミー盛(クエ、シマアジ、マグロ、つぶ貝、鯛、タコ)：1900円
・ぐじゅぐじゅ：900円
・肉どうふ：800円
・生ビール：600円
・繁枡(純米吟醸)(福岡県筑後)：700円
・(鹿児島伝統)山川漬け(トミーズママの手作り)：プライスレス

◆２回目
・トミー盛(天然平目、釣り鯖、マグロ、関門(海峡)タコ)：1900円
・ぐじゅぐじゅ：900円
・肉どうふ：800円
・鶴見 白濁無濾過(芋焼酎)(鹿児島大石酒造)：500円
・岩の蔵 純米吟醸 ターコイズ 無濾過生(佐賀)：800円

各料理の評価は以下の通りとなる。

やはり、なんといっても素晴らしいのは刺身だ。
地魚をなんとか安く美味しく提供しようとする料理職人の心意気を強く感じたのである。
初日の写真を喪失したのが悔やまれるが、初回もかなりの割合が近海モノだった気がする。
北九州では基本締めたてコリコリの刺身が圧倒的に好まれる。
が、こちらは熟成魚、〆たての魚のバランスが良かったと思う。
また、ワサビは葉山葵と茎山葵を合わせてあった。
そして醤油も東京とも九州とも味が違う気がしたので確認すると、土佐醤油と九州醤油をブレンドしたと平然と言ってのけた。
山葵といい、醤油といい、この料理職人のひと手間に感動すら覚えた。

ぐじゅぐじゅ。
蟹身と蟹味噌を混ぜ合わせて焼いたものにうずらの卵を落としたもの。
冷めないうちにまぜまぜして食べてみた。これは美味しい。
そして何より日本酒にも合う～～～～～っ。絶です絶。

肉とうふ。昔は「すじ肉とうふ」と呼ばれていたもの。
オーブン当初から、煮汁を継ぎ足し継ぎ足しで作っているらしい。
ただ、これは牛すじ煮と言った方がわかり易いと思った(爆)。
牛すじ煮となれば少しうるさいのだが、これは素直に美味しかった。
豆腐も出汁が染みてて美味しかった。
なるほど、もしかしたらメインは豆腐であったかと膝を打った。

岩の蔵 純米吟醸 ターコイズ 無濾過生。
大将に勧められるまま注文したものだが、ビンゴ。
全ての料理に合う、呑みやすいお酒だった。

鶴見 白濁無濾過(芋焼酎)。
蒸留3日以内の瓶詰めで、味は時間経過とともに変化する焼酎らしい。
後で知ったが、玄人向けの芋焼酎とのことで、初心者にはあまり薦めないと書いてあった。
ボキも決して呑兵衛ではないが、玄人オーラが出ていたようである(大爆)。ヾ(･･ )ｵｲｵｲ!!
味はそんなに芋芋している印象も残っておらず、美味しいと思った。ヾ(･･ )ｵﾏｴ ｱｼﾞ ﾜｶｯﾃ ﾅｲｼﾞｬﾝ!!

初回訪問時にはトミーズママ作の山川漬けをお裾分け頂いた。プライスレス。
山川漬けも、そして昔は選択が可能だったらしいお通しも美味しかった。

最後に・・・・
小倉でちょっと贅沢に、かつ、ちょいと小洒落たお店で一杯やりたい出張者にオススメのお店である。
しかし、人気店なので予約が必須と思われる。いつも満員で、おひとり様でもなかなか入れないのである。
これが唯一、最大の弱点であろうか(大大爆)。
小倉で永く永く続て欲しい名小料理屋さんであると思った。

といったところで、素晴らしい小料理屋さんを紹介して下さった、ふたりの大贔屓レビュア様にお手手を合わせて感謝しながら、千鳥足でビジネスホテルに帰るのであった。