Restaurant name |
Castella do Paulo(Castella do Paulo)
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Categories | Cafe、Sweets |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-748-0505 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
京都府京都市上京区馬喰町897 蔵A |
Transportation |
京福電車白梅町駅より徒歩5分 490 meters from Kitano Hakubaicho. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Number of seats |
8 Seats ( すべて2人席 ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキングあり |
Space/facilities |
Comfortable space |
Drink |
Wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Service |
Take-out |
Website | |
The opening day |
2015.4.7 |
私は「カステラ ドゥ パウロ」さんのポルトガル人のご主人パウロさんと、マダム智子(ともこ)さんの事を昔から知っています。
といっても会った事は一度もなく、彼らは私の事は知らないはずですが・・・。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
「カステラ ドゥ パウロ」さんは京都北野天満宮のすぐ横に位置するポルトガル菓子店です。
長崎で日本のカステラ作りを学んだパウロさん。日本人女性智子さんと共に、1996年ポルトガル・リスボン郊外セーシャル市に菓子工房をオープンしました。
外国人として初めて長崎のカステラ技術を取得し、カステラの里帰りを目標にポルトガル発のカステラ工房のスタートを切ったのでした。カステラはポルトガル発祥と言われていますが、ポルトガル人はカステラを食べたことはないのです。
その後、リスボン市内にティーサロンもオープンし、ポルトガルでカステラの味を多くの人に広めたのです。
そして今度はカステラの原型であるパォンデローを日本に伝えようと2015年、智子さんの出身地である京都にお店をオープンしたのでした。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
実は私の会社の後輩Oさんが昔パウロさんと智子さん夫妻がポルトガル在住の頃、お二人の家にホームステイをしポルトガルお菓子レッスンを体験したことがあるのです。今から10年以上前の話です。
会社からポルトガルツアーの企画のために行くよう言われたOさん。スイーツが大好きな彼女は大喜びでした。
しかし、1泊2日のホームステイとお菓子レッスンは生ぬるいものではありませんでした。早朝からお菓子の仕込みをするなど本格的。お菓子レッスンというよりはお菓子工房に弟子入りしたような強烈な体験だったといいます。
パウロさんと智子さんはお客さん扱いをせずに真剣にお菓子作りの弟子入り体験?をさせてくれたのでした。
Oさんは、厳しい講習であったけれど、本気で菓子作りに取り込むお二人の姿を見て、その時のことが素晴らしかったことを何度も私に話してくれました。
それでいつしか私もお二人と知り合いになったような気分になっていたのでした。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
2023年5月の大雨のある日、ようやくこのお店を訪問するチャンスが訪れました。
私はOさんにポルトガル最北部ミーニャ地方のパォンデローのフルサイズを。自分用にはその1/4サイズを。またプディンデジェーマなども購入しました。
スタッフの女性に自分の事を説明し智子さんに会いたいと言うと、突然の訪問なのに智子さんは歓迎してくれました。Oさんの事も覚えていて懐かしがり、どうぞどうぞと2階にも案内してくれたのです。1階の菓子工房とお店だけでなく、2階にはカフェがありました。
カフェにはポルトガルのアズレージョという美しい絵タイルや民族衣装や数々の小物が展示されています。
日本でポルトガルのお菓子を作って売るだけではなく、ポルトガルの文化を広めるための場所となっていることに感動しました。
以前、私もリスボン郊外の有名な店でカステラの元祖というパォンデローを買って食べたことがあります。それは中身がもっとドロッとして濃厚でした。
ところがパウロさんのお店で買って帰って食べたミーニョ地方のパォンデローはもっと日本のカステラに近い食感でした。味は濃いけれどドロッとしたものではなく、しっかりと焼き上がっていました。このパォンデローこそ、私の好みです。
大きな素焼きのかたでフタをして、しっかりと焼き上げたもので、ふわふわしていて手でちぎって食べるそうです。私も真似てみました。
ポルトガルには地方によっていろんなパォンデローがあるということも初めて知りました。
Oさんは、私がお土産に買って大切に東京に抱えて帰ったパウロさんのパォンデローをとても喜んでくれました。家族4人でポルトガルの思い出話をしながら一緒に楽しんでくれたのだと聞いて嬉しくなりました。