久しぶりの、訪問。 : カラ デニス

＜２０１４年　１１月訪問＞

少し久しぶりの訪問だった。
ふくよかなトルコ人ママさんのお料理が食べたくて行ってみたの。
前よりも、日本人のお客さんが入っているようね。
よかった。
でも、平日はお客が少ないからかしら？
以前いただいたお料理よりも、寂しさを感じました。
ちょっぴり、残念に感じて。
お豆を、サルチャベースで煮たスープは美味しいのに、ぬるいの。
それが残念なことでした。
ほかの方が注文したケバブは、フライパンで炒めて温めての提供で。
やっぱり焼きたて食べたいですよね・・・。
せっかく美味しいもの作れるんだから、
もったいない気がしました。
味はいいんだけど。


＜２０１３年　１１月訪問黒海に、スパイスの神様が降りてきて♪＞
トルコカレー。
少し前に私は、トルコにもカレーがあることを初めて知りました。
ミートソースのような、トマトとお肉の風味がいっぱいのカレー。
インドやネパールのカレーとは、ずいぶん様子が違い、どちらかと言えばビーフシチューに近い味がします。
初めて、このお店でトルコカレーを戴いたときは、トルコにカレーがあることは半信半疑だったけれど、
レビューを読んでくださった方が調べてくださって、ターキッシュカレーの存在を知りました。

また、こうして、トルコカレーを戴きにやってきて♪
今日は、休日なのでご夫婦でお店を切り盛りされています。
お料理上手なトルコ人の奥さまは、スープからデザートまで作っていらっしゃるの。
ご主人さんは、ドネルケバブとサービスを担当されているみたい。

今日のスープランチも運よく、トルコカレーでした。

サラダは、酸味のきいた手作りドレッシングで、サニーレタス、人参が刻んであり、
赤キャベツの酢漬けがアクセントになっていて、さっぱりして美味しい。
　
スープは、サルチャをベースにお野菜を煮込んである感じです。

トルコカレーは、日替わりで、ビーフでした。
何か粒々が入っているわ。
大き目のお米の様な形と味がして、ミートソースのようなカレーをふんわり包んでいる感じがする。

トルコナンは、手作りで焼きたてです。
もっちりしているんだけど、噛み応えがあって、柔らかいフランスような触感がイイ。

これに、トルコチャイとデザートがセットになって、６５０円。
なんて、お値打ちなんでしょ♪


「カレーに入っている粒々はなに？」

お米のような形をした粒々が、気になってご主人さんに聞いてみました。

「ビーフのときの粒々はお米の粉、チキンのときの粒々は胡桃デス。」
お米の粉？
聞きなおしたのですが、ちょっぴりコミュニケーションが取れなくてわからなかった。
でも、食べた食感から思うのは、お米の粉で作った粒なのではないかな？と思います。
チキンカレーが、インドやネパールのものと違うと感じたのは、
ナッツが胡桃だったからなんですね。
インド・ネパールではカシューナッツを使うから、ずいぶんと違う風味を感じるんですね。


「私の国のカレーは、チキンのときは胡桃を入れることが多いデス。そして、ビーフは米の粉をイレマス。」

私の国のカレーは・・・。
ご主人さんの、その言葉が胸に響きました。
カレーは、インドだけのものじゃないものね。


このカレーは、ランチタイムでは日替わりスープセットなので、確実にいただける保障はないのですが、
夜のメニューには、定番メニューでありますので、いつも戴くことができるみたい。

店内は、改装されたようで、トルコの食品も販売していました。
大好きな、チェリージュースを買って♪
１ℓいりで３５０円なので、とてもお値打ちですね。

トルコのママさんが作るトルコ料理は、とってもお値打ちで美味しいな。


☆☆☆


トルコ語で黒海のことを、カラデニスと言います。
それが、このお店の名前なの。
そう、ここのお店ではトルコ料理が戴けるんです。

トルコ料理の代表的なものは、やっぱりドネルケバブよね♪
よく、露天で大きなお肉を回転させながら焼いて、ソギソギと切り落としたものを、
トルコパンに挟んで食べたり、ご飯の上に乗せていただいたり。
このお店のランチの一つに、このドネルケバブがあるの。

もうひとつ有名なのがシシケバブ。
インドのシシケバブは、ひき肉をスパイスと一緒にこねてから棒に巻きつけてタンドリーの釜で焼くものなんだけど、
トルコのシシケバブは、スパイスにつけこんだお肉を、串に刺して焼いたものみたいでした。
この、シシケバブもランチセットがあるの。

このお店のランチセットは、以前はこの２種類で、一つがドネルケバブ、もう一つがシシケバブだったのですが、
あるときから、ひよこ豆の煮込みが登場したので３種類になったみたいなの。
ひよこ豆の煮込みも、トルコ料理ではメジャーなお料理で、
トマト風味に煮込んだお豆のスープをトルコパン又はバターライスで戴くのが定番ないただき方みたいね。

今日は、このひよこ豆の煮込みランチをいただこうと、カラデニスさんへやってきました。

あれっ、改装したのね、このお店。
トルコの国旗みたいに、白と赤で店内をまとめてあっていい感じ。
テーブルクロスも同じように赤色にしてあって、雰囲気あるわ。
おまけに日本人は私だけで、店内は、トルコ語らしき言葉だけが聞こえるの。
きっと、ここはトルコね♪
でも日本語通OKなの、ありがたいわ～。

女性のコックさんがお水を持ってきてくださったので、
「ひよこ豆のスープセットください。」
と注文をすると、
「あー、ないです。」
残念（涙）、どうしようかな・・・。
「でも、今日はカレーあります。これの代わりチキンカレーね。」
んっ？カレー？
ええっ！！カレー？　トルコにカレーってあったの？
知らんよ、そんな話。
頭の中は、コンフューーズ♪
即決。
「それください！」
「ナンorライス？」
「ライスで。」
「あっ、あの、トルコでもカレー食べるの？」
「はい♪」
知りませんでした。
このお店だけ？それとも普通にいただいてるの？どうなのかしら？
ちょっと言葉の壁があったので、それ以上は聞けませんでしたが、
でも、チキンカレーを食べれるのは、間違いない。

「はい、カレーね、サラダね、スープね、トルコチャイね、あとはデザートね。」
お料理がずらりと並び、とっても驚きました。
だって、これ６５０円なんですよ。

へぇ～、チキンカレー。
不思議な感じ、キーマ＆チキン煮込みなんだけど、
スパイスの使い方がインドともネパールとも全く違う。
カレーといえばカレーだし、ミートソース味のスープみたいな感じもする。
でも、とにかく美味しいわ♪
もしかしたら、トルコはお肉のお料理を美味しく作る文化がすぐれているのかしら？
このお肉のカレーとても上手に出来ている。
ポロッと柔らかく煮込まれたお肉と、ひき肉はきっとお出汁とスープに触感を持たすためのものの様な気がする。

レンズ豆のスープもトルコ料理の定番メニュー。
もったりとした舌触りがとても好き。
サラダのドレッシングも手作りで、さっぱりとしています。
赤キャベツは酢漬けにしてあるので、苦味を感じなくて美味しくいただけました。
サラダのアクセントになっていますね。
赤キャベツが苦手な私でも美味しくいただける味でしたよ。

デザートは、これまた定番のライスプティング。
ミルク味のやさしいプリンです。
トルコチャイと一緒に戴きました。


トルコ料理に、カレーが本当に存在するのかどうか？私にはわかりませんが、
でも、お店の方が、チキンカレーだと仰ったのですから、トルコカレーなんでしょうね。
日本にもカレーはあるし、お隣の韓国だってカレーライスを食べますものね。
トルコにカレーがあっても不思議ではないですよね。

うふふっ、思いがけずカレーをいただけちゃって、
もしかしたら、スパイスの神様が、また私にプレゼントをくださったのかしらね？

☆

このレビューを読んでくださったジュリアス・スージー様が、トルコのカレーについて調べてくださって、
トルコにはね、カレーの文化がとても豊かにあることが分かりました。
ターキーカレーという瓶詰めもあるみたいなの。
カレーって不思議ね、どこの国でも愛されているお食事なのかしらね？

スージーさん、本当にありがとうございました。