駒込でガッツリと食べたくなったら : Menya Akatsuki

ＪＲ駒込駅からアザレア通りを進んだ先にあるラーメン店です。

ビルの１階に店を構えますが、スナックを居抜きで改装してラーメン店にしたような感じで、建物の奥に少し入らないとお店があることがわかりません。

店内は、カウンターとテーブル１卓の小さなお店で壁がちょっとゴージャスな感じな点がスナックであった印象を残す以外は、ラーメン店ですね。

メニューは、あかつき麺とあえそばの２種類であったのですが、今回訪問すると冷やし麻辣麺（７８０円）なる新メニューもできていました。『冷やし』なので夏メニューなのでしょう。


いただいたのは、
■あかつき麺（６８０円）
お店の屋号を冠する麺で、いわゆる二郎系のラーメンです。
トッピングは、やさい・にんにく・あぶら・からめがあります。「マシ」や「マシマシ」のような量の調整は無いようで、入れるか入れないかの２択です。「全部」にしました。
自家製麺の極太平打ち麺は食べ応えがあります。お店の方が大陸系の方なので、そう思うのかもしれませんが、何か少しだけ大陸系のエッセンスが入っていそうな麺です。
また、チャーシューもそんな感じがします。厚みがあるチャーシューが２枚入ります。この日のチャーシューは、しっかりと醤油の味がして、美味しいですね。
野菜は、もやしをメインにキャベツが少し入ります。スープはさほど強くないので、ニンニクを絡めながらいただくと美味しいです。
背脂もきつすぎず、スープの塩分もそんなに強くなく、攻撃的な感じがしない、安心感のあるバランスで味付けされた二郎系ラーメンですね。

駒込界隈で、ガッツリ食べたくなったら間違いなくここでしょう。

ＪＲ駒込駅からアザレア通りを進んだ先にあるラーメン店です。

ビルの１階に店を構えますが、スナックを居抜きで改装してラーメン店にしたような感じで、建物の奥に少し入らないとお店があることがわかりません。

店内は、カウンターとテーブル１卓の小さなお店で壁がちょっとゴージャスな感じな点がスナックであった印象を残す以外は、ラーメン店ですね。厨房設備は立派なものが入っていますし、お店の奥には製麺機とおぼしきカバーのかかった機械があります。横には日清製粉の強力粉である『オーション』とＮＩＰＰＮ（日本製粉）の小麦粉の袋がありますね。

お店の方は、大陸系の方のようです。女性２名で切り盛りしています。ラーメン専門店というと日本人がやっているイメージですが、もともとは中華料理から派生したものですから、日本人の好みを理解すれば、大陸の方も上手に調理することができますね。今後は、こういう大陸系ラーメン専門店が増えてくるかもしれませんね。

メニューは、ラーメンタイプのあかつき麺（６８０円）と汁無し麺のあえそば（７８０円）の２種類、サイドメニューの焼き餃子（水餃子にも変更可能）４個（３２０円）が大陸系であることを象徴しています。

いただいたのは、
■あかつき麺（６８０円）
トッピングについて聞かれますが、相手が外国人なのと二郎系ラーメンを食べ慣れていないので、何と伝えればいいのかわからず「全部普通」でお願いしました。結果、提供されたのが写真のものです。
山盛りの野菜は、大半がもやしでわずかにキャベツが入ります。それにチャーシューが２枚です。頂上には豚の背脂、脇には刻みニンニクがあります。
麺は、標準で２５０ｇ、大盛りで４５０ｇと量が多いのが特徴です。内モンゴル産のかん水を使用しているという麺は、とても太く、やや縮れています。小麦粉の質は特別に良いものではないですが、悪いものでもなく、やや良いぐらいの水準のものを満足いくまで食べさせてくれるという感じがします。ニ郎を模したチェーン店では、保存性の高い麺を使って味は二の次になっていますが、こちらは自家製麺なのもあつて、そういう量を増やしたがゆえに質が落ちるようなことはありませんね。
チャーシューは煮豚です。味付けは薄く、やや煮崩れしていますが、厚みがすごいです。普通のラーメン店なら、この１枚を３枚ぐらいにスライスしそうです。結果的にこの１杯に含まれるチャーシューの量は、一般的なラーメン店のチャーシューメンぐらいの量ですね。
スープは、深みが無くて、中華料理店の醤油スープを若干濃くして、やや甘くしたような感じです。ラーメン専門店の味としては物足りないですが、それはラーメン専門店の標準が濃すぎるからで、一般的には問題ないかと思います。また、背脂が固まりで盛られるのでこれがスープの弱点を補ってくれますね。不健康そうなボリュームですが、個性が弱めのスープを個性が弱めのスープを強いものにして、ラーメン専門店スープに近づけてくれます。
スープの質やチャーシューの調理法など、改善できる点はありますが、現状でも味についてはどの素材も標準を超えており、それでいて、量は劇的に多いというのが最大の特徴でしょう。

トッピングをどのぐらいまで増量してくれるのか不明ですが、なかなか美味しく、そしてボリューム満点でお腹いっぱいになることは間違いないでしょう。調理の荒削りさをボリュームでカバーしてくれる、大食漢にはたまらないラーメン店です。