抹茶…、冷たくしても抹茶 : Kinochaya

紀伊国屋書店の一階にある表通りから裏通りにむけてビルを貫く通路の一角。緑色のお茶の看板。「紀伊茶屋」という名前で、お茶を売っている。
広島の「田頭茶舗」というお茶屋さんが原料供給をしているらしくて、品揃えも本格的。
深蒸し茶とか煎茶とか、抹茶にそれから今の季節はソフトクリームもあったりする。カウンターにはお茶に関する本が置かれて、蔦屋書店のスタバもいいけど日本の本屋には日本茶かなぁ…、って思ってニッコリ。

アイス抹茶をえらんで飲んだ。
だって、カウンターの内側にお茶のディスペンサーがあるんですもん。
中でぐるぐる、緑のお茶がうずを巻きつつ踊ってる。
生まれて育った松山の中心街の大街道。
同級生のお茶屋さんがあり、夏になるとその店頭で同じマシンでお茶がぐるぐる回ってた。
こうしてずっと回さないと、粉が沈殿して分離する。
お茶とはそういう飲み物で、それがコンビニエンスストアに並ぶペットボトルの中ではずっと沈まず瓶の中を漂っている。
あんな不自然で気持ちの悪い飲み物が、なんでこんなに売れるんだろう…、って不思議に思う。
タップリ入れた氷の中と一緒に、チュチュっと飲んでお腹の中から体を冷やす。さてさて仕事といたしましょう。