ただの「町焼鳥」ではない、人気の理由がわかるお店。 : Momofuku

平日の夜に訪問。
2週間くらい前に予約しました。

【ポイント】
平日のみ営業で大人気の焼鳥店。
しっかり目の火入れながらもジューシーな串や鶏の美味しい一品料理をいただけ、お酒含めコスパも良かったです。
ただの町焼鳥という感じではなく、でも気兼ねなく楽しめるお店です。


【お店について】
人形町の、どちらかというと浜町寄りにある焼鳥店です。
平日のみの営業ということもあってか、予約を試みても何度もふられていましたが、ようやく訪問。

とても人気のお店で、ランチが特に好評のようです。

備長炭で焼く伊達鶏をいただけます。

駅からはやや歩きます。


【店内の様子】
1階はカウンター6席、テーブル1席、それと団体用の2階があります。

カウンターは席間隔少し広めで居心地良いです。

店主含め3人体制ですので、混雑時はお忙しそうですが、オペレーションは悪くはありませんでした。


【食事の内容】
アラカルトで以下をいただきました。
ドリンクはレモンサワーと日本酒を2人で2合ほど。
日本酒は種類豊富で、どれも一合1,000円未満とリーズナブルで、季節のお酒もありました。

○お通し　白魚の天ぷら
○おすすめ7本
・まる(かしわ)
・レバー
・ぐりぐり(膝軟骨)
・みさき(メスのぼんじり)
・豚バラ生姜巻き
・まるはつ
・さび焼き
○鳥の唐揚げ
○べっこう卵


【食事の感想】
まず、お通しからして美味しかったです。
その場でさっと揚げて提供される白魚の天ぷらは、ふわっとした食感で重たくなく美味。
この先のお料理への期待がさらに膨らみます。

べっこう卵は、きんかんの味噌漬けです。
しっかり浸かっておりやや味濃いめでお酒が進みます。
食感はとにかくねとねとで、きんかんの味わいも濃く、口内が贅沢な一品。

唐揚げはとてもボリューミーで、ガリッとした衣が食べ応えかなりあり。
熱々ジューシーなもも肉の大きな塊が5個くらいありました。
あまじょっぱく、少しにんにくや生姜がきいた風味です。

串はややしっかり目の火入れですが、焼きがお上手で伊達鶏のジューシーさを味わえます。
ポーションは少し大きめで、中まで熱々です。

特に良かったのは、レバー、みさき、豚バラ、まるはつ。

レバーはクリーミー食感で風味も良かったです。
みさきはメスのぼんじりですが、それも関係しているのか、それとも火入れ技術が良いのか、脂の旨味をしっかり感じつつも余計な脂は落ちて重たくなくさっぱりしており、ぼんじりがあまり得意でない私でも美味しくいただけました。

豚バラは生姜を巻いて焼かれた串ですが、カリッと焼かれた豚肉と、中で蒸し焼きにされた生姜の食感と風味がしっかりマッチ。
爽やかにいただけます。良いおつまみです。

まるはつは、贅沢に5つも打たれており、ぷりっさくっとジューシー。
非の打ち所がない一本です。

ただの町焼鳥とは違う、でも気兼ねなく楽しめるお店でした。
想像よりも串のレベルが高く、一品料理も美味で、さらにコスパも良いので、人気の理由がわかります。