アンダー4000円の鰻重としてはクオリティが非常に高い : Unagihashimoto

＜注文の品＞
◎鰻重(い) 　3850円、3.8点


＜感想＞
今回で食べログレビュー3回目の店。
ここまで繰り返し書き込むのは自分としては非常に珍しいね。

お店は建て替え工事中のため、近隣の居抜きと思われる店舗に移転している。

今回の訪問で価格が改訂されていることに気が付いた。
前回（21年7月）の時は3520円だったが、今回は3850円と約1割の値上げとなる。
ただし、昨今のインフレを考えると当然のことだし、アンダー4000円でこのクオリティの鰻を提供する店の姿勢としては努力を感じる。


＜鰻重について＞
鰻は鹿児島産の双洋を使っている。
価格によって養殖場を変えているようで、「は」と「ろ」は大楠鰻株式会社、「い」は双洋水産、一番安価の鰻丼は楠田養鰻という感じらしい。以前は泰斗商店を使っていたが、調達先は適宜変えている模様。

味だが濃厚というより淡泊な印象だった。
また、ごはんは毎回安定して美味しいので恐らく石川県産のコシヒカリじゃないかと思う。


＜気になる点＞
今回は提供までに30分以上待たされたので、以前に比べると提供時間が長くなった気がする。

＜注文の品＞
鰻重　い　3,520円、3.8点
※肝吸い付き
　

＜感想＞
ランチのうな丼が売り切れだったので鰻重い(一番小さいサイズ）を注文。
レビューは2回目だが、やはりお米が断トツに旨い。
鰻重の米だけなら、個人的にはこちらの店が一番美味しいと思う。
肝吸い付きで3520円という価格は妥当だと思う反面、やはりランチのうな丼と比べるとお得感は薄れるので3.8点とした。


＜気になった点＞
鰻の大きさだが、「うな丼」と「鰻重い」は大差がないので、お勧めはうな丼ということになる。
また、ランチのうな丼はドレッシングが美味しいサラダが付いてくるが、鰻重には付いてこないのでちょっと残念な気がする。

コスパの良い鰻丼というと、神田の「うな正」や青物横丁の「丸富」だと思っていましたが、
こちらのランチは1850円でうな丼が食べれるということで訪問。

入口にの張り紙に「ランチのうな丼は半身」と書かれているので、新宿三丁目の登亭くらい（登亭のランチはビックリするくらい鰻が小さい）だろうと思い、正直あまり期待していませんでした。

入店すると検温とアルコール消毒の依頼がありました。
また、うな丼を注文すると「20分程度待ちます」とアナウンス。
メニューにはうな丼は早くだせるといった記述がありましたが、ちょうど在庫が切れたのでしょうかね？

店内の雰囲気はいいですね。
昭和の鰻屋さんといった風情です。
菊川や野田岩といったちょっと高級な感じの店構えではありませんが、いい感じで寂れています。
上記に記載したコスパの良い鰻屋だと店内の雰囲気は殺伐というかやや汚い店もあるので、そういった意味でも鰻はし本は良い店だと感じます。

＜注文した品＞
うな丼（半身）　1850円＋ごはん大盛100円、3.9点
※サラダ、お吸い物、お漬物付き

まずいい意味で驚いたのが半身の大きさです。
登亭より一回りは大きい感じです。
値段を考えれば量が少ないとまでは感じないレベルだと思います。
そして、サラダにかかっているドレッシング（人参ベース？）が美味しいですね。
あと、お吸い物やお漬物もまずまずです。
青物横丁の丸富は大して美味しくない味噌汁が別料金と考えるとここでもコスパの良さを感じました。

肝心のうな丼ですが、まずはご飯が素晴らしく美味しかった。
石川県産のコシヒカリとのことですが、固めの炊き方が影響しているのか、コシヒカリの特徴である粘りはあまり感じません。
ですが、さっぱりした触感にかすかに感じる甘さが本当に美味しかった。
そして、鰻ですが、泰昭オーガニックを使っているとメニューに記載がありましたが、ネット検索で探したところどうやら、泰斗商店の鰻ということが分かりました。
ネット検索する際に「泰斗S級鰻　鹿児島県大隅半島にある鰻販売店」で検索するとヒットすると思います。
脂が乗ったうなぎのホコホコした食感という言葉が一番しっくりくる表現ですが、こちらも値段を考えると素晴らしい美味しさです。


ということで総評ですが、2000円程度で食べれるうなぎとしては、今のところ私の中では都内最高峰と言えます。
次は鰻重を食べてみます！