開店直後でも安定した完成度 : Ryuuoushiogensui

竜王町にある国道４７７号線沿いで、三井アウトレットパーク滋賀竜王付近に位置する。
外観は白い看板が掲げられてすっきりとした佇まいで、駐車場が十分確保されていて広々している。
店内は木を基調にされた温もり溢れる雰囲気で、活気があってゆとりが感じられるレイアウトである。

メニューはラーメンやつけ麺を中心に、セットやサイドメニューも豊富で内容が充実している。
どて丼セットはラーメンとどて丼で、１２０円追加するとラーメンをつけ麺に変更することができる。

塩つけ麺のつけ汁は鶏ガラと魚介に塩だれを合わせており、油分が多くてコクが醸し出されている。
焦がし葱が深みを加えて全体に調和している状態で、旨みが凝縮されていてまろやかな口当たりである。

麺は自家製の太めのストレートで、器に水切りを敷いてから並は２４０ｇが盛り付けられている。
つるつるしていて滑らかな舌触りで、芳醇な小麦の香りともちもちとした程良い弾力を存分に楽しめる。

つけ汁はチャーシュー、メンマ、白髪葱、糸唐辛子が入っており、麺に煮玉子と春菊が添えられている。
チャーシューは分厚い角切りで、脂身が少なくて柔らかく煮込まれているのでしっとりした質感である。
煮玉子はしっかりと味が染み込んでおり、半熟のとろとろでほんのりと黄身の優しい甘みが堪能できる。

メンマはしゃきしゃきした食感で、細切りにされていても引き立てられた素材の存在感が主張している。
白髪葱と糸唐辛子によってつけ汁が引き締められているので、まとまりがあって繊細な仕上がりである。
割りスープは柚子片が浮かべられるので、豊かな風味とほのかに香りが広がる爽やかな後味が楽しめる。

どて丼はボリュームがあってご飯に乗せられたどて焼きが馴染んでおり、青ネギが振りかけられている。
どて焼きは特製のたれで下味が付けられているので、甘みがあってバランスの良い濃厚な味わいである。

キムチとニンニクが中央に用意されており、セルフサービスながらそれぞれ無料で食べることができる。
化学調味料がすべて使われていないのが特徴で、天然素材へのこだわりが伝わってくる印象の店である。