店名 |
移転LA BOTTEGA GOLOSA(LA BOTTEGA GOLOSA)
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類型 | 義式 |
地址 |
神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋832-19 |
交通方式 |
從JR東海道線湯河原站乘計程車7~8分鐘在鍛冶屋的蓄水池附近,從幕山淨水廠和幕山梅林方向湯河原站3號巴士站乘坐前往鍛冶屋巴士,在鍛冶屋巴士站下車。從巴士站徒步約15分鐘 距离湯河原 2,121 米 |
營業時間 |
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預算(評價匯總) |
¥15,000~¥19,999¥10,000~¥14,999
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付款方式 |
无使用卡 |
服務費收費 |
サービス料10% |
座位數 |
18 Seats ( 包間最多8人,露臺席位最多12人。) |
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個人包廂 |
可能的 可容納8人 |
包場 |
可能的 可接受20人以下 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 店鋪前2臺 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間 |
酒水 |
對葡萄酒講究 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
神秘不為人知的餐廳,家庭式餐廳 |
服務 |
可提供慶祝・驚喜的服務 |
關於兒童 |
學齡前兒童不可 |
網站 | |
開店日 |
.. |
年度末の〆で心身共に疲れ切ったこの現実から逃れるかの如く、この日は少し足を伸ばして湯河原へやって来た。
良いタイミングでいつもお誘いいただいている方に連れて行ってもらった。
こちらは湯河原から2.5km程山腹へ入った一軒家レストランで、シェフが修業されていたトスカーナは海辺の町にあるヴィアレッジョのリストランテのスタイルで提供されている。
素材は湯河原をはじめとした近郊の魚、野菜、肉等を用いている。
この日は”お昼のおまかせコース(¥5,000(税別))をお願いしており、色々な素材を多皿で仕立てるコース料理とのこと。
飲み物は初めに(白)ベルリッキオ 、後半に(赤) ドルチェットをカラフェ(≒ピッチャー)でオーダー(それぞれ3,200円)。
白は酸味と辛味は穏やかでほんのりと甘味が出てくる物。
赤は軽い口当たりで酸味が利いており、最後のピリっと辛味も出てくる物。
カラフェで空気に触れさせて味を開花させている、まぁ安価で若いワインだ。
料理は見た目や味わい的には地味で飾り気の無いものだが、疲労困憊の身には逆にそれが有難い。
塩分も脂分も控え目な一皿のボリュームは少量で、人によっては味見程度の量かもしれぬ。
しかしこれが何とも優しく疲れた身体の隅々に染み込んでいく様な心地良い滋味溢れる味わいなのだ。
家庭料理の様な馴染みのある味わいとでも言おうか、スーッと外連味無く入っていく。
パンはすぐ近くにある”和っしょい”というベーカリーのカンパーニュとのこと。
自然派で素朴な風味とテイストが、飾らない鄙びた料理に合うのだ。
ただ、食べログの点数は過大評価だなぁ。それに価格も高めだ。
値段もサービス料10%が加算され、料理本体が6千円近く、カラフェで白赤1杯づつ程度で2千円追加の8千ちょいという具合。
使われている材料からしてどうみても原価率は低いのだが、そういった野暮な考えは抜きにしてちょっとしたリゾート気分を味合わせてもらったのでやや甘めとしたい。
以下、当日食べた物を記載しておく。
【4月某日のお昼のおまかせ】
◉トスカーナ風野菜の煮こみ”リ・ボッリータ”
黒キャベツが主体の豆、人参、玉葱、ジャガイモ等が入った物
オリーブオイルが素材に優しく絡み、少ない塩分ながらも野菜の旨味を最大限に引き出している。
特に黒キャベツからの甘味が料理の全容と為しており、非常にバランスの取れたリ・ボッリータである。
◉半田フルーツトマトとモッツァレラ 湯河原ブラッドオレンジのインサラータ
北海道ファットリオビオのイタリア職人が作ったモッツァレラとのこと。
瑞々しいミルクの旨味が凝縮し、サラリとした口当たりだがコクが深いチーズだ。
チーズ好きとしてはバランス的にも、もう少しモッツァレラが欲しいところだ。
オレンジは湯河原が北限であるが、渋味も苦味も程良く甘味のある味だ。
やや酸味が強めなマリネだが、パッションフルーツソースで円やかに仕上がっている。
◉金目鯛と大麦のオルゾット
本日一の白眉。
オルゾットとは米では無く、大麦で作ったリゾットのこと。
イタリア産大麦を金目鯛の頭から抽出した出汁でリゾットにし、トマトでまとめてある。
オルゾットには駿河湾沼津産の金目鯛の身も少し忍ばせてある。
金目鯛は蒸し焼きにしてトマトソースで煮込んであった。
大麦の食感は今までに味わったことの無い、独特の滑らかさを持っており、パッツリとした張りのある噛み応えが心地良い。
じんわりと金目鯛の濃厚な旨味が沁み出して、トマトの酸味とマリアージュした味わいたるやこの上無し。
◉スパゲッティ 緑野菜とアンチョビのソース
メインはブロッコリー。
パスタとの絡み合いで野菜には強めの火入れとのことだったが、ブロッコリーはシャキっとした適度な歯応えもあり、風味も飛んでいなかった。
アンチョビの塩気と旨味が香り高いブロッコリーと合わさって美味しいハーモニーを奏でていた。
パスタは太さ的にはスパゲッティーニ程で乾麺。
折角なので生パスタが戴きたかったが、そういったこだわりは無さそうだ。
◉沖縄アグー豚のドルチェフォルテ
グアンチャーレで仕上げたボルシチスタイルとのこと。
豚バラの様であったが、グアンチャーレとのことで頬肉か。
(グアンャーレとは、豚の頬肉を塩漬けにしたもの)
ドルチェフォルテとはトスカーナで甘酸っぱいという意味だそうだ。
付け合せはビーツとジャガイモ。
酸味が利いてよく煮込まれており柔らかいが、味わい的には特筆無し。
◉ドルチェ ココナッツともち米のクレマコッタ
糯米をココナッツと生クリームで煮た様な物で、シナモンメレンゲが上に乗る。
ブラッドオレンジが添えら、パッションフルーツのソースで愉しむ。
◉カフェ(コーヒー、紅茶、エスプレッソのいずれか)
淹れ立てのコーヒーで酸味も抑えめで香り良し。
また機会があれば、ランチでディナーメニューを戴きたいものだ。