体験したことない異空間 : Shinano

このお店の話を聞いてから、ずっと行って見たくて、京都から遠征しました。
いっぱい食べてしんどくなっても大丈夫なように、お店の近くのビジネスホテルを予約する気合の入れよう！

お店に行く前に、鳳凰の油そばを食べてしまったため、空腹状態ではなかったのですが。

細い路地を入る。
ここやんな？と思ったが、看板の電気が消えているではないですか。
あれっ、まさかやってない？
でも店内の明かりはついているみたい。
そろ～っと扉を開けると、営業中らしい。
よかったー、ここまできてやってなかったらやりきれない！

入店し、同行者と3人でカウンターに座り、満席のようです。

演歌が流れる店内。昭和なにおいがぷんぷんします。

「ヤッホーでいい？」とおかみさん。

すぐに
「ご飯ヤホ」
「具ヤホ」
「出汁ヤホ」と出してくれました。

あれ、大将がいないようだな、と、店内奥の小上がりを見てみると

寝てるー！
ふきんかけて寝てるー！

お、おぉ。そんな日もあるのかと納得し、お茶漬けをいただきます。

味は、具の入れ加減によるので、まぁ、さじ加減次第という感じ。

ご飯は軽くよそられているので、おかわりをする。

おかみさんを見ながら「ヤッホー」というと、「ヤホ」とおかわりしてくれる。
店内全員が頻繁におかわりするので、まーまー忙しそう。

しばらくすると大将が起きてきて、具をお皿に盛り付けた！
そして、
また寝たー！

えー！

そうこうしているうちに、お客さんが入れ替わり、4人連れのサラリーマンの方が入店。
カウンターは満席なので、奥の小上がりに行こうとするが、
おかみさんが「そっちはちょっと…。待っててください」と止める。
大将が寝てるからね。

また起きる大将。また具を盛り付けて、また寝る。
5分寝て3分仕事する。

体調が悪いのかな？

最終的に、私3杯、旦那6杯、友人7杯を食べたのですが、大将に「早く早く」とせかされ、
7杯以上食べると書けるという色紙は書けませんでした。
あれは、どうやって書けばいいの？

まー、日本であんなに自然にヤッホーが飛び交う店はないので、行って見て損はないかと。