ニセコ界隈でお安くノンビリ宿泊したい人にピッタリなお宿♪ : Waisu Onsen

例年通り、年末年始はニセコでスノーボード三昧。しかし、年末年始のスキー場及びその近辺のお店や飲食店、宿泊施設はもっとも繁盛する書き入れ時。しかもここは世界に名の知れたスキー場のニセコ。ニセコ界隈の宿達は日本人のみならずオージーやアジアン、少しのヨーロピアンな人達でイッパイ。チョット納得のいかない宿泊料金になっています。そんな時に頼りになるお宿が毎年宿泊させていただいている
「ワイス温泉」さん
です。
場所は倶知安町の隣町の共和町、鉄道で言うと倶知安駅の次の駅である小沢駅の２～３Ｋｍ程倶知安町寄りの手前に在ります。倶知安町の街中の入口には１０分程、ヒラフのゴンドラ前には２０分で到着しました。地図で見る距離感よりも実際は倶知安の町中を抜けたら信号が全く無いので思っている以上に早く着きますよ。
で、件の宿泊料金ですが、
①１泊２食付・入湯税・暖房費（冬季のみ）・消費税 \6,914
②１泊素泊まり・入湯税・暖房費（冬季のみ）・消費税 \5,410
とニセコ界隈で考えるとかなり良心的でしょう。ヒラフ辺りだとこの価格では素泊まりのドミトリーにも泊まれないかもしれませんからね。
ただ、最近は温泉の湧出量が減って（個人レベルでは温泉のメンテが大変みたい・・・）お風呂の入浴時間が１６時００分～２１時００分（立ち寄り湯の場合は２０時００分まで）になっちゃったみたい。朝風呂とかが無いと納得出来ない人には向かないですね。普段は仕事関係の人の宿泊が主で最近ＨＰも無くなって馴染みのお客さんのみの予約を取っているみたい（普通に湯治とかの観光客だと入浴時間の短さ、朝風呂に入れない事によりクレームとかになる事が有ったみたいなんですね。）。今回は４泊したのですが、その内お客さんが少なかった２泊は飯無しの素泊まりのみになりました。
そんな不便も有りますが、それが分かっていてもここの温泉はなかなかイイ泉質なので価格共に魅力的な宿です。だから、きっと来年も泊まっちゃうんだろうなぁ。

【今回のお食事の内容】

『２日目夕食』
すき焼き、お鍋（海老・鱈・つみれ・豆腐・しめじ・人参・ネギ・白菜・水菜）、刺身（鮪・ホタテ・サーモン・甘エビ）、イカ焼き、サーモンのマリネ、煮物（玉子・がんもどき・しらたき・さつま揚げ・大根・フキノトウ・竹の子）、年越しそば、漬物（沢庵・胡瓜の糠漬）、フルーツ（キュウィ・ミカン）

『３日目朝食』
鯖の塩焼き、きんぴらごぼう、白菜のおひたし、雑煮（すまし汁）、納豆、生卵

『３日目夕食』
鰈の唐揚げの甘酢餡掛け、お鍋（鯛・ホタテ・つみれ・豆腐・しめじ・シラタキ・人参・ネギ・エノキダケ・白菜・水菜）、刺身（ボタン海老・ホタテ・サーモン・鮪）、煮物（鶏・里芋・ゴボウ・椎茸・コンニャク・ニンジン・いんげん豆）、天ぷら（海老・カニカマ・ピーマン・茄子・南瓜・椎茸・舞茸）、ポテサラ、漬物（沢庵・奈良漬）、フルーツ（巨峰・ミカン）

『３日目朝食』
塩鮭、ホウレン草のおひたし、きんぴらごぼう、雑煮（すまし汁）、納豆、生卵

ニセコへのスキーで利用しました。
ヒラフのゴンドラ下や花園ゲレンデ等には車で２０分くらいで着きます。倶知安の街中を抜けたら信号が全く無いので思ったよりも近かかったです。ビレッジやアンヌプリ、モイワにも３５～４０分くらいで着けちゃいます。また、ニセコだけでなくキロロやルスツにも大体１時間前後で行けたのでスキー場のバリエーションは豊富に選択可能です。スキーの宿泊にも十分利用できる宿です。ただ、乾燥室は無いので、スキー板やブーツも含めてウェア等は部屋に干すことになります。
宿の周りには何も無いので「折角の北海道旅行、アフタースキーも楽しみたい！」って人にはちょっと不向きですかね。がっつりスキーを楽しみ、宿は寝るだけの人や、倶知安の街で買い物した後（宿の周辺にはコンビニはおろかお店らしき所は何も無いので事前の買い出しは必須です。強いて上げるなら宿から２～３ｋｍ先にある小沢駅の周辺に個人商店らしき所は在りましたが夜とかはやってないだろうなぁ・・・。やっぱり倶知安で買い出しして帰るのがベストでしょう。）夜は宿の中でワイワイと言う人にはお勧めできます。ただ、倶知安の街中へも車で１５分くらいで行けるので、運転手が犠牲になれるんなら、飲み食い共に楽しめるんじゃないでしょうか。
ただ、食事は各宿泊サイトの口コミにもあるように、料理の品数・量共にとても多く、大食漢の私でも食べきれなくなりそうな程だったので、夕食付なら外で食事できるほどお腹に余裕があるとは思えませんが・・・。その料理ですが、宿の方が仰っていたのは、できる限り地元の食材を使った家庭料理の様な素朴な料理との事でしたが、家庭料理っぽいのと旅館っぽい料理の中間くらいでしょうか。熱海や箱根、下呂や北陸、有馬や道後、別府等の温泉旅館の様なパッと見が豪華絢爛な料理ではありませんのでそこは期待しないように。ただ、蔵王や志賀高原、野沢温泉、白馬、上越方面、奥美濃、ハチなんかのスキー場近辺の宿なんかと比べれば全然見劣りしませんけどね。この宿泊料金を考えると十分以上に満足いく内容です。少なくともニセコのスキー場近辺のこの価格帯の宿の料理に比べれば十分以上でしょう。後、宿泊サイトの口コミを見ると作り置きで料理が冷たいとの評価もありますが（そのために食堂に電子レンジがあり、チンして温めるシステムになっています）、私的にはそれは価格的に求めすぎだと思います。少ない人数で宿を回しているのだから、この価格になるんだと思いますし、そんなに求めるならもっとお金をかけた宿に行けば良いのにと思わざるを得ません。
それと、もちろんお風呂も温泉なので、外に出かける理由がますます無くなるんですよね。その温泉ですが、内湯が１つだけですが、源泉掛け流しで、湯温も適温で（私は熱いお湯好きです。普通の人の感覚で言うと熱いと感じるかも・・・。そのために湯船に仕切りが有り、熱い湯と温かい湯に分けてありますが。）体の芯から温まる泉質でした。湯量が豊富なようでシャワーまで温泉だったので、スキーで疲れた体を癒してくれ、実に気持ち良かったです（加筆：現在は湧出量が減って入浴時間が１０：００～２１：００の間のみになったそうです。チェックアウト前に朝風呂をって訳にはいかないですね。）。この温泉は本当に良い泉質です。立ち寄り湯として地元の人も多く訪れていましたが、分かるような気がします。宿の設備欄に書いてないのですが、ボディソープとリンスインシャンプーはお風呂に有りました。ただ、３連泊したのですが、歯みがきは初日しかなかったので、連泊される人は持参した方が良いでしょう。また、風呂上がりの温まった体に地元共和町小沢の三田牧場のアイスクリームが染みるらしい、が私は食べていないので何とも言えませんが。まあ、美味いらしいですよ。
部屋も一人で使うには広過ぎる位で、家族４人位でも十分寛げる広さでした。また、部屋の広さにバリエーションがあるようなので、グループ旅行でも使い易そうです。それなのに一部屋一人利用でも特に割増料金がかかる訳でもなく一部屋複数人利用と料金が変わらないのはありがたいですね。１泊２食付６，６３０円（消費税・入湯税込み。冬場は暖房費３２０円が別途かかります。）と非常にコストパフォーマンスの高い宿です。
安価な宿なので、豪華さはありません。温泉旅館ではなく、スキー場近くによくある個人経営の民宿的感覚で利用すると十分以上に満足できるじゃないでしょうか。私は満足できました。
また、ニセコにスキーに行った際には利用させていただきたいと思います。宿の皆様、特にご主人には何かと気にかけていただき、ありがとうございました。お世話になりました。