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潔さと 素朴さと 洗練されたセンスと 穏やかさと
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kennny
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kennnyさんの他のお店の口コミ
店名 |
蕎麦と杜々(とと)
|
---|---|
ジャンル | そば、天ぷら、創作料理 |
お問い合わせ |
042-673-5592 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
高尾駅北口徒歩20分、高尾山口駅徒歩15分 高尾山口駅から724m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、iD、QUICPay) QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
14席 (座卓が4卓、パラソル席あり(4席)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 2台、土日は利用不可 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2011年12月30日 |
備考 |
※テラス席はペット同伴可 |
初投稿者 |
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高尾駅から甲州街道を西へ、西浅川交差点で小仏への道を見送り小仏川の橋を渡ってすぐの道を右へ、200mほど先の看板にしたがって左へ「蕎麦と雑穀料理杜々」蕎麦前と楽しんでからせいろそばをずずずずっっっっ。
2011年12月末に開業とのこと、甲州街道沿いに小さな看板が出てたのは気づいてましたが、なかなか立ち寄る機会がなく。たまたま高尾に用事があり、早めに上がれたので駅から歩いて向かいました。距離にして1.4km、20分ほど甲州街道を高尾山方面へ、小仏川に架かる上椚田橋を渡り清流を見下ろす堤防の道に入れば、こんなところにお蕎麦屋さんがあるの?と思うようなのんびりした住宅街。看板にしたがって道を折れてつきあたり右手、木の印が目立つ白く長い暖簾がこちらのお店です。
玄関で靴を脱ぎ「こんにちはー」と声をかけると、奥から「いらっしゃいませー」。居間のような客室手前にはさらに紺色の暖簾がかかっています。窓の外から光がたっぷり差し込む中に、木の床に4つのテーブルがあります。表にはテラス席のような誂も。腰をおろせば、窓からは高尾山北麓の緑が迫ってくるようで、なるほど杜々という店名はこの場所にふさわしい。天井からは丸い電球が下がり、奥には薪ストーブもあって、和風でも洋風でもない不思議な空間。奥の卓に座ると、若いけれど落着いた雰囲気の奥様が、そば茶と和紙に書かれたメニューを持ってきて、料理を丁寧に説明してくれます。メニューはけして多くないけれど、不思議と酒呑みの心に訴えかけてくるものばかり。
さて、せっかくだからお酒をいただきましょう。ビールはサントリーザ・プレミアム小瓶、キリン一番搾り、キリンノンアルコールビール。日本酒が奈良の大倉、千葉の五人娘、大倉の濁酒(720mm)。焼酎が小西醸造の玄米焼酎、豊永酒造の観無量。そしてソフトドリンクがりんごジュースと自家製雑穀入り甘酒、、以上。うーむなかなか自信と潔さを感じさせるラインナップじゃないですか。では大倉を。「ひのひかりです」とのこと、これはしっかり味のあるいいお酒ですよ。「お通しをおつけしてよろしいですか」もちろんです、そして雑穀料理という店名ですから、旬の野菜を使った前菜盛り合わせをいただきましょう。
木製の片口と一緒に出されたお通しは、ピーマンとめかぶの和え物。ピーマンのパリッとした歯ざわりとメカブのぬるりシャクっとした食感の対比がおもしろいし、味付けはごく最小限ながら料理としてのまとまりがあります。自宅でできそうだけどこの加減はちょっと真似できないなぁ、なんて感心しながら、旨みたっぷりの大倉をぐっといただけば、これぞ昼酒の至福。
前菜盛り合わせは、トマトと高野豆腐の軽い煮物、にんじんのもち粟あんかけ、キャベツとワカメの味噌ドレッシング。これらも調味料は控えめで、素材の美味しさを引き出しながらも料理としてのまとまりもあるものばかり。トマトと高野豆腐は少し洋風だけど出汁でうまくまとめてますね。味噌ドレッシングはほぼ生味噌なんですが香りがよく、キャベツもワカメも軽く湯通しして生の力強さは一歩後退させうまみと上品さを引き出しています。洗練された料理とはいいませんが、素朴さを残しつつもきちんと手を加えた料理になっている、そのバランスが素晴らしい。こちらの雑穀料理は、奥様のご担当とお聞きしました。
前菜をいただきほろ酔い加減になったところでお蕎麦をいただきます。笊に盛られた蕎麦はやや短め、綺麗に揃った細打ち。時期柄かあまり香りは強くないけれど素朴な香りがあり、穀物独特の甘さがあって思わず頬が緩みます。つけ汁は鰹と鯖節でしょうか、やや重心が低め。醤油の香りもしっかりありますが、辛さに角はなく、蕎麦の香りとぶつからず二層になっり蕎麦の味わいの下支えとなっています。。これはいいなぁ。素朴さの中にも洗練されたセンスが感じられます。ずずずずっっっっとすすっているうちに、なんだかニコニコしてきちゃうような、そんな穏やかさがあります。
今回はお腹がそんなに余裕がなかったので諦めましたが、揚げおにぎりや雑穀おにぎりも美味しそうだったなぁ。。つけ汁も精進汁なんて用意もあるようですし、これも気になる。場所柄か、リュック姿のお客さんがちらほら、お酒を楽しまれたり、のんびり蕎麦をすすられたりとくつろがれてる様子。
ご主人はずっと厨房にこもられたきり。帰りがけ、お会計の際に少しだけご主人の作業が見えましたが、実にていねいにやさしく調理をされているようにお見受けしました。まだ若そうに見えるご主人、八王子の名店車屋で修行をされたのだとか。そういえば、車屋も長いこと行っていないなぁ、久しぶりで出かけてみようかな。ご主人と奥様の「ありがとうございました」の声も、高尾山の懐にそっといだかれたお店らしく、けして大きすぎない優しい声でした。ごちそうさまでした。