のり弁はこのご時世なのに こんなに安くていいのか心配になってしまいます。追記)フェアで買ったBIGのり弁のコスパも凄い。 : ほっともっと 雑色店

非上場化に向けた東芝のTOBが話題になっていますが、一足先の今年2月にMBO(マネジメントバイアウト)による非上場化を果たしたのが「ほっともっと」を運営する㈱プレナス。

どちらも短期的利益を重視するファンド等の株主の影響を排除して、経営陣が長期的視点にたった改革を進めるフリーハンドを得るというのが表向きの狙いです。プレナスの創業者の資産管理会社はこのために約600億円を投じたらしい。

上場廃止から約半年。実際の事業運営に何か変化が出ていないか、ちょっと興味深いものがあったので、雑色駅前のオーケーに買い物に行った帰りにこちらのお店に立ち寄ってみました。ランチのテイクアウトが主目的。

MBO実行前のプレナスの経営改革の柱は直営店のフランチャイズ店への転換でしたが、こちらの店舗がどちらかは分かりません。

11時過ぎに入店するとエアコンの故障で店内はむうっとする暑さ。お客さんはともかく、火を使う厨房の状態が思いやられます。

購入したのは普通ののり弁380円を二個。ソースとだし醤油が選べるので１個づつにしました。5分ほど暑い店内で待って出来立てののり弁を受け取り。

すぐに家に持って帰って食べましたが、相変わらず安いのにそこそこ旨い。10年前の320円から380円に上がっているとはいえ、この値段で材料費、人件費、諸経費賄ってペイするのか心配になるくらいです。

それに外食産業一般に人手不足が課題となっている中で厨房のスタフを確保し続けられるのかも気になるところ。

資産管理会社が注ぎ込んだお金はすべて株主に流出して事業会社には一文も入らないというのがMBOの仕組みです。600億円も使うなら、顧客に魅力的な新メニューの開発や店舗スタフの労働環境改善にも回して欲しい。外野としてはそんな風に思ってしまいます。

追記
その後、10月24日〜10月30日に開催された「のり弁フェア」の期間に再訪。通常価格640円の「BIGのり弁当(ナポリタン)」を550円で買ってみました。

通常ののり弁のおかずとご飯に加えて、目玉焼きと粗挽きソーセージが乗ったナポリタンは見るからにボリューム満点。ナポリタンはソースと麺が意外とちゃんとしていて結構旨い。550円で十分満腹になりました。

週末のこの日は午前中のうちに京急雑色駅前にあるオーケージャンボサガン店に買い出し。一旦家に帰って午後からまた出かける用事があったので、ランチはこちらのほか弁屋さんで買って帰ることにしました。

注文したのは10月から新発売の『月見焼鳥つくね重』530円。因みに温泉玉子が無い『焼鳥つくね重』460円なので面倒じゃなければ温泉玉子は別にコンビニで買った方がいいかもしれません。

店内で5分程待って出来上がった弁当を受け取り。せっかくなので帰ってすぐに食べました。弁当箱のご飯の上には刻み海苔が敷かれ、上にタレの絡まったもも肉の焼鳥が数個と小判型のつくねが二個乗っています。温泉玉子は別添えなので自分で割ってオン。

食べてみると、焼鳥は言うほど炭火で焼いた感じはありません。軟骨入りというつくねは揚げてないチキンナゲットのよう。こう書くと美味しくないように思われるかもしれませんが、そうでもないところがさすがプレナスです。

タレが甘さ控えめなのと、アクセントとして入っている青ネギのせいで全体として締まりのある味に仕上がっています。七味は付いてますがスルー。浅草のやげん掘で買った『爽辛』掛けて美味しく頂きました。

コロナで外出が減った影響で世の中「コロナ太り」が蔓延しているそうですが、自分も例外ではありません。消費カロリーが少ないせいで体重増えるし、すっきりお腹が空きません。

そんな訳で終日在宅勤務のこの日ランチの調達に行った雑色駅前のほっともっとで買ったのは『彩・鶏そぼろ弁当』 460円(税込)。今年3月24日に発売された新商品でヘルシーでバランスの良い食事を指向したものだそうです。

豆類、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いもの頭文字を取った“まごわやさしい”オカズを盛り合わせたんだとか。カロリーは536kcalしかありません。

家に帰って開けてみると、食べてみると入っているのはややウェットな鶏そぼろ、ひじき煮、いなりあげ、小松菜の和え物、鮭のほぐし身、さつまいもの甘露煮、チキン南蛮ナゲット、だし巻玉子など盛りだくさん。

そこそこ美味しいものの、量的に物足りないなさは否めない感じです。女子向きという印象。

もう少しボリュームあるものにした方が良かったかもしれませんが、そうすると今度は夜になってもお腹が空かない。困ったものです。

2016年12月訪問
多店舗展開の大手チェーンは基本的に利用したくないし、してもレビューは書かないというのを原則としていますが、何事にも例外はあるもの。ケンタのレッドホットチキンに続く例外はこちらの新商品、あんかけかた焼そばです。

週末のこの日は外出して意外と帰りが遅くなったので、帰ってから何食べようかと思って歩いていたら目に飛び込んできたのがこちらの看板。あんかけ焼そばは柔らかいのが部分的に焦げてカリッとなったのが一番好きですが、長崎の皿うどんも含めて かた焼きそばも嫌いじゃない。今晩はそれで済ますことにして入店しました。先客は3～4人。

あんかけ焼そば640円を注文して10分くらいで受け取りました。家に帰って早速別盛りのあんを麺に掛けてから頂きます。麺は皿うどんのような細麺。店内で揚げたものではありませんが、油やけしたり湿気たりしていなくて新しい感じです。カリッと香ばしくて旨い。

そして あんがまたびっくり。豚肉、イカ、白菜、絹さや、キクラゲなど具は普通ですが、野菜のシャッキリ感がいい。味付けも含めてスーパーに売ってる冷凍食品はもちろん、そこらの街の中華より良いくらいです。店内調理なのかセントラルキッチンなのか分かりませんが、いずれにせよ上出来。

あんかけかた焼そばは自分ちでも時々作りますが、ほっともっとで買えるならその必要はなさそう。是非定番メニューとして残って欲しいです。

2016年8月訪問
日本にあって良かったと思うものの一つは『ほか弁』かな
一週間弱留守にしただけなのに、日本に帰って来てからというもの、日本の何でもない日常の食べ物が食べたくて仕方がない。立ち食い蕎麦、魚系の定食、東京風醤油ラーメン、うどん、おこわと来てこの日は地元の『ほか弁』です。

注文したのは博多辛子明太子のり弁。別に海苔弁そのものに思い入れはありませんが、基本中の基本のメニューだし、フィッシュ&チップスの味の記憶があるうちに白身のフライ食べてみるのもいいかと思って。

家に持って帰って食べたのり弁はいつもの美味しさ。海苔、ご飯、白身フライ、ちくわ天、きんぴらの一つ一つは取り立てて言う程のこともないけれど、総合的な組み合わせの妙というやつですね。白身フライも単体としてはロンドンのパブ、ソールズベリで食べたフィッシュ&チップスのぷりぷりのタラには敵いませんが、ご飯に合うのはこっち。

やはり日本にあって良かったと思うものの一つは『ほか弁』です。

2016年1月訪問
若菜跡に昨年末にできた店舗でのり牛買ってみました
西友系の弁当・惣菜店の若菜が昨年夏に業績好調にも関わらず、全国の路面店を全て一挙に閉店というニュースが流れたのが昨年８月のこと。その若菜の雑色店の跡に昨年末にオープンしたのがこちらのお店です。

普通こういう多店舗展開のチェーン店はよほどの理由がない限り、レビューの対象にはしないけれど、レビュワーの人口密度が異常に低いこのエリア、開店して１ヶ月経っても投稿される気配が無いので、業を煮やして自分で投稿することにしました。若菜時代以上にはやっているのになあ。

今回頂いたのは話題の『のり牛』390円。売れ筋商品だけに店内の保温ケースには作り置きのものもありましたが、新しく作ってもらうことにしました。他のお客さんの注文も８割りがた『のり牛』ですね。

10分近く待って受け取り。持って帰ってすぐに食べてみました。プラスチック容器の上にはウスターソースと一味唐辛子マヨが貼り付けてあります。蓋を取ってフライはソース派の自分としては白身魚フライにソースかけてがぶり。ふだんののり弁の味です。次に反対側に置かれた牛肉。にんにく醤油ベースのたれは濃いめで若干とろみがついています。染み込まないための考慮かもしれませんが、ちょっと違和感を感じました。牛肉そのものの質は悪くないと思います。

食べててやっぱり無理にのり弁に牛肉乗せる必然性は感じられませんでした。のり弁はやはりオリジナルのが一番。牛肉食べたければ吉野屋行くのがいいと思います。