転じるとき : 大連

再訪。5回目。
久々に訪問。大森駅から徒歩少々の場所にある餃子のお店。

夜、利用。

頂いたのは、
「チャーシューの冷菜」（590円）
「豚肉入り蒸し餃子 20ケ」（1,100円）
それと、瓶ビール（540円）

チャーシューは「冷菜」となっているが、ちゃんと温められての提供。
温めるか温めないかで、チャーシューは味が全然違うよね。当然、温められた方が旨い。
旨みが活性化。そして、油分はベトベトせずサラサラ。
それもネギがしっかり受け止めてくれて旨み昇華。

さて、そして。豚肉入り蒸し餃子。
前回と違い、豚肉臭さがなく、とてもスッキリとした味わい。旨いじゃないか～。
皮と餡とのバランスもとても綺麗。
皮は、最初は水分が多めでシットリだけど、時間が経つと徐々にドライになっていくので、
ギュッと引き締まった弾力が出てきて食感の妙が生まれる。
それと共に、それまで皮から供給されていた水分が逆に唾液を吸収する方向に転じ、
僕の舌の上では唾液が抜けた穴に餡の旨みが入り込み、旨みの感じ方が向上する。
こういう変化は、水餃子や焼き餃子にはない。蒸し餃子ならではの変化だ。
また、この転じ方も、ここ大連の皮だからこそ。

20個の餃子は、あっという間になくなった。

今回、チャーシューも美味しかったので、餃子ばかりではなく、
次回は他の料理も少し多めに頼んでみたいと思う。

再訪。4回目。

頂いたのは、
「牛肉茹で餃子」(680円)
「大根と牡蠣の焼き餃子(冬季限定)」(370円)
それと瓶ビール(530円)

「牛肉茹で餃子」は、皮が柔らかくってペロッていう食感。
その中から柔らかめの餡がヌルッと出てきて、喉をグイグイ通っていく。
この餃子の特徴はまさにここにあり、
この喉越し感は他店の茹で餃子にはないものだ。
ただ、餡の選択に関しては、今回の牛肉よりも、豚肉の方がいいかも。
豚肉だと味わいが華やかになるので、
全体の味のバランス的には「豚肉茹で餃子」の方が美味しく感じた。★3.6

冬季限定の「大根と牡蠣の焼き餃子」は、
牡蠣の独特の風味が悪い方向に出てしまっているのでイマイチ。★3.2
焼き餃子はノーマルの方が美味しいね。

結構お腹いっぱいになって、ビールも飲めて1,480円は安い。

再訪。
つい先日来たばかりと思っていたのだが、記録をみると1年半前・・・。
月日が経つのはあっという間だな・・・。

「豚肉入り蒸し餃子（20個）」（1,050円）
「春巻き」（280円）
それと、瓶ビール（530円)

「豚肉入り蒸し餃子」は、前回頂いた「牛肉入り蒸し餃子」があまりにも美味しかったので今回は豚肉入りバージョンを注文してみた。
ちなみに、他の餃子は10個でも注文できるのに「豚肉入り蒸し餃子」だけは20個でしか注文できない。
10個でできないかと交渉したが、だめとのこと。恐らく調理の関係でできないんだろうな。
なので、夢の餃子20個一人食い、と相成りました。
で、結論的には、蒸し餃子を頼むならこの豚肉入りではなく牛肉入りの方かな、と。
豚肉だと、豚肉特有のクセが出てしまう気がするのだ。
小籠包のようなスープが皮の中に染み出してきてこれはこれで美味しいけれど、
全体バランスの観点から、牛肉入りのような鮮烈さには欠けるように思う。★3.5

「春巻き」は安心なお味。皮のパリッとした感じと、餡の旨さとがベストマッチ。★3.7

ん～、これまで3回訪問でいろいろなバリエーションの餃子を頂いてみたが、
イチオシは、「牛肉入り蒸し餃子」と「焼き餃子」かな。

■2014年6月-----
再訪。
「牛肉入り蒸し餃子」(680円)
「高菜チャーハン」(790円)

「牛肉入り蒸し餃子」が、かなりヤバイ。
焼き餃子や茹で餃子と共に、大連式ではあるが皮が薄め。
蒸されて適度に水分が餡に残り、でも茹で餃子ほどは皮が水分を吸っていないので、
皮はしっとりとした粘着力があり、餡は濃縮されたジューシーさがある。
10個なんてあっという間だった。★4.3
さすがに20個は多いかもと思い注文を諦めた「豚肉入り蒸し餃子」を
やっぱり頼んでおけばよかったと後悔。でも、前向きな後悔。次回はこれだね。

「高菜チャーハン」は定番的な美味しさ。
多少ご飯がダマになっているが、塩味と高菜の酸味が適度に利いていて悪くはない。★3.3

■2013年5月-----
以前から大森に美味しい餃子屋さんがあるという噂は耳にしていたのだが、
駅からちょっと歩く距離にあることからなかなか訪問する機会がなかった。
しかしながら、実際に行ってみるとそんな苦になるような距離でもなく、
むしろその距離を歩いても十二分にお釣りがくるような美味しい餃子を頂くことが出来たので、
もっと早くに行っておけばよかったと思った。

お店はこじんまり。
混雑時は相席もありえると思える感じでコンパクト。

まずは餃子、ということで
「焼き餃子(７ケ)」（350円)
「豚肉茹で餃子(10ケ)」（530円）
とビールを注文。

まず焼き餃子。
スタイルは大連式。そして羽根付き。
皮は若干分厚く、餡は豚肉と野菜が心地よい弾力で、これらの相乗効果で非常にバランスが取れた食感。
味の方も、何かが突出しているわけでもなく、何かが足りないわけでもなく、非常に良いバランス。
そして、羽根自体も心地よくパリッとして、それでいて油っこくないので、頂いていて気持ちいい。
これほどまでに、ライトで、心地よい、大連式焼き餃子が他にあっただろうか。
これまで多くの大連式焼き餃子を東京で頂いてきたが、ここが最も美味しいのではないだろうか。★4.3

また、茹で餃子もかなりのもの。
餡は焼き餃子のものと同じと思われ、豚肉と野菜が心地よい弾力だし、心地よいバランス。
そして、茹でることによって皮に適度に水分が残り、ジューシーな餡との一体感が非常に良い。
一般的な大連式餃子の皮より若干薄いが、これがまた心地いい。★4.3

いや～、すごくいい。
あまりにも美味しかったので、あっという間に17個の餃子が胃に収まった。

餃子にこれまで喉越しという言葉は使われてこなかったと思うが、
この餃子はグイグイと喉を通っていくのが心地よく、まさに喉越しがいい餃子。

いや～、最初もうちょっと追加でお願いしようかと思っていたのだが、
サイズもそこそこあるので、これだけでお腹いっぱいになってしまった。
これで会計1500円ほど。安い。