『〝恵比寿のパリ〞きめの細やかな応対と骨太ビストロ料理』 : アベス

恵比寿・ビストロ　「Abbesses (アベス)」

テーマは“Bistro de Paris”パリからそのまま飛び出して来たかのような本場のビストロ。

開業して10年、荻窪から恵比寿に移転して5年。ハレの日だけのフランス料理ではなく、日常に根付いた本物の美味しいフランス料理を。フランス各地修行したシェフの料理は、シンプルな中にもしっかりとフランスを感じさせる直球料理。

このお店のビル名が「阿部」だったのはたまたまで、店名は初代店主が修業したパリの店の最寄り駅の名前から拝借とのこと。それはパリ18区にあるメトロ12号の駅。モンマルトル界隈へアクセスするならココを利用すると便利です。

オーナーである初代料理長の矢作三郎さんに師事し、現在の二代目料理長は、レシピを継ぎ、オープン当時から変わらぬ味を守り続けている神吉淳作さん。

週替わりランチメニュー。ランチセット（季節のスープ、自家製パン、メインディッシュ、ドリンク）、これにデザートが付くランチの2種。

選べるメイン。「若鶏のレモンクリーム煮込み」、「豚ロース肉の黒胡椒焼き 粒マスタードソース」、「サーモンのヴァプール ベアルネーズソース」。
本日のデセールはパリ・ビストロの定番「シナモンのシューアイス、チョコレートとアーモンド掛け」。

ランチセットの「若鶏のレモンクリーム煮込み」をお願いしました。

【スープ】
「マッシュルームのクリームスープ」
優しく包み込むマッシュルームの香り。マッシュルームをたっぷり使用したことがうかがえるコクのある冷製スープです。

【メイン】
「若鶏のレモンクリーム煮込み」
軽いクリームソースのチキンの煮込み。オニオンソテーをのせ、皮目をこんがり焼いた本場のビストロさながら級の大きさのチキン。これを覆うのはまろやかでコクのあるフリカッセソース。アクセントに入れたレモンの酸味がチキンを爽やかに引き立てています。付け合せは、白ワイン入り？ビネグレットソースで和えたサラダ。

【ライス】
「バターライス」
バターを溶かしこんで炊いた、クリームソースに合うピラフ。見た目よりボリュームもありました。

【ドリンク】
「アイステイ」
薫り高い茶葉。

ギョランのご夫婦もそうですが、こちらの明るいスタッフもにこやかでとっても丁寧な応対。気さくに話しかけてくれたり、近郊オウエルにも「久しぶりですね」と挨拶される、こんなところもフランスの日常にあるビストロと同じ、魅力満載。

クラシカルなビストロ料理ながら、よい素材で丁寧に仕上げて、味わいお見事で、リーズナブルに提供してくれるのは良心的です。シェフにも、帰りはお見送りしてくださいました。今度は夜に是非。

恵比寿を代表する人気ビストロ「Abbesses」。こちらもテイクアウトを開始されました。

テーマは“Bistro de Paris”パリからそのまま飛び出して来たかのような本場のビストロ「週に2度通いたくなるビストロフレンチ」。アベスとは、パリ・メトロ12号にある駅の名前と同じだけれど関係あるのかな。

フランス各地修行したシェフの料理は、シンプルな中にもしっかりとフランスを感じさせる直球料理とのこと。なかなか平日ランチが不可能、帰りの途中に伺いました。入り口でお姉さんが待っていてくださいました！

☆テイクアウト・メインのチョイスもデザートまで種類豊富。
ベーコンとほうれん草のキッシュ、ブルーチーズのキッシュ、サーモンとキノコのキッシュ　、桜エビのキッシュ、豚のキーマ風キッシュ、パテ・ド・カンパーニュのワッフルサンド、スモークチキンのワッフルサンド、鶏もも肉のコンフィ、シャラン鴨もも肉のコンフィ、ローストポーク　ハーブとケイパーのソース(量売)、紅茶とアプリコットのケーキ

HPから、事前に電話して伺いました。
「鶏もも肉のコンフィ」「スモークチキンのワッフルサンド」「紅茶とアプリコットのケーキ」

【メイン】
『スモークチキンのワッフルサンド』
スモークチキンとトマトとキャベツのマリネを挟んだパンはパンドミではなく、いわゆるベルギーワッフル。スモークチキンは厚切りの大ぶりが4枚という豪快さ、トマトも分厚く、食べにくい位！キャベツがしゃきしゃきのマリネという細やかな技も入れて盛り込みのかぶりつきサンドイッチ。時間が経つにつれてワッフルがゴーフルに変わってしまうという寿命が短いのが難点。

【メイン】
「鶏もも肉のコンフィ」
コンフィは、家でレンチン後、フライパンで焼くだけ。食べてみると、見事、身はやわらかしっとりの仕上がり。しっかりした味があるのでソースも不要。もともとフランスの兵隊さんの保存食ですからね、川でも森でも美味しくいただけますね。

【デザート】
「紅茶とアプリコットのケーキ」
紅茶の香りは爽やか、フルーツの濃厚な味わいも加わって、風味も豊か。アプリコットの果汁なのかかなりしっとりタイプ。

フランス料理で価格が高いお店が増えている中で、この価格はありがたいもの。恵比寿価格を反映していないところが素晴らしい！フランス各地で修業した店主がパリ時代に感動した師匠の味をベースにした“フレンチの技法で程よく〆たサバ”。夜に改めて伺おうと思います。