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開業1650年！ フレンチ洋食の誇り高きカレーライス、竹橋「タカサゴ」。
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オビキン
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店舗基本情報
| 店名 |
カレーの店 タカサゴ
|
|---|---|
| ジャンル | 洋食、パスタ、カレー |
| お問い合わせ |
03-3214-2520 |
| 予約可否 |
予約不可 東京メトロ東西線 竹橋駅1b出口すぐ |
| 住所 | |
| 交通手段 |
竹橋駅から125m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席・設備
| 席数 |
30席 （テーブル席は狭いです） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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江戸時代、 1650（慶安3）年に内神田で初代が「一膳飯屋 高瀬屋」として創業したということで、以来373年の歴史を持つ超超老舗！ すごいですね。現在はカレーの店、という肩書きがありますが現11代目はフレンチ出身ということでカレーは欧風カレーなのだそうです。
神田学会の監修サイト「KANDAアーカイブ」で11代目がお店の歴史を詳細に語っておられます。↓
第22回 タカサゴ | KANDAアーカイブ
https://www.kandagakkai.org/wp/?p=463
そんな古刹と知らず純粋に行きたい行きたいと以前から思っていた「タカサゴ」。ロケーションは竹橋駅上に建つパレスサイドビルの地下。2棟の円筒形ビルがランドマークとなっている本建築の設計は林昌二氏を中心とした日建設計のグループ。1966年竣工、外見だけが個性的なわけではなく内部空間の設計やコンコースなども開放的ながら格式も感じられる名建築です。パレスサイド＝皇居脇ですね。
そんな建築の中にこの超老舗が入っているとは何とも数奇な縁組みに感じます。
カウンターに座りましたがキッチン内がよく見えず11代目と12代目がたまに見え隠れするシチュエーションです。奥様のハイトーンボイスが店内に響いて活気があります。
カレーの店、ということですから、初訪問なのでカレーをいただかないわけには参りません。タカサゴ風ピラフ、などどいう超魅力的な献立もありますが、やはりカレーですね。
●ビーフカレー
オーダーしてから1分せずに配膳されました。グレイビーボートとプレーンプレートの欧風カレーの定型的セットです。ライスは推定240g。ビーフは小さめなカット肉が数コロ。そんな単位はないげどもそんな感じのサイズ感です。柔らかく煮込まれて脂身部分もトロっとしています。カレーソースは確かに欧風です。辛味も少しあります。コクというよりキレ勝負のカレーと感じます。甘み、酸味、スパイス感などがバランス良すぎて、どの味覚カテゴリにもずば抜けた数値というか特徴を示すことがないカレーと言えそうです。フレンチの味付けというより昔ながらの日本の家庭のカレーの中に上質なキレが備わった感じです。
ただ、ライスが硬いです。これはカレーライスに限ったことではないはずなので、ほかの定食の方たちも同感のまま食べ進めていると思われます。水分少なめの炊き具合というより乾いた硬さに感じます。カレーライスは50%がライスの質で決まります。ちょっと厳しく思えてきます。
超老舗の伝統的な料理、カレーライス。洋食屋のカレーとも蕎麦屋のカレーとも違い、唯一無二の明らかに「タカサゴ」のオリジナルカレーです。これからもこのソースの味は受け継がれることでしょう。しかしライスは先進的な発展を遂げても良いかもしれません。
初訪問なので冠のカレーをいただきましたが、真骨頂は洋食にあると察しました。だって、周りの皆さんがみんなカレーではなく洋食をオーダーしています。それらがすべて美味しそうです。よし、次回は洋食を。
これからも、創業400年、いや500年を目指して伝家の宝刀を守り続けてほしいです。ごちそうさまでした。