進化し続けているお店！ : 蕎麦懐石 さくら荘

埼玉県の鶴ヶ島にあるお店です。
前回書き込んだ時から私のお蕎麦屋さんローテーションに入ったので、定期的に通っています。場所は、鶴ヶ島市運動公園の近くにあります。圏央道の鶴ヶ島ICを出て数分の距離で、私の自宅からだと車で10分ちょっとの距離です。駅からは遠いので車がないと厳しいですね。お店の前に駐車場が10台分くらいあります。
お店には靴を脱いで上がります。畳の和室にテーブル席が並んでいます。落ち着いた和モダンな雰囲気がとても良いです。所々にある格子が良いアクセントになっています。

ご主人は立川の蕎麦懐石の名店である「無庵」で修行されました。同門のお弟子さんのお店は、東村山の「土家」、根津の「雙柿庵」、松本の「滿」などバリバリの蕎麦懐石のお店で、美味しいお蕎麦をささっと啜って帰る私にはとても敷居が高いお店です。(^_^;)
でも、このお店ではそれを楽しめるんですよね〜。本当に嬉しい限りです。

毎回、そばがき、せいろ、十割（要予約）を頂きますが、ご主人がいろいろと研究中で蕎麦の挽き方が毎回違いますので、そのつもりで読んで下さい。最近、粗挽きに凝っているそうで、そばがき、せいろ、十割ともにかなり攻めたものが出てきます。写真をご覧になって下さい。

●そばがき
良く見ると白、黒、赤と玄蕎麦のたくさんの色が混じっています。一口頂くと、ざらりとしたねっとり系で風味豊かです。時々玄蕎麦の歯応えを感じつつ楽しんで頂けます。だんだんと粗挽きになり、直近ではそばの実がそのまま入ったものまででてきました。粗過ぎです。(笑)

●十割
こちらもそばがきに負けず攻めてます。褐色でかなりの太切りですが、きちんとエッジが立っています。こちらも白や黒の星が沢山飛んでいます。一口頂くと風味が良いですね～。歯応えがあってしかも固すぎないのでぎりぎり啜って頂けます。お蕎麦は、埼玉県の三芳産の丸抜きに茨城県の常陸秋そばの玄蕎麦をミックスしたものがメインで、その時々でミックスの具合を変えています。かなりの粗挽きでも良く繋がっていますので、蕎麦打ちの技術も素晴らしいと思います。また、粗挽きにして野趣を感じつつもほっこりとした優しさを感じるのは、三芳産そばの素性の良さでしょうか。
このお店は、せいろの他に色々な種類の陶器に笊を引かずにそのまま盛られる事も多いですが、まったく水が溜まっていないのでいつも驚きます。

●かけ蕎麦
寒い日にはとても温まります。優しい甘汁にふわっとほぐれるお蕎麦が良いですね。

●天ぷら
季節によって牡蠣やイチジク、秋刀魚なども天ぷらで頂けます。蕎麦懐石のお店ですので、天ぷらなどもとても美味しいです。

●「うにと栗と黄金桃の蕎麦パスタ」
奥さんが頼みました。組み合わせ的に絶対美味しいと思うのですが、おすそ分けが無かったので味に関してはコメントできませんが、ビジュアルはとても魅力的です。

●甘味
そばがきに小豆を添えたものや、季節によって栗と栗あんが添えられる事もあります。
一番印象的だったのが、そばがきにずんだを盛ったデザートです。運ばれて来た時から漂うずんだの香りが食欲をそそります。ずんだの香り、適度な甘さとそばがきは合いますね〜。

ごちそうさまでした！

鶴ヶ島市にあるお店です。3年ぶりの再訪です。
鶴ヶ島市運動公園の近くにあります。圏央道の鶴ヶ島ICを出て数分の距離で、私の自宅からだと車で10分ちょっとの距離です。お店の前に駐車場が10台分くらいあります。

入口を入って玄関で靴を脱いで上がります。正面が畳の部屋で、8畳間が3間つながっていて、4人掛けのテーブル席が並んでいます。土日は混んでいるので、予約をした方が良いと思います。私も予約しておいたので窓際の席を用意して頂きました。
室内は、以前来た時も落ち着いた和モダンな雰囲気でしたが、さらにレベルアップした印象です。花やオブジェがさりげなく飾ってあり、ご主人のセンスの良さが光る落ち着いた空間になっています。

最近、インスタの情報でこのお店も三芳産のお蕎麦を使っている情報があったので、お蕎麦を楽しみに来ました。
メニューを見て、私はそばがきとせいろと十割そば。奥さんが天せいろで食後にそばがきぜんざいを頼みました。

10分くらいで、そばがきがきました。
そばがきは、白い器にお湯が張ってあり、丸いそばがきが入っています。玄蕎麦も入った粗挽きなので見た目がざらざらしていて、星がたくさん飛んでいます。見た目はざんぐり系ですが、一口頂くと、柔らか目のねっとり派で適度な歯応えがあり、粗挽きのざらざらした食感が残ります。風味を感じる美味しいそばがきです。量はちょうど一人前くらいでしょうか。

その後、お蕎麦が来ました。細長いせいろに２山盛られています。エッジは立っていませんが、玄蕎麦も混ぜているようで星がたくさん飛んでいて透明感のあるお蕎麦です。少し切りむらが見えますが、気にはなりません。
一口頂くと少しジューシーで風味が強くて甘味を感じる美味しいお蕎麦です。

次が十割蕎麦です。窓際の外光と室内の白熱光が当たっているので写真ではうまく色が出ていませんが、きれいな薄緑色のお蕎麦です。先ほどのせいろとは違って丸抜きを挽いているようで星がほとんど見えない端正なお蕎麦です。
さっそく頂くと、風味が良いです。歯応えもよく甘味も感じます。ほっこりとした食感で採れたての素材をそのまま頂いているような印象を受けました。三芳産のお蕎麦も良いのでしょうが、それを生かしている打ち手の技も感じました。

つけ汁は、口当たりがとてもまろやかで、少し甘味も感じられて美味しい汁です。蕎麦との相性も良いですね。
蕎麦湯は釜湯でさっぱりしています。

食後はそばがきぜんざいです。最初にたべた粗挽きのそばがきに小豆が乗せられたタイプのぜんざいで、甘味を抑えた上品な味で美味しかったです。

以前は、腕の良い料理人との印象でお蕎麦はあまり印象に残っていませんでしたが、今回のお蕎麦は格段のレベルアップで本当に美味しかったです。
お店のインテリア、花やオブジェの配置などセンスの良さが光り、そこに居るだけでも癒される空間です。通うべきお店が増えてしまいました。

ごちそうさまでした！　また伺います。

鶴ヶ島市にあるお店です。鶴ヶ島市運動公園の近くにあります。
川越方面から運動公園前の道を進み、その先の交差点を右折して右側にあります。畑の中の一軒屋を利用しています。現在は、周辺が住宅街になっていますが少し前まで畑でした。
お店の前に駐車場が10台分くらいあります。
入口を入ると、玄関で靴を脱いで上がります。正面が畳の部屋で、8畳間が3間つながっていて、4人掛けのテーブル席が並んでいます。一番奥の部屋のテーブルに座ります。
以前来た時は、お庭に面した席もありましたが、変わっていました。部屋には掛け軸が掛けられていて、お花も飾られており落ち着いた雰囲気になっています。
私の北海道の実家も、同じように8畳間が3つ並んでいたので、何だか懐かしく思いました。

メニューを見ます。（税込）
・石挽きせいろ：756円 小：540円 大盛り：270円
・辛味大根おろしそば：972円
・鴨汁せいろ（岩手県産あい鴨）：1,620円
・天ぷらせいろ：1,620円
・つけとろせいろ：1,080円
・そば遊膳（昼限定）：2,484円
・そばがき：864円
・そばがきぜんざい：486円
・牡蠣の天ぷら：756円
私はそばがきと石挽きせいろ、奥さんが牡蠣の天ぷらと石挽きせいろ。食後にそばがきぜんざいを2つ頼みました。

15分くらいで、天ぷらとそばがきがきました。
牡蠣の天ぷらは、牡蠣の天ぷらが4つと野菜です。粗塩が添えられています。牡蠣の天ぷらを一つ頂きましたが、衣がさくさくしていて噛むと熱々の牡蠣の美味しさと香りが口の中に広がります。これは美味しい天ぷらです！

そばがきは、黒い大きな入れ物にお湯が張ってあり、丸いそばがきが入っています。蕎麦粉が粗挽きなので見た目がざらざらしていて、星が飛んでいます。一口頂くと、柔らか目ですが歯応えがあり、粗挽きのざらざらした食感が残ります。風味を感じる美味しいそばがきです。量はちょうど一人前くらいでしょうか。

その後、蕎麦が来ました。大きな三島の皿に直接、白っぽいそばが盛られています。粗挽きなので星がたくさん飛んでいます。表面がテカテカした感じで、おそらく機械打ちだと思いますが、腰が十分にあって、風味もあり、のど越しが良いそばです。量も十分にあります。
驚いたのが水切りのうまさです。笊を引かずに皿に直接盛る場合は水が溜まっている事が多いのですが、まったく溜まっていません。
このお店は、器にもこだわりがあるようで、私と奥さんのお蕎麦で違うタイプの皿を使っていました。

つけ汁は、口当たりがとてもまろやかで、少し醤油感がありますが甘味も感じられて美味しい汁です。蕎麦との相性も良いですね。

蕎麦湯は釜湯でさっぱりしています。

食後にそばがきぜんざいがきました。最初にたべた粗挽きのそばがきに小豆が乗せられたタイプのぜんざいで、甘味を抑えた上品な味で美味しかったです。

以前、天せいろを食べた時は、それほど印象に残っていませんでしたが、今回は店内のセンスの良さと料理人の技術の高さを感じました。

ごちそうさまでした！