セシモテレビさんのマイ★ベストレストラン 2016

蔦屋書店（TSUTAYA）が手掛ける、本屋とオシャレな店舗が複合する大型施設「湘南T-Site」。
夏場はビアガーデンも楽しめるテラス席を有するレストランが幾つかあり、そのひとつがこの「Thanks on the table」です。

2階にある店舗の入口から続く狭い通路を抜けると、サラダやパンのビュッフェコーナーの輝くスポット。
奥にはダークブラウンのテーブル、椅子、家具類が綺麗な屋内空間があり、屋外テラス席はパラソルで雰囲気抜群。

夏は屋外のテラス席でビアガーデンを楽しめますし、屋内は時期によってビュッフェスタイルになる場合も。
イチオシの自家製ローストビーフを筆頭に、パスタ、ピザなど数種類あってこだわりを感じさせる内容。

●ローストビーフ レギュラーサイズ 2,149円
味わい控えめの特性グレイビーソースに染まった、レギュラー140gのローストビーフ。
US黒毛牛サーロイン使用で適度に脂が乗り、じっくり焼き上げてジューシーさと柔らかさを出したのが特徴とのこと。
レア加減ゆえの美味しさと脂の旨さを楽しめて、確かに一般のローストビーフより柔らかいのでレア感とステーキ感覚があり。

どちらかというと軽めでしっとりと楽しめる肉。多少の切りにくさはあれど、ゆったりとしたディナーを楽しむなら充分。
薬味としてトマトソース、柚子胡椒、白わさびが付いてきて、これらを軽くつけると味が引き締まって肉が引き立ちます。
そして、バターの味わい豊かで滑らかなコクが素晴らしいマッシュポテトが沢山乗っていて、これがかなりクセになります。

この日は夕方もビュッフェ形式で、メインディッシュのみの値段でバイキングを堪能。
ビュッフェではサラダ、パンの食べ放題にソフトドリンクの飲み放題を楽しむことができます。

サラダの品目が多いのがひとつの特徴。
パプリカ、かぼちゃ、マカロニなどもあって彩りよく、苦味やクセがなくて食べやすいです。
酵母の味わいが豊かなパンは小さくて手づかみで食べやすく、メインディッシュと合わせて食べやすくて飽きない味。
そして、ドリンクのアイスティーが香り高くて絶品。

この商業施設自体がとてもオシャレで、建物の雰囲気との統一感をしっかり出している店内の造りが素敵。
今度は屋外のビアガーデンを楽しんでみたいです。

新宿三丁目の伊勢丹近くのビル5階にある、ジンギスカンを楽しめる名チェーン店。
北海道で「まつじん」の愛称で親しまれている名店で、東京進出の3店舗目がこの新宿三丁目店です。

ビル自体の狭苦しさと一変して、店内に入れば木材によるベージュ色の温かさと新店舗ゆえの綺麗な内装が見事。
気品と落ち着きがあるテーブル席で、客層も良い感じで周囲をあまり気にせずゆったりと食事やお酒を楽しめます。

今回は昼の利用で、お酒無しであれば2000円以内でお腹一杯ガッツリ楽しめるのが魅力。
昼メニューの肉はラム、特上ラム、リブロースラムの3種類がメイン。
特にリブロースラムは一匹から少ししか取れない貴重な部位として値段は高めに設定されています。

メニューは「セット」と「ビュッフェスタイル」の2種類があり、グループ全員どちらかに統一が必要とのこと。
ビュッフェスタイルでは、ご飯、スープ、サラダ、ドリンク取り放題で、小食でなければこちらがお値打ちの印象。

食べ方は俗に言う「まつじんスタイル」。
あらかじめタレ漬けされた羊肉を焼き、焼いた後はタレを付けずにそのまま食べるというもの。
そして、鍋の周囲のくぼみで野菜を煮込んで食べます。

●大盛りラムランチ ビュッフェセット 1,480円
通常のラム肉ですが、臭みとも取れそうな羊肉独特の味わいが強めに出ます。
脂身が少ないながら柔らかい肉質は悪くなく、肉らしさをしっかり楽しめます。

●大盛り特上ラムランチ ビュッフェセット 1,680円
通常よりも臭みっぽいクセが弱くて、食べやすい味わいに仕上がった特上ラム。
クセがないぶん肉らしい味をしっかり楽しめて、野菜との相性もバッチリ。

●リブロースラムランチ ビュッフェセット 2,200円
大きめの肉で出てくる、希少部位のリブロース。
こちらもクセが弱くて食べやすく、タレの馴染み方が良くて優しめ弾力の食感もまた良好。
特上ラムとどちらが美味しいか迷うところではありますが、個人的には特上ラムのほうが好き。

最初はクセの弱い特上ラムが美味しく感じますが、慣れてくると通常のラムも野性的で良いと感じてきます。
肉は鉢型の丼で出てきて、タレが底に溜まっているのでタレに馴染んだ底から肉を取ったほうがベター。

シャキシャキのもやしが美味しくて、肉にもやしを挟んでほおばるように食べるのもひとつの手。
そして、カボチャとニンジンは熱をしっかり通すのが肝要。ホクホクの味わいが鼻へと抜けてかなり旨いです。

ライスは北海道産ゆめぴりか。甘み弱めの比較的硬めで炊いてくれるので、肉、野菜、タレを受けるのにピッタリ。
サラダはクルトンとコーンを盛ることができて、ごまドレ、和風ドレがなかなか美味しいもの。
デザートの杏仁豆腐は瓶入りで、とろけるプリン的な柔らかさ滑らかさでこれもいい味です。

料理全般を美味しく出してくれるのが好印象で、重要な肉もそこそこ良い感じ。
雰囲気も良くて、今度は夜にお酒を添えて楽しんでみたいです。

（※熊本地震後に来訪。大半の店舗が通常営業化してきた熊本市内で営業中のお店です）

熊本城の二の丸の位置にある観光商業地「城彩苑」内にある、スムージーやソフトクリームのお店。

城彩苑の中央で行列を作ることもある、いちごソフトクリームが名物のテイクアウト専門店です。
スムージーの種類も多いですが、いかんせん400円前後と値段は高めです。

●熊本県産いちごオニ盛りソフト 450円
いちごソフトクリームに熊本県産いちごを8個ほどトッピングした、豪華なソフトクリーム。
女性店員さんがいちごをハーフカットして、崩れないよう丁寧に乗せて出してくれます。

優しい甘みのいちごソフトクリームに対して、酸味あるいちごがアクセントになり食べ応え抜群。
少し硬めでジューシーないちごは落ちにくく、この手の見た目で食べやすいというのも嬉しいところ。
そして、トップからかけてくれるいちごジャムが美味しくて、香り豊かで飽きずにいただけます。

コーンも美味しくて最後まで満足。しかも一般のソフトと比べてリーズナブルでお値打ち。
春だけの期間限定と雑誌に掲載されていたようですが、5月でも普通に売られていて観光客に大人気。

満足度の高いソフトクリームを堪能できる、素敵なお店です。

五反田駅から徒歩で行ける繁華街の裏路地にある、焼き鳥が旨い居酒屋さん。
黒を基調としたスタイリッシュな空間で、焼き鳥を筆頭に鶏料理などを楽しめるお店です。

小さめな敷地で個人店らしさのある店内は、パッと見ただけでこだわりを感じさせる雰囲気。
厨房と少し仕切られて落ち着けるカウンター席、そしてワイワイと少人数で楽しめそうなテーブル席。

料理は種類こそ少なめですが初来訪なら問題なく、先付、サラダ、一品料理、焼き鳥など一通り揃います。
特に〆のご飯モノが多く、鶏土鍋ご飯、お茶漬け、ラーメンなど色々あります。

●鶏皮餃子 500円
餃子の具を鶏の皮で包んだ、鶏皮餃子が5個1皿。
表面の焼き色が綺麗な皮。さくっと軽快な食感を持ちつつ、厚みある皮の脂肪がまったり柔らかい。
クリーミーな餡が特徴で、鶏肉とネギを使用しているような味わい。これ、結構好きです。

●トマトと生ハムのサラダ 500円
ベビーリーフ（？）の野菜が少ない、トマト1個と生ハムのスライスが主役のサラダ。
見た目の盛り付けは綺麗ですが、味は予想どおり想像どおりといった印象。
苦みあるトマトに塩気ある生ハムで、ちょっとずつ食べ進めていく感じです。

●焼き鳥 各種 1本200円台
10種類ほどある焼き鳥。今回は塩つくね、やげん軟骨、せせり、はつをチョイス。
ここの焼き鳥は値段こそ高いですが、その値段に見合った美味しさがあって絶品。
炭火で内側まで熱々に仕上げてくれて、それでいてギリギリ表面を焦がさない焼き具合が実に見事。
「生の感覚がしっかり残っている」上に「焼きの香ばしさもしっかり出ている」感覚がたまらないです。

やげん軟骨に皮が少し付いているのも特徴。1つずつ身が大きくてほおばるようにいただけます。
身から出る油がふんわり香ばしく、店内の照明でツヤと輝きが出て見た目の美しさもあります。
空気を含んで柔らかい塩つくね、プリッとした食感のハツ、鶏肉らしさを存分に楽しめるせせり。

●生ビール サッポロ黒ラベル
焼き鳥にピッタリの生ビール。粗くなくて、滑らかな泡とビールの飲み口を楽しめます。
臭みがなくてクリアな味わいが素敵だと感じたものの、これはビールサーバーが新しいからでしょうか。
この味を維持できれば「生ビールの美味しい店」という評判も得られそうな高いレベルです。

2016年3月オープンのお店のようですが、早くも地元サラリーマンっぽさを感じるお客さんで一杯。
土地柄ということもあって全般的に高めの値段設定ですが、いいお店だと思います。

国道1号を藤沢から東京方面へと向かい、途中でうっかり入りがちな横浜新道の料金所手前の戸塚PA上り線。
どうやら陸路からも入れる様子のパーキングエリアで、売店と一体化したラーメン屋さんがこのお店です。

高円寺（閉店）や西武新宿（閉店）で知名度の高いラーメン屋さんとしてチェーン化し、
現在は海老名SA上り線で1日1,500杯を売り上げる人気ラーメン店。鹿児島県内にも店舗あり。
九州の白濁とんこつラーメンの中では澄んだ傾向のスープとして、純粋な旨みを楽しめる鹿児島ラーメンの名店です。

パーキング唯一の飲食店として、旧テナント由来の明るく安っぽい食堂タイプながらテーブルや椅子は綺麗。
食券制のセルフ式フードコートタイプで、ひとり客に向いた雰囲気ではあります。
とんこつラーメンを筆頭に、味噌、担々麺などバリエーションがあり、生姜焼き定食など定食類も少しあります。

●ザボンラーメン 780円
醤油の味わいが加わった、とんこつ醤油ラーメン。
パッと見と最初の香りは安っぽい感じですが、実際はそこそこ美味しいもの。
一般の豚骨醤油とはちょっと異なり、柔らかい醤油の香りに鶏ガラの旨みが加わった独特の味わい。
舌にグッとくる豚骨ダシに鰹ダシをきかせたことによる香りと柔らかい旨みで、化調に頼りすぎない味の印象。

麺は九州とんこつ向きの細麺。パサつき気味でブツブツと小気味良い食感は健在。
シャキシャキのもやし、小キャベツなども悪くなく、脂多めのバラチャーシューもそこそこ。

万人にオススメできる感じではないですが、個人的には好きな味です。

この戸塚PA上り線はフジテレビ系列のフジランドによる運営。
何度かお店が変わりつつ、戸塚食堂が閉店したところに現在のザボンが入って営業開始となりました。
端には神奈川、静岡、鹿児島などのお土産が売られている売店コーナーがあります。

青森駅付近に2店舗を持つ、ジェラートのお店。
青森駅から徒歩で近いA-Factory内の店舗で、物産エリアの脇に店を構えています。

冷凍のカップアイスを端に置きつつ、メインはジェラートショーケースに構える10種類以上のフレーバー。
バニラ、抹茶、チョコレートなど定番のものから、りんごミルクなどのご当地らしさのあるモノも。

A-Factory内は天井が高くて物産販売も綺麗なので、開放感のある明るい雰囲気。
店のすぐ近くに1テーブルと、A-Factory内にフリーで利用できるテーブル席が沢山あります。

●りんごミルク 300円
凍ってシャリッとしたリンゴの果肉粒が入っている、ミルクジェラート。
リンゴの味わいの印象は薄く、濃厚で甘さが強く出るミルクらしさ満載のジェラートです。
喉が乾きやすくなるタイプの口当たりではあって、コーンの香ばしさがなかなか良いもの。

量がちょっと少な目で、コストパフォーマンス的にそこまで高くないですが味はしっかり。
海沿い近くの建物なので、散策がてら利用しやすいお店です。

富士山の南側のふもとで、2016年に登場した夏の新名所「富士花めぐりの里」。
冬場のスキー場「イエティ」を活用した観光施設で、施設内のカフェがこのお店です。

夏場はお土産販売もあり、富士山関連のお土産が沢山並ぶ店内。
店奥にセルフ式の席が用意されており、窓からスキー用の斜面と花畑を眺められる席もあります。

名物は夏場の花のひとつ「ひまわり」のエキスを使用した、ひまわりソフトクリーム。
他にもサンドウィッチなどの軽食も幾つか用意されています。
コーヒーなどの喫茶系ドリンクもありますが、おそらくドリンクバー器で注ぐタイプです。

⚫ひまわりソフトクリーム 400円
甘くて濃厚なバニラソフトタイプの味。ちょっと盛りが少ない感じもしますが。
軽めのアロマを感じさせる、ひまわりっぽい涼しげな香りが感じられます。
コーンが香ばしくて、トータルで食べ応えのあるソフトクリームです。
（カップでの提供も可能とのことです）

観光の休憩にピッタリのお店です。

掛川から路線バスで行ける、観光やリゾート施設として楽しめる「ヤマハリゾートつま恋」。

かつて音楽のコンテスト場として有名だった「つま恋」ですが、
今は夏期限定のレジャープールをはじめとしてスポーツ系を中心に楽しめます。

レジャープール「ウォーターパーク」内には屋台式の軽食店舗が並んだ食事提供コーナーがあり、
食券を購入してから各屋台で商品を受け取って、パラソル付きテーブルで食事を楽しめます。

メニューは冷やし中華タイプの麺類「レモン冷麺」が特徴的。
ラーメン、カレー、たこ焼き、ハンバーガー、ホットドッグ、焼きそば、カレーパンなど軽食多数。
ふわふわ雪氷2種類、他にもチュロス、ソフトクリームなど各種軽食があります。

●冷しクリームメロンパン 200円
掛川アンデルセンの名物「冷しクリームメロンパン」も用意されています。
このメロンパン、中のクリームがとっても多くて満足度が高いです。
しかも、黄緑色のメロン味のクリームがとろふわのカスタード系で美味しい。
実際にメロン果汁を使っているとの記載があり、素敵なメロンパンです。

泳ぐ前の食事と考えると、軽めのメロンパンはオススメです。

大塚帝京大学駅から徒歩圏内、野猿街道沿いにある喫茶店。
最近増えてきた○○珈琲店系のカフェとして、食事、軽食、そして本格的なコーヒーを楽しめるお店です。

本店は茅ヶ崎で2014年から営業していてホットケーキが人気のお店で、この八王子が2店舗目として登場。
この場所にかつて存在した焼肉屋「バイキングハロー」が業態変換で森ノ珈琲店となり、茅ヶ崎店もハローからの転向。

白とダークブラウンを程よく配分した色合いの店内は、明るくもスタイリッシュで小奇麗さと席配置の余裕を感じるもの。
カウンター席もありつつ大半は広めのホールを占めるテーブル席で、ファミレス式のソファ席もあってゆったり過ごせます。
完全分離の喫煙室もあり、喫煙者でも利用しやすくなっています。

メニューは茅ヶ崎店と同じメニューブックを用いているため、公式サイトを参考にすると良いです。
コーヒーはノーマルのブレンドに加えて、紀州備長炭を使用した炭焼のハンドドリップコーヒーや単一品種も4つほどあり。
アイスコーヒーもブラックやカフェラテだけでなく、生クリーム使用、フロート、ベトナムコーヒーなどバリエーション多彩。
紅茶、スムージーもあってラインナップに不足なしです。

7種類のパスタ、3種類のカレーライス、そしてハヤシライスなど食事メニューもそこそこあり、
石窯パンを使用したサンドウィッチ、ステーキやフライのプレート、サラダも3種類あってレストラン的にも楽しめます。
ドリンクにプラスアルファで楽しめるモーニングもあります。

そして生地に中双糖を練り込んで専用グリドルで焼き上げた、提供に20分かかるホットケーキが名物です。


●とろ～りたまごのオムライス 900円
ケチャップ系のチキンライスに、ふわふわとした卵が覆われてデミグラスソースがかけられた帽子型オムライス。
スクランブル式で柔らかくふんわりとした卵は、とろっとした甘さに頬が緩んでしまうほど。
やさしい味わいの卵とチキンライスに対して、デミグラスソースはトマト多めの印象のある味で酸味がそこそこ強め。
卵の甘みとソースの塩気を交互に楽しめるオムライスですが、腹八分目くらいでちょっと物足りないでしょうか。
サラダ付きですが、これもプチサイズで少なめ。

⚫炭火珈琲 480円
紀州備長炭を使用して炭火焼きにした豆を使用したコーヒー。
ハンドドリップ（手淹れ）によるスルリとした飲み口と内包する温かさが魅力。
熱すぎず、ホッと一息つけて心が和やかになる温度感がいいですね。
苦味だけが舌の上に残り、ストンと喉へ流れていくコーヒー。
最初に強く感じる苦味もギリギリ嫌みにならず、次第に角が取れて心地よい味に変わっていきます。

⚫トーストゆで卵モーニング +80円
飲み物にプラスで付けられるモーニング。見た目はしょぼいですが、味はそこそこ良い上に面白いもの。
石窯で焼いたパンがひとつの売りの店ゆえ、トーストの香りが良くて「市販ではなくパン屋さんのトースト」に近い酵母ある味。
あと、ゆで卵はギャバンの岩塩をガリガリ絞って振りかける独自の方法ゆえ楽しく、白身のプリッとした食感も良好です。


夕食はセットドリンク的な割引が無いため、食事目的だと割高な印象が拭えない感じです。
ドリンク2杯目200円引きなどサービスがありつつも、価格的にはコ○ダや星○などと同列といったところでしょう。

店舗形態としては、この界隈のニーズにマッチして伸びていきそうな予感はあります。
ガッツリ系の男子大学生向け店舗に傾きがちな駅近くにおいて女性も利用しやすくて大きなお店というのは貴重なもので、
デザートやコーヒーでゆったりできる上にブランチや夜22時まで営業などファミレス的な利用もしやすいのが魅力。

駅から近い上に店舗専用の無料駐車場もあって、ロードサイド店舗としても利用できる利便性の高い珈琲店です。

多摩センターのクロスガーデン近くに登場した、多摩市初の熟成肉（エイジングビーフ）を扱うバル。
ステーキやローストビーフなどを楽しめる、ダイニング系の酒場です。

海外っぽい雰囲気がよく出ている、仕切りのないオープンなホールにテーブル席が並ぶ店内。
店員の盛り付け光景が見えて、脇のサラダコーナーや壁のワイン、ガラスの熟成庫もオシャレ。
天井もそこそこ高いので開放感があって、スタイリッシュで少し優雅なひとときを過ごせます。

ここの熟成肉は確か乾燥熟成という方法で、20日間ほど熟成庫で寝かせた肉を使用。
脂が肉質に浸透していくことで柔らかい肉とヘルシーさを楽しむことができるのだそうです。
牛がメインですが、四元豚も熟成させていてローストポークでいただけます。

今回はランチでの利用。お昼はカフェ的な雰囲気で奥様方や若い方が多い印象。
価格帯は900～2,500円くらいと幅広く、パッと見は高そうですがよく見れば一般的な価格のメニューも。
ステーキ、肉系サンドウィッチもあり、肉とは無関係なパスタも用意されています。

⚫ランチ 熟成ローストビーフプレート 1,000円
ライスの上に薄めスライスのローストビーフが覆うワンプレートのランチ。
ポテトフライかスープのどちらかを付けることができ、今回はポテトをチョイス。

肉の表面はピンク色で艶が良く、確かに柔らかい肉質になっています。
控えめながらローストビーフ由来の香りが軽く鼻から抜けて、上品な味わい。
舌にジンとくる淡い感覚、そして脂を感じさせないあっさりとした旨味がほのかに。
余計な雑味の無い、純粋なローストビーフの美味しさが好印象です。

細身のフレンチフライはサクサクとして、これも油が気にならず美味しいもの。
ローストビーフの下にはライスがありますが、肉への配慮か若干冷たいご飯。
ご飯を包んでも、ポテトを包んでも、黄身に絡めても、味の変化が良い魅力のローストビーフです。

付属の玉ねぎっぽいソースをローストビーフにかけると、ドレッシングサラダ風の味わいに変化。
ただ、このソースはポテトを付けて食べるという使い方のほうが個人的にオススメ。

ランチに付く飲み物として、深煎りコーヒーが牛乳瓶（正確にはリキュールの瓶）で出てきます。
あくまでランチの付属としての質ですが、食後にスッキリと楽しむことができるコーヒーです。

そこそこいいお店。ただ、ランチだけでは熟成肉ゆえの良し悪しは判断できない感じがします。
夜は飲み放題の宴会スタイルも楽しめるお店で、5,000円台のガッツリとしたコースがあります。

なお、立体的な多摩センターゆえ迷いやすいので「駅から伸びる県道156号沿い」を意識して来訪。
徒歩ならモノレール駅の交差点から広い車通りを直進するのが一番わかりやすいです。