大己貴神社 朝倉郡筑前町弥永
創建 仲哀天皇9年
式内社 旧県社
御祭神 大己貴命 天照皇大神 春日大神
神紋 三つ巴※ 十六菊 ※拝殿、石柱に左右あり、どちらともわからない様子
枝宮 須賀神社 八幡宮
建物面積:94.45平方メートル
江戸時代末期から明治初期頃の建造物で、原形は八幡造と推定される。
2棟の切妻造、平入りの建物が前後に接続した形で形成される。其の一方で、建物の中間に石の間をおき、前面の建物は拝殿、後ろの建物が神座となっている。拝殿の唐破風の向拝がつく。
本殿左の拝所、神体山大神山を拝する。
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延喜式神名帳は延長5年に纏められた延喜式巻九、十のことで、官社に指定されていた全国にあった神社一覧に当たる。
延喜式神名帳に記載された神社を延喜式内社、亦は式内社、式社と云い、社格を表すときに使用される。詰まりは、式内社は確実に1000年以上前から存在し、後継も含め、現存している神社であれば、其の神社は現在まで1000年以上にわたって存在する神社のことと考えて貰えれば良いだろう。
往時の筑前国について、延喜式神名帳には下記の通り記載されている。
筑前國十九座 大十六座 小三座
宗像郡四座 並大
宗像神社三座 並名神大 織幡神社 名神大
那珂郡四座 並大
八幡大菩薩
筥崎宮一座 大
住吉神社三座 名神大
糟屋郡三座 並大
志加海神社三座 並名神大
怡土郡一座 小
志登神社
御笠郡二座 並大
筑紫神社 名神大
竈門神社 名神大
上座郡一座 小
麻弖良布神社
下座郡三座 並大
美奈宜神社三座 並名神大
夜湏郡一座 小
於保奈牟智神社