食べログの点数の付け方も個人差ありますよね。
これは!と印象でいきなり高得点の人もいますし、落胆で極端に低い点数をつける方もいます。私は総合で3.0以下になった場合は記事そのものを書きません。2点台以下になって行った段階でどうしたってお店には負のイメージがついてしまいますが、私は「美味しかった」だけが伝わればいいと思っています。
そして私の場合、4.0のラインに達した段階で、体に異変が起こります。まるで初恋を連想したり、中年ですから意味もなく動悸が激しくなったり、ぼぉおーとしたり・・・つまり食べ物で感動の域に入って行きます。3点台は「美味しい」の領域、普段はその中で生活をしていますが、その範疇を超えた世界が4点台なんですね。
そのほとんどは一口目でボォーとしてしまいます。また食事後も余韻が残ります。仲間と車で出かけた帰りなどはしばらく、「美味しかった」と感想を続けないと気が収まりません。食べログ評価的には味以外の項目もあるので、総合力で4点を超えちゃう店もあるので一概には言えませんが、料理の味自体で4点突破すると、おこちゃまみたいにはしゃぐ自分がそこにいます。
ここからは私の記憶と思い出から4点台の回顧をします。子供の頃は親に連れて行ってもらった御馳走がそうでした。その多くの店はもうありません。飲食業は本当に難しいと感じます。そして大学生になり、上京して、すこしずつお金が使えるようになります。江戸前の寿司に感動します。若い時分ですから、センサーも今より敏感に反応します。利尻・北海道産でなくともてんこ盛りのウニ軍艦に感動して3回もお代わりしたり、ステーキ、肉の有名産地の有名店で霜降りのすごい肉を目の当たりにしただけで威圧されてしまったり、地元名古屋ではガード下でやってた「江南」のラーメンとチャーハンが美味しくて、車運転して帰る間も、ボォーとしてたりしました。前回のブログで書いた、カニの爪も文化の違いと2つ合わさって新鮮でした。
写真は今年に入ってからの「ボォー」です
カマルプールのチーズクルチャ、とんかつあさくらのロースとんかつです。どちらもシンプルなんですが、なんで?と思うくらいの感動を与えてもらえました。そういう経験は食べ物探しまわっても1年に数度あるかないかだと思うのですが、その出会った時間こそ至福の時間ですね