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食べログ イタリアン WEST 百名店 2023 選出店
三宮(神戸市営)、三ノ宮(JR)、神戸三宮(阪急)/イタリアン、ワインバー、パスタ
ここには、2018年に一度来て、郷土料理を感じる迫力ある個性的な仕事で、それが極めて高いレベルで仕上げられていた。またこようと思いながら、5年以上経ってしまった。 昼間には強い日が照りつける暑い夏にぴったりな構成で、ステキなお酒と共に、細部の高い精度にニヤリと楽しくなる。今月、3度目のペルシュウとご飯といっしょに頂くのも面白かった。 色々アドバイスもいただき、自分の料理でもチャレンジしてみたいことができた。anaori欲しくなった…
2023/07訪問
2回
イタリア料理店には、しばしば行く。だが、田舎に住んでいるので、都会のお店にはたまにしか行けない。お気に入りのお店で、”またお待ちしています” と言われ帰ると、次行ったときには、待っていてくれなかったことも何度かある。 素敵なリストランテのホールを仕切っていた博学でダンディーな岡部さんもその1人だ。彼がいるなら、その店はきっと素敵なお店だろう。今まで国内のイタリア料理店には沢山行ったが、ホールにいる方の仕事で、とても印象に残っている方を3-4人あげるとすれば、彼はその中に入る。 それはさておき、ときどき名前は聞く実力店のようだが、まだ行ったことがなかったお店に行ってみる。のどかな奥沢駅から少しのところ。岡部さんもいる。だから、ステキなお店のハズ。 料理は抜群の安定感。ちょっとしたひと手間が心地よい。久しぶりの岡部さんも素敵。こういうお店が近くに欲しい。
2019/08訪問
1回
1回
2024/03訪問
2回
1回
openして一年が経過し、安定感が増したお店に6回目の来店。 愛媛の店なのに、高いクオリティのお皿が続き、ペアリングのワインもとっても素敵。 甘鯛の料理も最初の時よりずいぶん改良されていた。 なので、また飲み過ぎてしまう。酔っ払ってしまう。 安定感のあるレベルの高い構成の料理を、素敵なペアリングで楽しむことができた。 お気に入りのシェフの店に。 しっかりとメニューが変わるのは2~3か月毎。まあまあの支払いだから同じメニューだと来たくないので、たまにしか来ることが出来ない。ということで、やっと3回目。 先週末は、広島の素敵なイタリア料理店に行ったが、今治の藤本さんの素敵なお魚は出るし、八幡浜の甘鯛はでるしで、広島でもまあまあ愛媛を感じる。 当店の売りは、愛媛の高品質な魚介を中心とした食材を全面に出すアプローチだが、愛媛の高品質な食材は都会でもしばしば出会う。しかも、プレゼンテーションを仕切るのはソムリエの花田さんで、彼は有能な方だが愛媛に関してはそれほど詳しくはない。そして、訪れる客の大半は、愛媛のわりと食べなれた方々だろう。愛媛をよく知る慣れた客に、愛媛の魅力を愛媛に慣れてない方が提案するのは容易ではない。 ただし、まだ3回目だが、来るたびに工夫を感じることができ、今回の構成は以前よりシェフの魅力も表現されてきているように感じる。篠永シェフは魚介に対するアプローチはかなりのもので、あとドルチェの創造性もさりげなく素晴らしい。前回までは、キレイにまとめたような構成で、やや迫力にかけているように感じたが、今回はそれなりの迫力を感じとることができた。 "鰆 蕗の薹" 鰆は、スーパーでも見かけるが自宅では使いにくい。全国のシェフが自慢の火入れをし、だしてくる。今日も鰆が出てきて抜群の火入れ。蕗の薹のフリットを添えてあり、そのほのかな苦みとのバランスがとてもおいしい。だが、どこに行っても、腕を競うように鰆が出てくるので、むしろ完璧なフリットとかにして出してくれても面白いと思った。 "唐墨 パスタ" 口に入れるとハマグリのうまみが口に広がった。唐墨と書いてあったので唐墨を食べる口になっていたので驚いた。小生のような素人なら、ハマグリの身を添えたくなるが、しっかりとハマグリだった。スパゲッティーニだったっけ? 冷製に仕上げられており、なんで冷製なのか尋ねてみたが、食べ比べてもこっちのほうが良かったと。 自分で作るなら、マンチーニとかのキタッラや、太めの麵で温かいのにしてハマグリも添えたくなる。というか、ハマグリつかってパスタ作りたくなった。 "鯛めし" 今治の藤本さんの真鯛が贅沢に使われたサフランの鯛めし。これぞ愛媛という表現。 愛媛の牛肉は、魚介に比べて突出しているわけではないので、単価1~2万の店ならセコンドは牛肉も欲しいところだが、ここはそうではないので、セコンドまで得意な魚介にしてしまえばもっと面白いのにと感じる。 次も2~3か月以内には来てみたい。 9月openの愛媛の素敵なイタリア料理店に2度目。 完成度の高い構成でワインもおいしくいただいた。前回もだけど、都会の素敵なお店に来た気分になる。 麻布とか青山、広尾あたりにあるような実力あるまあまあの高級店に来たような感じで、白トリュフも頂いて、がっつりグラスで飲んだら、支払いもそんな感じに。四国のイタリア料理店としては他とはあまり競合しないスタイル。今回は今治の藤本さんのお魚も出てきた。 前回も頂いたグラッパがおいしかったので今回も頂いたが、やっぱりおいし。でももう手に入らないらしい。 愛媛県四国中央市出身の篠永裕貴シェフのお店〖Scino〗。 篠永シェフは、26歳で単身イタリアに渡り、イタリアの星付きリストランテ L'Erba del ReやMadonnina del Pescatoreで腕を磨いた後、愛媛Amalfiや銀座ottoでシェフを務めた。その後は広尾 長谷川稔や関連店で研鑽を深め、40歳となった今年、満を持してオーナーシェフとして愛媛に戻ってきた。 当初は岡山などでの出店も考えていたようだが、地元愛媛にお店を出すことになり、そこそこの価格帯で出店するとうわさを聞いていた。きっと素敵なサービスのできる方は愛媛に余ってなさそうなので、ワンオペで8~10席ほどで開業するのかなと予想していた。 だがしかし、高い実績のあるソムリエさんを連れて帰ってきた。 ソムリエの花田敬大氏は、関東の有名店を歴任し、長谷川稔シェフの下ではシェフソムリエを務めていた。シニアソムリエも取得しており、JET CUPにも挑戦したことがあるという。小生も2015年8月には恵比寿で、2020年9月には広尾のお店で彼の接客を受けており、面白い仕事をしていたことを覚えている。 そして、ドイツでも腕を磨き(鉄板焼き屋さんのスーシェフ)、銀座ottoでも働いていたという若手ともに3人で、カウンター6席、4人テーブル1つで、最大6人までのお店を出した。一斉スタートで昼夜とも22000円(+water charge 1320円/税込)のコース1本。四国のイタリア料理店では最も高い価格設定だと思う。 篠永シェフの料理を最後に頂いたのは、2020年1月だったが、当時でも高い技術とセンスを皿に表現していた。シェフの料理を頂くのは久しぶりだが、おそらく30回目くらいで、花田氏の接客をうけるのは3年ぶり3回目。以前の彼らよりどう変わっているか期待してオープン1週間目にやってきた。 キッチンは広くスペースがとられており、カウンターからすべてが見渡すことができる。パコジェットなどが置いてある奥のスペースも隠すことなく、この時点で自信を感じることができる。 以前はややcreativeなアプローチやプレゼンテーションをしていたと記憶しているが、愛媛の素敵な魚介を鮮やかに使いこなす。高名な今治の藤本さんの魚を多用するのかと思ったが、今日はそうでもなく、愛媛の高品質な魚介をシンプルに仕上げており、それでいて工夫も感じる構成。長谷川稔さんは、江別にいる時から藤本さんの魚を空輸していたというが、松山なら藤本さんの魚もスーパーに行けば手に入る。高い評価を受けている愛媛オリジナル品種のお米「ひめの凛」を使ったりと、愛媛ならではのアプローチも素敵。ソムリエの花田氏も、愛媛県八幡浜産の白甘鯛に赤ワインを合わせるといった面白い仕事をする。高級感あふれる店内で食事を頂いているとここが愛媛であることを忘れ、都会のお店にいるような気分になった。 ある程度の価格帯のお店は、評判がよくなるにつれて価格を上げたり、以前のお店で高い評判を得たあとで高めの価格帯で始めるというのはよくあるパターンだと思う。確か、長谷川稔さんは、広尾では当初はこれくらいの価格(もっと低価格?)でスタートしたんじゃなかっただろうか、彼が成しえたように気がついたら価格が上がってたりしたら面白いのだが。 篠永シェフのかつての同僚、栁川真美シェフも昨年6月に奈良でとてもカッコいいお店を開業し、速やかにミシュランガイドにも掲載されている。残念ながら、愛媛にはミシュランガイドの審査員は来てくれないようだが、3月に出るだろうゴエミヨ(時期的に間に合わない?)でどの程度の点がもらえるだろうか。16点くらいとれたらカッコいい! ottoの時の配送で用意されていたパティシエの室岡さんの河内晩柑を使ったウイークエンドがとっても美味しかったことも思い出す。彼女のデザートも食べてみたいが、広尾のお店はなかなか入れてもらえそうにないのは残念。 ずっと前、イタリア料理屋さんのコース料理の価格が東京の普通の高級店なら1~2万円くらいだった時代に、愛媛県今治市出身のイタリア料理の有名シェフに尋ねた時には、「もし、愛媛にお店を出すなら単価が半分になるだろう」とのことだった。ペアリング込みで4万弱だと、高騰化してきている都会のイタリア料理店でもそこそこの高級店になる。篠永シェフは、愛媛でできることを安定的に証明できるだろうか。 これからの彼らの活躍を期待したい。 cucina regionale YANAGAWA (奈良) https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29013212/ リストランテオット (銀座 / 閉店) https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13224394/ アマルフィ (八幡浜 / 閉店) https://tabelog.com/ehime/A3803/A380302/38008338/ リストランテ・ダ・バッボ (恵比寿 / 閉店) https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13167233/