ジュリアス・スージーさんの日記一覧

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ジュリアス・スージー (男性・東京都)

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というようなコラムが「レコードチャイナ」に載っていた。
書き手は、八木幸代さんという25歳の人。
この問いかけは、いくらか中国女性一般について
過剰評価もしくはリップサーヴィスがあるようにはおもうし、
彼女の論旨はいくらか割り引かれるべきだとはおもうものの、
ただし、それでもなお、このトピックはとってもリアルでたいへん興味深い。


八木幸代さんはこんなふうに綴る。
「中華料理の...
日本へ戻ってきてぼくは何人もの友達に北京の話をした。料理がおいしかったこと。レストランはプレゼンテーションが上手だったこと。さまざまな中国料理が息づいていたこと。フランスパンも、ショートケーキもおいしく、アイリッシュパブや、タイ料理、イタリア料理のレストランもあること。マッサージが気持ちよかったこと。街が無限に広かったこと。ジャンパー姿で自転車に乗る人たちの他方で、ベンツを乗り回す人や、ハイファッ...
ぼくは永和大王で油条、豆乳、水餃子を買い込み、クルマに乗り込む。さようなら、北京。えんえん拡がっている、果てしない街。どこまでも続く片側六車線のハイウェイ、ぼくはいま北京に別れを告げる。



ぼくは北京を飛び立つ飛行機のシートで、ひとりの50歳くらいの中国女性と隣合わせることになる。ぼくは、シートに隣りに座っていた中国人女性と、いつしか話し始めていた。白髪の混じる髪を綺麗にまとめた、質実...
万里の長城にはゴテンヨクという場所までクルマで行った。(結構遠いんだ、北京の中心部から2時間くらい、人里離れた場所にある)、そこからリフトで登ったよ。リフトの下には、栗の木、松の木、枯れた木々が寂しげに生えてる。ぎざぎざした山肌が見えて。リフトは結構地面から高い場所を移動する。ぼくは友人が言った言葉をおもいだしたよ、「中国では命が安いですからね、最高額で600万円くらいですから。」


長城...
「じゃ、ベンツ鍋にしましょ」と、むらむらさんが言った。
ぼくは訊ねた、「ベンツ鍋?」
むらむらさんは言った、「火鍋なんですよ、鍋の形がね、ベンツのマークのように三つに分かれていて、”マーラー味””トンコツ味””タイカレー”の三つのスープで食べるんですよ。」
おれは言った、「ほぉ・・・おいしそうじゃないですか!」
そしてわれわれは火鍋の名店「温帝呉」へ。



これがまたおしゃれな店...
石壁の細い路地を歩く。家の前には練炭の束が積まれている。懐かしい黒く、優しい墨の塊。ところどころ(引っこ抜かれるように)家が壊されている。3人のガキどもがじゃれあっている、ぶつかりあって、笑い声をあげ。小窓から夕餉の匂いがする。壁の向こうに暮らしの気配がする。ちいさな家、ちいさな暮らし。故同(フートン)、それは路地のことで、それが地名になっていて。まるで現在のなかの過去のような、そんな故同で、ぼく...
ぼくは北京の三里屯路のヴェトナム・レストランで、ウェイトレスの女の子を眺めながら、「アオザイ-学生服-チャイナドレス」というつながりについて考えていた。



かわいい女の子がアオザイを着ている姿はいいもので、アオザイはときに着る人の実態を偽って(?)清楚な感じを演出する。アオザイはタブカラー。また日本の男の子が着るむかしながらの学生服も、左右の衿先の裏側にホックがついていて首を包むように...
家常菜の話をしよう。北京在住の友人は、朝陽区光華東路にある、北京小王府というお店にぼくを連れて行ってくれた。表通りを折れると、すぐその店の別棟調理場があった、奥で炎が燃えている、北京ダックを焼いているのだ。


店に入ると、いかにもファンの多い店の活気が感じられた。北京小王府は、家常菜をショルダーに掲げながら、ただし厳密には北京のみならず、中国各地の料理を上手にまとめ、メニューを構成している...
ぼくは地下鉄駅構内のポスターに立ち止まる、「牛仔  Levi's 501」。ジーンズに包まれたかっこいい尻のアップ。リーヴァイスは似合うだろう、とりわけ三十歳以下の「文革を知らない子供たち」には。ぼくは邪推する、きっと中国でも、Don't Trust Over 30 みたいな世代間戦争があるだろう。きっとそれは激しい世代間戦争であることだろう。


デパート京布百貨大楼には、ふたつの縦幕、D...
北京にいるあいだぼくは、女流小説家、衛彗(Wei Hui)の『ブッタと結婚』(原題 『我的禅』)を日本語訳で読んでいた。衛彗は、上海の寺で生まれ智慧という法名を持つ美女作家で、ニューヨークと上海の2都での、ファッショナブルな都市生活を舞台に、シーツのあいだの愛と哀しみを描く。彼女の作品にはウディ・アレンの映画や『セックス・アンド・ザ・シティ』さながらの軽さが息づいている。数年まえ中国政府が、衛彗(...
いま、北京のレストランはさまざまなショウ・アップのテクニックを身につけていて、いろんなインテリア・スタイルで店を演出する。北京では多くのレストランはまさにいまを生きていて、多くの経営者は、料理で内装でサーヴィスで、新しいヴィジョンで、中華料理を刷新している。北京へ行けば、誰もがびっくりするだろう、そのあまりに多彩な中国料理の世界に。




loft 面酷 の店へ一歩踏み入れると、料理人...
座っているぼくの足下に、黒装束の美青年が跪き、木桶のなかのぼくの足を入れる。「ドィー・ドゥー・クー・イー・マー?(湯加減は如何?)」と訊ねる。ぼくは頷く。それを見て、かれも頷く。壁には、「四二式足道魂」と墨文字が踊る。かれはぼくの足に刷毛で抹茶色の薬液を塗る。やがて足をひたした湯は、なにやらタピオカって言うか、あるいは春雨を刻んだように、ぬるぬるした感覚になって。 それからおもむろにフットマッサー...
いま北京にはおいしいフランスパンを焼き立てで売るベーカリーがある。かわいくておいしいケーキを売るケーキショップがある。ヴェトナム料理のおしゃれなレストランがある。タイ料理の名店がある。ドイツ料理、イタリアン、アイリッシュ・パブ、和食も吉兆だのなんだのがちゃんとある。インド料理とフレンチはパッとしないようだけれど、それでもフランス・フュージョン料理と銘打ったレストランが1軒ある(入らなかったけれど)...
数年前なら故宮のなかに星巴克(スターバックス)が出店していることが話題になったろう。あるいは、天安門広場にマクドナルドが登場したこと。はたまた肯徳基(KFC)の売り上げが世界一だとかそういった話題が。けれどもそんな話ももう古い。たとえば永和大王は、24時間営業の台湾系ファストフード・チェーンだ。店のファサードは全面ガラスで、オレンジを基調とした店内には、ポップな椅子とテーブルが並び、壁にはクールな...
旅のはじまりは両替からだ。毛沢東。マオ・ツートン。ツーの音は低く、トンで跳ね上がるその響き。ぼくは見ていた、皺くちゃになった紙幣に印刷された毛沢東の顔を。聡明そうな額、細い眉、二重まぶた、福々しい鼻、厚い下唇、口角を軽く引き締めて・・・国民服を着たかれは穏やかな無表情でそっぽを向いている。皺くちゃになった毛沢東、それはほとんど皮肉な冗談だった。ぼくは成田空港でまだ見ぬ中国をおもい、ブラック・ジョー...
ぼくは「いま」2006年の1月にいて、去年の秋訪ねた北京をおもいだしている。ぼくの頭のなかの北京はいまだに散らかったままで、北京は北京で無意識過剰の熱狂の渦中だ。北京は、ピカピカで、全速力で、前のめりで、矛盾に満ち、そしてどこか狂ってる。おそらく中国には精神分析が必要だ。だがあいにくぼくは分析医ではなく、むしろどちらかといえば夢遊病者だ。これからぼくが書く文章は、きっと夢のなかで歩き回る者が書くカ...
うッ、ううッ、うひッ・・・ぼくはうつぶせになって、寝台の丸い穴に顔をうずめ、強く弱く背中に音楽を感じながら、ぐ、ぐげ、ぐげげッと低いうめき声をあげ、韓国での最後の時間を過ごしていた。そう、ぼくは仁川空港 Incyon inte'l Airport のカウンターで手続きをして、搭乗までの空き時間に、空港内の風呂つきマッサージ屋で、マッサージを受けていた。


マッサージ師の小柄なおっさんは、英...
ソウルを歩くぼくは目移りするほどたのしいけれど、他方、こんなに食堂が多くてよくやっていけるもんだ、と、他人事ながら心配にもなる。なにしろくいもんやが多い。やたらと多い。むしょうに多い。たしかに韓国の人は、よく食べ、まるで四六時中食べているようだけれど、それにしたって、食堂の数はあまりに多く、しかも繁華街には屋台まであふれかえっている。韓国全体でいったいどのくらい食堂があるかかっていうと、なんと、全...
これまでずっとぼくはサムゲタンを好きだったけど、ただし、ぼくはあの夜、すごくびっくりしたんだ。ぼくはこれまで知らなかったんだ、きみにこんなにも優美な一面があるなんて。おろかなぼくを笑ってほしい。サムゲタン、繁華街のありふれたサムゲタン屋でぼくは、きみのことを、ますます好きになった。さぁ、その夜のことを話そう。


その夜ぼくはその店に入り、まずサムゲタンを注文した。するとしばらくしておちょこ...
そうなんだ、いま、韓国でいっちゃんクールな街と言われているのは、弘大(Hongdae ホンデ)なんだ。こりゃチェキでしょ、とばかりにぼくはでかけたんだ、いつものように若ぶってな。


地下鉄弘大駅地下には本屋があったから、ぼくは入ってみた。ま、ほとんどが韓国語の本だから読めないんだけどさ。中央部の棚には、さまざまな本にまじって、よしもとばななの『キッチン』や、江國香織の韓国語版も並んでいた。...
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