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週末ヒロイン リアル豚のごはん録
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1~1 件を表示 / 全 1 件
松本市その他/料理旅館
3.82
143人
夜-
昼-
夜の点数:3.9
先月は仕事で長野県へ。仕事終わりに、有名な扉温泉明神館さんに宿泊してきました。 何度も書いてますが、サービスの何たるかを勘違いした、所謂古き良き日本旅館が嫌いな私。そしてオーベルジュも前回失敗してますから、当初は本当に不安でした。 しかし結論から言えば、素晴らしい宿泊となりました。 部屋付き露天風呂のある部屋に宿泊しました。二部屋取りましたが、特にその中の一つ、然という部屋(写真1枚目左上、真ん中上)は広い窓に一面の緑、素晴らしい開放感と清潔感でした。部屋風呂も綺麗かつ広々としていて、とてもリラックスできました。これまで多くの国内旅行をしてきましたが、トップクラスに良い部屋でした。そして、旅館では珍しく冷蔵庫の中のドリンク(ビール含)がコンプリメンタリー。これも満足度が上がります。 肝心のディナー。松本市内のヒカリヤニシというレストランのシェフが監修しつつ、実際の料理は別のシェフが料理を任されているという構図。ただ正直、ヒカリヤより美味しかったと思います。何より、こちらの都合で食材や火入れに色々制限をお願いしたのですが、それを全て高いクオリティで叶えて下さりました。その引き出しの多さに脱帽でした。 アミューズは岩魚を潰してコンソメ味で仕立てた、某ガストロパックの店で出てきそうなものと、新玉葱とえんどう豆のムース。のっけからですが、これはどちらも微妙でした。 次は信州サーモンと茄子、胡瓜、茗荷、野沢菜を和えた付け合わせに山葵ソース。これは抜群でした。サーモンの旨味と野菜の様々な食感、山葵の香りが素晴らしい。低温調理のサーモンの脂がしつこく感じないギリギリのバランス。 ゴールドラッシュというとうもろこしのスープにはトマトシャーベットが。これがこの日の白眉でした。圧倒的なゴールドラッシュの甘味と、トマトの酸味が完璧な相性。シャーベットの冷たさも味覚を刺激します。 オマール海老は半生の火入れでパプリカソースとともに。オマール海老の重さを、パプリカが軽く仕上げます。 ヴィアンドは仔羊。写真で分かる通り、綺麗で丁寧な火入れで素晴らしい香りと歯応え。しかし敢えて言えば、オランデーズソースが少し微妙。トリュフソースがもったり美味しかっただけに、こちらはもっと山椒を前面に出すか、逆に酸味があるソースの方が私は好みでした。 デセールは、桃と甘酒のシブースト。これも食感と甘味、酸味に明確な意図を感じるハーモニーでした。 コースとしてはかなり控えめな量ですが、メインターゲットの年齢層を考えるとこんなものでしょうか。お夜食にと、部屋に味噌焼きおにぎりが置いてあったのはいい帳尻合わせだと思いました。 敢えて改善点を挙げるとすれば、チェックインチェックアウトですね。ラウンジでフリーフローのドリンクを飲みながら待てるとはいえ、同じ時間に全員が殺到するので、結構待ちました。丁寧な館内紹介も悪くはないですが、ここのオペレーションは改善の余地があると感じました。 とは言え、部屋もディナーも期待以上のクオリティでした。機会があればまた是非宿泊したいと思いました。
2020/08訪問
1回
先月は仕事で長野県へ。仕事終わりに、有名な扉温泉明神館さんに宿泊してきました。 何度も書いてますが、サービスの何たるかを勘違いした、所謂古き良き日本旅館が嫌いな私。そしてオーベルジュも前回失敗してますから、当初は本当に不安でした。 しかし結論から言えば、素晴らしい宿泊となりました。 部屋付き露天風呂のある部屋に宿泊しました。二部屋取りましたが、特にその中の一つ、然という部屋(写真1枚目左上、真ん中上)は広い窓に一面の緑、素晴らしい開放感と清潔感でした。部屋風呂も綺麗かつ広々としていて、とてもリラックスできました。これまで多くの国内旅行をしてきましたが、トップクラスに良い部屋でした。そして、旅館では珍しく冷蔵庫の中のドリンク(ビール含)がコンプリメンタリー。これも満足度が上がります。 肝心のディナー。松本市内のヒカリヤニシというレストランのシェフが監修しつつ、実際の料理は別のシェフが料理を任されているという構図。ただ正直、ヒカリヤより美味しかったと思います。何より、こちらの都合で食材や火入れに色々制限をお願いしたのですが、それを全て高いクオリティで叶えて下さりました。その引き出しの多さに脱帽でした。 アミューズは岩魚を潰してコンソメ味で仕立てた、某ガストロパックの店で出てきそうなものと、新玉葱とえんどう豆のムース。のっけからですが、これはどちらも微妙でした。 次は信州サーモンと茄子、胡瓜、茗荷、野沢菜を和えた付け合わせに山葵ソース。これは抜群でした。サーモンの旨味と野菜の様々な食感、山葵の香りが素晴らしい。低温調理のサーモンの脂がしつこく感じないギリギリのバランス。 ゴールドラッシュというとうもろこしのスープにはトマトシャーベットが。これがこの日の白眉でした。圧倒的なゴールドラッシュの甘味と、トマトの酸味が完璧な相性。シャーベットの冷たさも味覚を刺激します。 オマール海老は半生の火入れでパプリカソースとともに。オマール海老の重さを、パプリカが軽く仕上げます。 ヴィアンドは仔羊。写真で分かる通り、綺麗で丁寧な火入れで素晴らしい香りと歯応え。しかし敢えて言えば、オランデーズソースが少し微妙。トリュフソースがもったり美味しかっただけに、こちらはもっと山椒を前面に出すか、逆に酸味があるソースの方が私は好みでした。 デセールは、桃と甘酒のシブースト。これも食感と甘味、酸味に明確な意図を感じるハーモニーでした。 コースとしてはかなり控えめな量ですが、メインターゲットの年齢層を考えるとこんなものでしょうか。お夜食にと、部屋に味噌焼きおにぎりが置いてあったのはいい帳尻合わせだと思いました。 敢えて改善点を挙げるとすれば、チェックインチェックアウトですね。ラウンジでフリーフローのドリンクを飲みながら待てるとはいえ、同じ時間に全員が殺到するので、結構待ちました。丁寧な館内紹介も悪くはないですが、ここのオペレーションは改善の余地があると感じました。 とは言え、部屋もディナーも期待以上のクオリティでした。機会があればまた是非宿泊したいと思いました。