レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2016/10訪問 2016/11/19
【大袋】 東武伊勢崎線随一の本格イタリア料理店かもしれない 「ヴェッキオ コンヴェンティーノ(越谷市)」
2016年10月
一年も間をあけてしまいました。
最近は先の予約を入れることが億劫になっていて、運悪く前の晩に連絡を入れたら満席が何度か続いたためです。
この日のランチもギリギリ。13時半までカウンターならということで伺うことができました。
予約なしでもいただけることになったプリモとセコンドのついたコースを二人でお願いしました。
確かこのコースは2800円だったはずだけど、300円値下げしたのですね。その分前菜のボリュームを抑えたようです。
前菜は5品になってしまったけれど充分です。
詳細は失念してしまったので書けません。どれも美味しかったけれど、際立って美味しかった一品がありましたが、これも忘れてしまいました。申し訳ない。
プリモは3品から選ぶのですが例によって少しずつ出して下さいました。
リゾットがイマイチだった以外はどれも良かった。
セコンドは鴨のロースト。
小さめで寂しくみえますが、味は充分です。
デザートは豪華でした。
かぼちゃとクリームチーズのタルト
洋なしのジェラート
ティラミス
グリッシーニまである自家製パンはお代わり自由でこのお値段。
すばらしいですね。
2015年10月
念願のセコンド付きのランチをいただいた。とても良いランチだったので記しておきたい。
予約しないといただけないのでそこは面倒とは思うが、8点盛りの前菜にプリモはプリフィクスの3種類を少量ずつだが全部出していただいて、セコンドで肉料理が出て、デザートは3点盛り合わせでコーヒーにビスコッティまで付く。
こんな構成で2,800円という破格のランチだった。
前菜がとても良かった。
こんな値段なのに温菜が2品もあり、肉、魚、野菜とバランスよく、味もバラエティに富んで美味しかった。
あんまり美味しかったので、いつものビール1杯とワイン1杯にビールをお代わりしてしまった。
前菜盛り合わせは全8品。
豚肉の田舎風パテ
甲イカのブッタネスカ
大山鶏のカルピオーネ
鶏の白レバームース ブルーベリージャムで(クロスティーニ)
かぼちゃとカシューナッツとレーズンのマリネ
水牛モッツァレラチーズと洋なしと生ハム
ゼッポリーナ
秋刀魚のベッカフィーコ
またまた知らない料理だらけ。
一番記憶に残って美味しかったのが、「サンマのベッカフィーコ」。シチリアの名物料理だそうで、秋刀魚の中に詰め物をして焼いた。カリカリと香ばしくて美味しい。
それから「ゼッポリーナ」。これも知らない料理。ナポリの料理だそうで青海苔を練り込んだ生地を練り込んで揚げてある。モチモチとして美味い。
カボチャとカシューナッツとレーズンのマリネはアグロドルチェという調理法だそうで、これもシチリアらしい。甘酸っぱいのだが普通のマリネとは全然違う不思議な味わい。バルサミコ酢かな?
鶏の白レバームースは、所謂クロスティーニ。
魚以外のカルピオーネは初めていただいた。
そのほか、パテもブッタネスカもどれもいい。ワインとビールを美味しくいただいた。
プリモは、
ムール貝とマグロのカラスミのリゾット
真蛸のラグー タッコーニ 香草パン粉 シチリアではチーズのかわりによくパン粉をかけるそう
種子島産安納芋のニョッキ トリフォラーティソース
マグロのカラスミとは珍しい。カラスミといえばボラと思っていたのでマグロ「の」ではなく「と」の書き間違いなんじゃないかと思った(笑)。
単純に書いてしまうと「カラスミ」とは卵巣の塩漬けのことだからボラ以外があってもおかしくない。
リゾットの米はインディカ米だった。ムール貝にほんの少しクセがあるので好き嫌いありそう。
タッコーニとは平たい四角のショートパスタだそうでイタリア語で靴のかかとという意味と説明してくれた。上に振りかけられているのは香草パン粉。シチリアではチーズの替りにパン粉をかけることがよくあるらしい。
この真蛸のラグーが一番美味しかった。真蛸のラグーが野性味のある味わいになっていてほんのりとローズマリーが香る。
トリフォラーティソースとはトリュフ風のマッシュルームソースのこと。マッシュルームをゆっくり弱火で調理するとトリュフのような風味がしてくるんだとか。残念ながらわからなかったけれど。
安納芋のニョッキなのでもっと甘いかと思ったら全然甘くない。
ブラックペッパーがアクセントが良いアクセントだった。
セコンドは「三元豚のソテー エゴマスタードソース」
豚肉が柔らかい。上には燻製チーズだそう。ソースは若干マスタードが強めだった。
付け合わせの野菜は焼き目がついている。蒸した野菜を素焼きしたような感じ。手がこんでいます。
デザートは3点盛り。
洋なしのタルト
カンノーロ
メリンガ
またまた知らない名前。
「カンノーロ」とは、ココアをまぜた生地を筒状に揚げてリコッタチーズとチョコレートクリームを挟んだデザートだそう。これが一番美味しい。
メリンガはメレンゲをオーブンで揚げてヨーグルトクリームとフルーツを合わせてあったが、メレンゲがどうも苦手なのでカミさんは残し、食べたぼくは夕方まで胸焼けが(笑)。
飲み物について来たビスコッティもいい。
こうして当店へ約3ヶ月ぶりに伺って念願のセコンド付きランチをいただいた。
美味しい。いつも書いているように、東武伊勢崎線で最も本格的イタリア料理が食べられるレストランだと思う。もちろん、全店を知っているわけではないけれど、日々リサーチしているのでたぶん間違いない。
開店ちょっと前に駐車場に乗り入れると、奥の中央列の真ん中あたりに当店の看板が見えた。記憶が曖昧なのでこんな場所に駐車場があったんだ、、くらいの気持ちで停めたのだが、この場所は新設だった。
これで駐車場は3台になった。
非常に気に入ってたぶん何度も行くと思うので、【越谷市「ヴェッキオ・コンヴェンティーノ」】というカテゴリを作った。
2015年7月
美味しかった。
前回訪問時に感じた「置いてかれた感」みたいな孤独は、今回まったく感じなかった(笑)。
タイトルに書いたとおり、東武伊勢崎線沿線では随一の本格イタリア料理店だと思う。このまま、洋風居酒屋に堕することなく(居酒屋をdisっているわけではないので、念のため)営業を続けて欲しい。
前菜の一品一品が逸品といって良い出来で、手打ちのパスタもクリームソースもトマトソースもどれもすばらしく美味しい。
今回もランチB 1,600円を2名分お願いした。
メイン料理をいただきたかったのだが、急遽訪問で予約してなかったので次回こそいただきたい。
前菜の盛り合せ
昆布締めしたシマアジのカルパッチョ
豚肉の田舎風パテ
ゴールドラッシュ(とうもろこし)の冷たいスープ
蛸とタラコとしろいんげんのサラダ仕立て
コッパロマーナ
パスタ ノルマ(茄子と燻製リコッタのシチリア風) トレネッテ
ズワイガニとピスタチオのクリーム マルタリアーティ
パンナコッタ キャラメルソース
ゴールドラッシュのスープがとにかく美味しい。濃厚で風味抜群だった。
ほかの前菜もいい。
カニのパスタはあちこちでいただいたことがあるが、当店の「ズワイガニとピスタチオ」が、たぶん過去一番の美味しさだと思う。
しつこくなく濃厚過ぎず、甘すぎずかといって塩も先にたたず、微妙なバランスのクリームに、ズワイガニの旨味がたっぷりと出ている。
手打ちのトレネッテは、所謂リングイネらしい。自分の知っているリングイネよりも若干幅広のような気もするが、食感よく食べ応えもあった。
十字に添えられたソースは、赤パプリカと黄パプリカ。見た目もいい。
削ってトップに振りかけられたリコッタチーズの風味もとてもよかった。
自家製パンのおかわりするときに、バターかオリーブオイルをお願いしたら、両方だしてくださった。オリーブオイルがまた美味しい(笑)。
次回こそ前日までに予約してメイン料理をいただきたい。
気に入ってしまった。
2015年3月
2015年2月8日、大袋に東武線沿いでは珍しい本格的イタリア料理店が誕生した。
「ぐるなび」や「ぐるめぱど」を拝見すると、イタリアのエミリア・ロマーニャ州で3年修行されてパスタはすべて手打ちであるとか、“素材の味を活かす”イタリア各地の伝統料理を提供したいとか、ワインの品揃えが豊富だとか、魅力的なイメージが満載だ。
イタリア訪問の経験がないので本場の味と比べてどうとか言えないんだけど、特にパスタはイタリア現地仕様に近い本格派のような気がした。
いや、気がしただけで、日本人の舌に合うようアレンジされたイタリアンしか食べたことのない貧困な舌では判断できないんだけどww。
何か、調理のベースになる大きな何かが埼玉のイタリア料理店とは決定的に違うような気がする。
それがブロートなのかオリーブオイルなのか、何かはわからない。ただ、埼玉イタリアンを食べてきた自分にとって馴染みのない味だったことは確か。
特にコルツェッティというショートパスタのペペロンチーノ(鶏とドライトマト、芽キャベツのペペロンチーノ)が独特だった。
大蒜感がほぼゼロで辛味もなし。
これがペペロンチーノと言われても俄には信じられない味わい。全体を支配しているのは何だろう。わからない。野性味はまったく感じられない。だからといって、不味いわけでもない不思議なペペロンチーノ。
コルツェッティというショートパスタは初めて。
平べったい円形状のパスタで、当店のは四つ葉のクローバーのスタンプが押してあった。普段あまりショートパスタはいただかないんだけど、適度なコシ?みたいな食感があって食べ応えがあった。
もう一つのパスタは「サルシッチャとチーマディラーパのトマトソース タリオリーニ」をお願いした。
このトマトソースも特徴的だった。サルシッチャの味でもないし、チーマ・ディ・ラーパの苦味が影響しているわけでも無さそうだし、変わった風味のあるトマトソースの大元な何だろう。
もちろん、不味いわけじゃない。
写真だと量が少ないように見えるが、これは1人前を半分にした分量。どちらのパスタも、シェアできるように、最初から2皿に小分けしてサーブしてくださった。
実は、「ぐるなび」で見た2,800円のメイン料理(肉or魚)がつくコースを予定していた。
しかし、予約限定とのことで、あえなく断念。せっかく予約の電話をしたのに、どこかに「要予約」の文字があれば予約したのに、と一応伝えておいたのでぐるなび等更新されるかもしれない。
いただいたのは、1,600円のランチB。
前菜の盛り合せ、パスタ、デザート、飲み物という構成で、自家製パンはおかわり自由、飲み物にはビスコッティがつくとのこと。
その他にハウスワインの白とビールをハーフでいただいて、合計3,900円だった。この料理でこの値段は安すぎる。
オーダーの前に、その日のパスタとキーになる素材の説明をしてくれる。
この日は、マルタリアーティ、コルツエッティ、タリオリーニ、プティベール、チーマ・ディラーパを一皿に盛って説明されていた。(三角形のマルタリアーティは何かを練り込んで紫色)
洋食屋や居酒屋(洋食屋と居酒屋をdisっているわけではないので、念のためw)にならないためにも、自分たちの料理と素材を知ってもらう努力はとても大事だと思う。
珍しい味わいのパスタをいただく前に、前菜の盛り合せが出てきた。
これもまた現地仕様というか何というか……。
八海山サーモンのマリネ
タコの煮凝り クスクス
平目のサオール
豚肉の田舎風パテ
1,600円のランチで前菜が4品盛り合せとはすごい。
しかし、田舎風パテ以外は味がはっきりとしない。サオールってもっと甘酢が濃い印象があるんだけど、こちらのは薄味。
タコの煮凝りもはっきりしない味だった。
どれも手が込んでいるのはわかるので、非常にもったいない。クスクスはひさしぶりにいただいた。
八海山サーモンとは新潟県南魚沼地方で養殖している「ニジマス」のこと。食べた感じは、サーモンとほとんど同じ。
パンはどれも自家製で、フォカッチャ、グリッシーニ等。おかわりが自由だそうなのでおかわりさせてもらった。モチッとした米粉パンみたいなのが美味しかった。
デザートはティラミス。大きい。味もとてもいい。
最後にビスコッティつきでコーヒーをいただいた。
アーモンドが香り立つ美味しいビスコッティだった。
こうして約1時間のランチだったわけだけど、なんと判断したら良いかわからない。
決して不味いわけじゃないけど、特別美味しいとも思わない。オススメかと問われれば、イタリアンを食べ慣れた方ならオススメできるかもしれない。
次回は予約してメイン料理をいただいてみようと思う。
イタリア現地仕様に詳しい方のご意見を伺ってみたい。
覚えにくい店名「ヴェッキオ コンヴェンティーノ」とは「古い小さな修道院」という意味とのこと。イタリア修行時代のレストランインスパイアらしい。
2位
1回
2016/11訪問 2016/12/22
【菖蒲(久喜)】 フレンチ不毛の東武北埼玉に誕生した奇跡のようなフランス料理店 「コット ア コット(久喜市)」
2016年11月
こちらも一年ぶりです。前回のレビューで「2016年も頻繁に訪問すると思う」などと書いておきながら。
今回はあらかじめ「セゾン 2500円」というコース(前菜、魚料理、肉料理、デザート)をお願いしたいと予約時に伝えておきました。
もちろん、来店時でもかまいません。
安いコースもありますが、当店の料理を存分に楽しみたければ最低でもこのコースが良いと思う。
このフレンチフルコースランチにビールとワインをいただいて5950円。高いか安いかは当店で体験していただければと思います。
前菜
尾長鯛のグリエ
ホタテのマリネ
オキアジのカダイフ包み焼き
魚介のサラダ仕立て
魚料理
ハタ 白ワインソース
肉料理
豚のヒレ肉のロースト 粒マスタードのソース
デザート
レアチーズのムース
グリオットチェリーのシャーベット
味はどれも文句なし。
今回特に美味しかったのは、カダイフで包んで焼いたオキアジ。
オキアジってあんまり見かけません。もしかしたら10年ぶりくらいかもしれません。淡泊だけどほんのり甘味があって柔らかい。こんなに美味しい魚だっけ??
カダイフのパリッとした食感がオキアジの美味しさを引き立てていた。
そのほか、どれも満足のいくお料理でした。
美味しかった。
2015年11月
二度目の来店。
今回もランチで「セゾン 2500円」というコース(前菜、魚料理、肉料理、デザート)をいただいた。結婚25年の節目のランチということにしてビール2杯とワインを1杯飲んで6400円。安い。
前菜
海の幸のサラダ仕立て
魚料理
真鯛のポワレ 貝をベースにしたソース
肉料理
国産鶏もも肉のパネ 赤ワインヴィネガーソース
デザート
素焼きのリンゴパイ 他
前菜は、カンパチのグリエ、穴子、スモークサーモンのリエットを中心にしたサラダで、丸く盛られているのはクスクス。
白ワインに合う。
魚は真鯛で写真のとおりシンプル。
貝をベースにしたというソースはラテみたいに泡立っているので食材によくつく。泡の食感もいい。
肉はパネソテー。ソースはシンプルだけど鶏肉に良く合う。
デザートはリンゴを棒状にして素焼きしたらしい。おもしろい。味もいいが、メレンゲが口に合わず夜まで胸焼けがひどかった。
お代わりパンが無料になって更にお得感が増した。
「トラットリア ナトゥーラ」が値上げをすることだし、大袋の「ヴェッキオコンヴェンティーノ」と並んで2016年も頻繁に訪問すると思う。
2015年6月
これだから食べ歩きはやめられない。
最初の情報は敬愛するR923Eさんのブログだった。R923Eのレストランガイド「コット・ア・コット côteàcôte(菖蒲町)」
相変わらず辛口コメントだが、端々から美味しそうな雰囲気が伝わってくる。食べログでも確認したら、すでに投稿が1件あった。
その後、当店のFacebook を確認し、オーナーシェフの経歴 を確認し、相当な期待をもって伺った。
期待し過ぎると現実に直面したときの落差に幻滅してしまうことが多いものだが、当店の場合は正真正銘期待通りかそれ以上のレストランだった。
すばらしい。
場所は122号沿いのスーパー「マミーマート 菖蒲店」のちょっと先。
二階建て住居の一階奥をレストランとしている。逆L字型の店舗で角の部分に厨房がある。店内は全体が柔らかなクリーム調。席数は16席程度だった。
決して予約制というわけではないが、ランチでも予約して伺った方が良いと思う。
非常に好ましいレストランの運営姿勢に見えたので、理由は敢えて書かない。予約をしないと食事できない可能性があるとだけ。
結局この日のランチはぼくらを含めて3組8~9名程度だった。
注文したのは、「セゾン 2500円」を2名分にビールとワイン。この値段で「前菜、魚料理、口直しのグラニテ、肉料理、デザート、飲み物」というフルコース。
飲み物を入れて合計で5950円だったが、30%増しくらいの満足感があった。
特に美味しかったのが、メインの肉料理「埼玉県産豚ロースのペッパーロースト ソースエシャロット」。
大きな豚ロースの塊をうま味を逃がさずじっくりとローストしてあった。ロースは柔らかく脂が甘く上品。ソースは赤ワイン系にエシェロットを刻んだような感じ。
ソース、うま味の濃い肉、脂の甘味、ペッパーが塗された外皮と、非常にバランス良く美味しい料理だった。
次いで美味しかったのが、デザート「クルスタッド・ド・スリーズ チェリーとアーモンドクリームのパイ包み仕立て」。
フランスでもスペインより南部にあるお菓子とのこと。バスクともおっしゃっておられたので、スペインでも食べられるのかもしれない。
見た目とおり、外がパリパリのパイ。カリッと噛みこむと中にはリンゴのタルト生地みたいなのがあった。スリーズとはサクランボのことなので、リンゴとサクランボだったのかもしれない。
食感が美味しく、パイ生地に包まれた生地が美味しい。
添えられていたのはフランボワーズのシャーベット。
前菜は、
じゃがいもの冷製スープ ヴィシソワーズ
自家製スモークサーモン
ヒラマサのマリネ
スープはじゃがいもがしっかりと香った。カリッとしたクルトンの食感も良い。
ぼくはスモークサーモンだあまり好きじゃないけれど、自家製だからか独特のスモーク臭いの品が良くて、自分にしては美味しくいただけた。
魚料理は「大宮市場より 目鯛のポワレ クレーム・ド・レギューム」。
レギュームとは野菜のことだから、野菜のクリームソースということかな?
目鯛は皮までパリッと焼かれてこれもまた美味しい。
途中、「りんごのグラニテ」と最後のコーヒーに小菓子がついて来て、食事は終わった。
1時間40分くらいだったでしょうか。
美味しい料理でゆったりとした時間を過ごさせていただいた。
エントリータイトルに書いたことは決して大げさではなくて、久喜市(旧菖蒲町)周辺に限らず東武線沿線の埼玉北部はまともなフレンチレストランがほとんどない。
そんなフレンチ不毛の地にいきなりハイレベルなフランス料理店が誕生してしまった。
旧菖蒲町の誇りといっても差し支えないフレンチレストランだと思う。
3位
7回
2017/12訪問 2018/02/13
【蓮田】 桜海老のパスタを食べに行った 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田)」
なんで冬場もシーズンなのに「桜海老」のパスタが無いんだろうと思っていたところ、2017年の12月のランチに桜海老のパスタが登場しました。それなら食べに行かなくては。
桜エビのパスタを食べるのが目的です。
なんといっても、当店のパスタでは「牡蠣のパスタ」と並んで最も好きな味なので。
しかし、あまり美味しくなかったのです。
一点だけなんですけどね、塩気が強すぎました。あまりにも塩気が強すぎて桜海老の香りが下品に感じてしまうほどです。
もうひとつのお目当て「牡蠣とほうれん草のクリームパスタ」も、あまり美味しく感じませんでした。牡蠣が新鮮じゃなかった。
ごろごろとたくさん入っているのは良かったのですが、クリーミーな味わいのウラに少し生臭さを感じてしまいました。
前菜もやっぱりいまひとつに感じてしまいます。
これで3名の飲食代が8100円。頻繁には行けません。
最近は2ヶ月か3ヶ月に一度の訪問になってしまいましたが(今回は3ヶ月ぶり)、お気に入りのイタリアンであることに変わりはありません。優良店であることも変わりありません。
しかし、ここ数年は落ち着いていて満席になることは少ないようです。ひところのようにホールにアルバイトを雇うこともなくなりました。
ぼくらにとっては静かに食事を楽しむことができる良い環境になりましたが、お店にとって厳しい状況が続いているのは皮肉なことかも知れません。
他店に研究されて希少性が薄れてしまったのに当店は高額化の一途を辿ってしまった。その間に、当店と埼玉イタリアンを研究し尽くしたリーズナブルで美味しいイタリアンが多数出現して、更に細分化と専門性が進んだのも理由のひとつかもしれません。
個人経営のレストランは本当に難しい。
もちろん当店も工夫を凝らしていますが中々追いつかないようです。
今回は「ホタテのクリームソース」と「ベーコンとカブ」のパスタを両方ハーフサイズにして、前菜盛り合わせとデザートの盛り合わせと飲み物が付くAセット(1000円)をそれぞれにお願いしました。
ハーフでホタテが1000円でベーコンが600円。ランチビールとワインをそれぞれ1杯飲んで、合計が4752円。
ビールとワインを飲んだからこんな値段かと電卓をたたき直してみると、アルコールを飲まなければ税込3888円です。他店と戦える値段かも知れません。
ただ、前菜はどれもいまひとつに思えてしまいます。味が単調で酸味系が多すぎ。この前菜なら次回はサラダでいいかな。
パスタはどちらもさすがの美味しさでした。
当店に通いはじめてもうすぐ丸7年。まだまだ好きなレストランです。
わが家のホームレストラン「トラットリアナトゥーラ」ですが、最近は二ヶ月に一度になりました。
レビューを詳細に書けなくなって、写真もメインのデジタル一眼で気合いを入れて撮影することが少なくなりました。
今回の写真はiPhoneです。ごめんなさい。
五月から導入されたセットメニューですが、前回書いたように夏場はスープのセットがなくなっています。
「セットA(432円」がグリーンサラダ、プチデザート、ドリンク
「セットB(1080円)」がおまかせ前菜盛り合わせ、お任せデザート盛り合わせ、ドリンク
ぼくらは「セットB」にして「小海老とブロッコリーのトマトクリーム」と「帆立貝とアスパラのクリームソース」のパスタをハーフでお願いしました。
前菜はパテとエスカベッシュがいつものように美味しかった。
いつもビールと白ワインを一度にお願いして同時に持ってきてもらうのですが、この日は忙しかったようで白ワインがサーブされたときは既に前菜を食べ終えたあとでした。
ビールが届いた時に一緒に白ワインが来なかったのでカミさんと「忘れたのかな?」と話していました。それならそれでいいやと思っていたのでした。
ここ最近お客さんが減ってしまっているようで、週末もホールはずっと奥さんが一人でやっています。
ナトゥーラの前の122号を通ることが多くて、いつも「今日はクルマが○台だね」と話しています。この日は比較的お客さんが多かったみたいです。
病院の帰りに思いついて寄ったので遅い時間で、ランチ客の最後でした。
ここ数回では一番美味しく感じました。
レストラン経営はつくづく難しいと思います。
ワンプレートランチが終わって、5月のランチからセットメニューが導入されました。他店ではよくみるセットメニューですが、ナトゥーラでははじめです。
訪問したときのセットは、
「セットA(432円」がグリーンサラダ、プチデザート、ドリンク
「セットB(756円)がグリーンサラダ、ミネストローネ、プチデザート、ドリンク
「セットC(1080円)」がおまかせ前菜盛り合わせ、お任せデザート盛り合わせ、ドリンク
だったのですが、いまお店のホームページを見ましたら、「セットB」がなくなって「セットC」がそっくり「セットB」になっていました。
夏が近いからスープはやめたのかな?
パスタは通常サイズとハーフで選べるようになっています。メイン料理を選択できるのもいいですね。
メニューは訪問時のもので現在は「セットB」の内容が「セットC」の内容になっています。6月から変わったのかも。
選択肢が増えるのは良いことです。
パスタをハーフでお願いして前菜盛り合わせのセットをお願いすれば安いメニューだと1700円ちょっと。値段的には競合他店と同じくらいになった感覚です。
ぼくらは「小海老と甘唐辛子のペペロンチーノ」(ハーフ)と「桜海老とポロネギのペペロンチーノ」(通常サイズ)をお願いして、前菜付きのセットにしました。
そのほかにビールとワインを1杯ずついただいて5400円だったので、まあまあでしょうか。
今回は前菜の盛り合わせからどうもイマイチで、桜海老のパスタは当店で一番好きなパスタなのですが、それもやっぱりイマイチでした。もう少し塩気があった方が良かったかな。それと、なんだろう一味足りない。
小海老のパスタは美味しかった。
久しぶりに夫婦で「メイン料理のコース」をいただきました。
やっぱり当店へ行くならこのコースが良いです。
ずいぶん久しぶりにいただいた「牡蠣とほうれん草のクリームソース」(パスタ)もとても美味しかった。
二人でメイン料理のコースをお願いして、ビール1杯とワインを2杯飲んで6696円。
決して安い金額ではないですが、やっぱりこっちが良い。
「トラットリア ナトゥーラ」がどんなレストランか紹介した記事は下段にあります。
最新の訪問は文字数と写真数の制限があって「食べログ」に掲載できませんので、下記のリンクからご覧ください。
ランチレビュー 一覧
ディナーレビュー 一覧
2016.12.09 蓮田 わが家のホームレストラン(11月のランチ更新) 「ナトゥーラ(蓮田市)」
2016.09.25 蓮田 珍しい料理をいただいた(8月のランチ)「ナトゥーラ(蓮田市)」
2016.06.03 蓮田 4月に桜海老のパスタがあった(4月の祭日と5月のランチ) 「ナトゥーラ(蓮田市)」
2016.03.27 蓮田 安いランチセットにお得感なし 「ナトゥーラ(2月3月のランチ)」
2015.12.31 蓮田 2016年から値上げしてしまう…… 「ナトゥーラ(12月のランチ)」
2015.11.03 蓮田 ナトゥーラで一番好きなのは「牡蠣とほうれん草のクリームパスタ」(9月10月のランチ) 「ナトゥーラ(蓮田市)」
2015.08.29 蓮田 7月8月のランチ 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2015.06.13 蓮田 初登場! 富山湾産の白海老を使ったパスタ 「ナトゥーラ 6月のランチ(蓮田市)」
2015.05.23 蓮田 桜エビと甘長唐辛子のペペロンチーノ 「トラットリアナトゥーラ 5月のランチ(4月も写真だけ)(蓮田市)」
2015.03.20 蓮田 落ち着いてゆったりとランチを楽しめる 「ナトゥーラ 3月のランチ(蓮田市)」
2015.02.22 蓮田 久しぶり真鱈白子のムニエル/1月のランチも 「ナトゥーラ ランチ&ディナー(蓮田市)」
2014.12.30 蓮田 2015年、10周年を迎えるそうです。「ナトゥーラ 12月のランチ」
2014.11.12 蓮田 ナトゥーラ11月のランチ 「ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.10.27 蓮田 ナトゥーラ10月のランチ 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.09.18 蓮田 9月のランチ 「ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.08.23 蓮田 8月のランチとディナー訪問をまとめて 「トラットリアナトゥーラ(蓮田市)」
2014.07.15 蓮田 ほぼ”酸味”の前菜が残念だった 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.06.22 蓮田 年に一度の楽しみ「たっぷり桜エビとポロねぎのスパゲッティ」 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.04.18 蓮田 ナトゥーラ4月のランチ(値上げ) 「ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.03.22 蓮田 祝日ランチでまったり 「ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.03.19 蓮田 ナトゥーラ 3月のランチ 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2014.02.14 蓮田 雪景色のナトゥーラでランチ 「ナトゥーラ(2月のランチ)」
2014.01.19 蓮田 ナトゥーラ 1月のランチ 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2013.12.26 蓮田 超豪華なクリスマスランチ、これで3,900円! 「ナトゥーラ(クリスマスランチ)」
2013.12.17 蓮田 ナトゥーラ 12月のランチ
2013.12.02 蓮田 終わっちゃったけど11月のランチ 「ナトゥーラ(ランチ)」
2013.11.13 蓮田 いつものイタリアンで誕生日会 「ナトゥーラ(ディナー)」
2013.10.07 蓮田 埼玉イタリアンの超優良店「ナトゥーラ」10月のランチ 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2013.09.18 蓮田 わが家の定番イタリアンで10回目のディナー 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2013.09.08 蓮田 今月は特に凄かった。記憶に残る9月のランチ 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2013.08.07 蓮田 前菜+メイン2品で2100円のイタリアンランチ 8月 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2013.07.27 蓮田 前菜+メイン2品で2100円のイタリアンランチ 7月 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2013.07.26 蓮田 50回は通っているわが家の定番イタリアン 「トラットリア ナトゥーラ(蓮田市)」
2013.06.12 蓮田 たっぷりの桜海老とポロねぎのペペロンチーノ 「ナトゥーラ 6月のランチ」
2013.05.31 蓮田 写真のみの更新ですみません 「ナトゥーラ 5月のランチ」
2013.04.26 蓮田 もう終わっちゃいますが4月のランチ 「ナトゥーラ ランチ」
2013.04.25 蓮田 今年もダブル誕生日でナトゥーラ 「ナトゥーラ ディナー」
2013.03.20 蓮田 3月23日(土)・24日(日)は清龍酒造の新酒祭りに出店 「ナトゥーラ 3月のランチ」
2013.03.14 蓮田 白子のムニエルが食べたくて日曜昼に 「ナトゥーラ(アラカルト)」
2013.02.09 蓮田 なんと白子のパスタ! 「ナトゥーラ 2月のランチ」
2013.01.17 蓮田 2013年初めてのナトゥーラ 「ナトゥーラ 1月のランチ」
2012.12.29 蓮田 2012年食べ納め 「ナトゥーラ 12月のランチ」
2012.12.23 蓮田 初めていただいたスペシャルコース 「ナトゥーラ クリスマスランチ」
2012.12.17 蓮田 ナトゥーラでは珍しいカルボナーラ 「ナトゥーラ 12月のランチ」
2012.11.10 蓮田 やっぱり旨い「牡蠣とホウレン草のクリームソース」 ナトゥーラ 33度目
2012.11.07 蓮田 9月2度目のランチと10月のランチ ナトゥーラ 30・31度目
2012.11.04 蓮田 バースデーにナトゥーラで晩飯 ナトゥーラ 32度目
2012.09.07 蓮田 「自然」「清潔」「癒し」のイメージ ナトゥーラ 29度目
2012.09.01 蓮田 夏休み中、2回ディナーで ナトゥーラ 27・28度目
2012.08.13 蓮田 まだまだ進化し続けるぞ! ナトゥーラ 26度目
2012.07.20 蓮田 いつまでも心落ち着く Our Home Restaurant であってください ナトゥーラ 25度目
2012.07.14 蓮田 初心に還って進化も忘れない ナトゥーラ 24度目
2012.06.17 蓮田 いくら誕生日でも食べ過ぎww。夜も満点 ナトゥーラ 23度目
2012.06.13 蓮田 具だくさんイタリアンの神髄。今月は大量の桜海老! ナトゥーラ 22度目
2012.06.01 蓮田 満点で良いと思う ナトゥーラ 21度目
2012.04.26 蓮田 二週連続だけどランチも食べたい ナトゥーラ 20度目
2012.04.16 蓮田 記念日にナトゥーラ 19度目
2012.03.11 蓮田 今シーズン最後?の「牡蠣とホウレン草のクリームソース」 ナトゥーラ 18度目
2012.02.18 蓮田 Our Home Restaurant ナトゥーラ 17度目
2012.01.21 蓮田 ぼくらにとって最高のレストラン ナトゥーラ 16度目
2011.12.30 蓮田 ナトゥーラで明けてナトゥーラで暮れる ナトゥーラ 15度目
2011.12.17 蓮田 牡蠣のクリームソース最高! ナトゥーラ 14度目
2011.12.04 蓮田 土砂降りの雨の日に ナトゥーラ 13度目
2011.11.30 蓮田 キャパオーバー? ナトゥーラ 12度目
2011.11.12 蓮田 ディナータイム初訪問 ナトゥーラ 11度目
2011.10.16 蓮田 大きなアメリカ杉が目印 ナトゥーラ 10度目
2011.09.24 蓮田 おろしとんぶりソース ナトゥーラ 9度目
2011.08.20 蓮田 定点観測 ナトゥーラ 7・8度目
2011.06.25 蓮田 行き届いたサービス ナトゥーラ 6度目
2011.05.22 蓮田 研究熱心で季節感抜群 ナトゥーラ 5度目
2011.04.30 蓮田 毎月の楽しみ ナトゥーラ 4度目
2011.03.19 蓮田 震災直後の憩いのひととき ナトゥーラ 3度目
2011.02.27 蓮田 とても気に入りました ナトゥーラ 2度目
2011.01.30 蓮田 安くて雰囲気の良いイタリアン ナトゥーラ 初めて
印象的なサービスと抜群のコストパフォーマンス
ナトゥーラはこんなレストラン
良心的な価格で、季節感溢れる美味しいイタリア料理がいただけるお店です。
コストパフォーマンスに優れ、一皿のポーションが大きいのも特徴です。料理の種類もとても多い。
特にランチには、低価格で驚きのコースが用意されています。思いっきりお腹を空かせて行きましょう(笑)。
ディナータイムはアラカルトが中心です。
一皿のポーションが大きく値段も高くないので、人数がそろえばバラエティに富んだ料理で充分に満足な食事を楽しむことができます。
カップルの場合、前菜2皿、パスタ一1皿、メイン1皿、デザート、飲み物で十分でしょう。当店の標準的な料理の金額を当てはめてみると、1人あたり3,000円台で収まると思います。もちろん、飲み物をお願いすれば高くなりますけど。ここで間違ってもパスタを1人1皿とかオーダーしないでくださいww。きっと全部食べられません。
各人別々のパスタを食べたい場合はメインをお願いしなくて大丈夫です。
コースをお願いすれば、シェフ心づくしの料理を堪能できます。コースの場合は1人4,200円からで、前日までの予約が必要です。メニューはいろいろと相談に乗ってもらえます。
ランチメニューは、2016年3月現在下記の3種類です。
下記のランチメニューは、日曜と祝日は提供されないので注意が必要です。
【パスタセット】 1,650円~(2016年1月より外税)
・グリーンサラダ
・パスタ
・自家製プチデザート
・飲み物
【メイン料理のコース】 2,400円(2016年1月より外税)
・シェフおまかせ前菜盛り合わせ
・ハーフパスタ(8種程度から選択~毎月変わります)
・メイン料理(2種程度から選択~毎月変わります)
・バケット または ミニライス
・自家製デザート盛り合わせ
・ドリンク
※パスタとメイン料理は、100円~400円程度の加算料金が必要な場合があります。
【パエリヤセット】 2,300円(2016年1月より外税)
・グリーンサラダ
・海の幸のパエリヤ
・自家製プチデザート
・ドリンク(ランチドリンクより一品)
・※二人で取り分けスタイルの「パエリヤデュエ(¥4000)」あり
オススメのランチは、2,400円で前菜の盛り合わせ、パスタ(ハーフ)、メインの肉料理or魚料理、デザートとプチデザート、飲み物がいただける、【メイン料理のコース】です。
2016年1月に外税化し実質値上げしましたが、それでもコストパフォーマンスに優れているのは間違いありません。この金額で、イタリアンのほぼフルコースがいただけてしまう破格の素晴らしいランチです。
一皿の分量が多いので、女性にはちょっと多めかもしれません。
定番、オススメは?
前菜では季節の野菜・魚介・肉を、カルパッチョ、マリネ、エスカベッシュ、カルピオーニ、テリーヌ、パテ、ムース、ソテー、グリル、ムニエル、フリッタータ、タルト、スモーク、煮込み、サラダと多彩な料理で楽しませてくれます。
印象的だったのは、「あんきものテリーヌ」(下の写真右)「穴子のテリーヌ」「白子のテリーヌ」(下の写真左)あたりでしょうか。あれ?みんな魚介のテリーヌ(笑) 白ワインが進みます。
パスタはどれも美味しいですが、特にクリーム系が悶絶レベルの美味しさです。
定番でオススメは、「生ウニのクリームソース(通年)」「牡蠣とほうれん草のクリームソース(冬場のみ)」「小海老とブロッコリーのトマトクリーム」「ペンネ・ゴルゴンゾーラ(通年)」「子柱と木の子のクリームソース」あたりでしょうか。
「生ウニのクリームソース」は当店の看板メニューです。ウニが苦手でない方は是非一度ご食べてみてほしい。
冬場ならば「牡蠣とほうれん草のクリームソース」がイチオシです
次いでオススメなので、オイルベース(塩味)です。
当店のシェフは、「ペペロンチーノ」と「オイルベース(塩ベース)」を明確に分けています。同じアーリオオーリオなのですが、「ペペロンチーノ」とある場合は一味がしっかりと入っているので辛味があります。
「(塩ベース)」とある場合はアーリオオーリオで辛味はありません。
オイルベース(塩ベース)は、最もバラエティに富んだパスタがいただけます。
個人的なイチオシは、6月の上旬くらいに一瞬だけメニューに載る「桜海老とポロネギのペペロンチーノ」です。是非、一度食べてみて欲しい絶品パスタです。
トマト系でもトマトクリームや、ミートソースでもクリームミートソースがオススメですが、定番の「ブッタネスカ」や「アマトリチャーナ」もいけます。こちらの「ペスカトーレ」はちょっとデミグラスっぽいソースで印象的です。オイルソース(塩)では、「ボンゴレビアンコ」(下の写真)が美味しかった。
トマト系はちょっと弱く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、季節の素材をふんだんに取り入れて、研究熱心なシェフから日々新しいパスタが生まれています。
パスタ以外では、魚介料理がとても美味しい。アクアパッツァは定番ですね。魚介はハズレが少ない。
肉料理もアイディア溢れた料理で楽しませてくれます。特に鶏肉の料理が美味しい。ソースも多彩です。
でも、どちらかというと、肉料理よりも魚介料理に魅力を感じるかな…。
自家製のデザートも水準が高い。
定番は「カプリ島レシピのチョコケーキ(小麦粉を使わずアーモンド粉を使用)」(下の写真左のケーキ)「ベイクドチーズケーキ」あたり。
プチデザートと呼ばれているのは、小さなカップに入ったムース状のデザートです。定番は「黒胡麻のババロア」(一番下の写真の茶色のカップ)「ヨーグルトのムース」(下の写真の白いカップ)あたりでしょうか。どれもとても美味しい。
盛りつけが美しいのも当店の特徴です。
色合い良く繊細。前菜の盛り合せやメイン料理の付け合わせ、デザートの果物やケーキが美しく盛りつけられています。
全体的に、味付けは濃い目かも知れません。
ピッツァの提供はありません。
時間と気持ちに余裕を持って
ナトゥーラとはイタリア語で自然という意味があるそうです。
国道122号を走っていると見えてくるセコイア(アメリカ杉)の大木が目印。レストランの横にはナトゥーラガーデンと呼ばれる小さなお庭があります。食後にちょっと散歩もできちゃう。
メルヘンチックな欧風一戸建てのレストランは、天井が高く開放的で落ち着きのある空間です。雰囲気もとても良い。
最後に当店を楽しむためのちょっとしたご注意というか心構えというか、余計なお世話を。
厨房はシェフが1人のため、料理の提供に時間がかかることがあります。ホールも1人のことが多いため、お店全体に目が届かないことがあります。
厨房に補助のシェフを1~2名、ホールにイタリア料理に詳しく接客に長けた方を2~3名、それぞれ増員すれば、ほぼすべての客に満足してもらえる料理とサービスを提供できるのだと思います。
でも、それでは、現在の価格ではやっていけないでしょう。お店の雰囲気はガラリと変わることでしょう。
洗練されたサービスと料理をお求めになる方には、別のお店があるような気がします。
是非、気持ちと時間に余裕のあるときにご訪問されてください。あるいは、ランチ・ディナーともに開店一番とか。
波長を合わせて極上の時間をどうぞ。
毎月のメニューや営業関連の告知は、奥様手作りのホームページに掲載されています。
ホームページの意義を正しく理解されている信頼度の高いサイトです。 → 「トラットリア ナトゥーラ」
2017年1月から「パスタランチ」をやめて「ワンプレートランチ」をはじめました。税抜き1650円の「パスタランチ」に対し、「ワンプレートランチ」は税抜き1200円(税込1296円)です。
写真のようにサラダ、パスタ、メイン料理、スープが一皿に盛られています。他に飲み物とカップデザートがついてこのお値段ですからお手頃かもしれません。
女性にはちょうど良い分量のようです。
いつものようにビールとワインを飲んで3564円だったので、とても利用しやすいお値段になりましたが、男性は648円で追加できる前菜盛り合わせをお願いしても微妙と思うので、税込2592円の「メイン料理のコース」が良いように思います。
自分は絶対に足りないだろうと思ってパンを別にお願いしたのですが、それでも足りませんでした。
スープが具だくさんととても良いです。食べ応えがありました。パスタは3択。メイン料理は決まっています。
ぼくらはボンゴレのロッソとビアンコをお願いしました。美味しい。
メインの「若鶏の香草グリル」もナトゥーラでは定番なので安定の美味しさです。
新しいお店がたくさんできて少しお客さんが減っていたようです。自分も回数が減ったし。
新しいメニューが起爆剤になってくれると良いのですが。
4位
1回
2015/10訪問 2015/11/03
【春日部】 やっぱり春日部の宝、料理出しがスピーディになった 「シェ・ウメツ(春日部市)」
2015年10月
前回の訪問から4年もあけてしまった。
美味しさと安さに感動した「ランチおすすめコース」(前菜の盛り合せ、きのこのパイ包みスープorパスタ(選択)、メイン料理(選択)、本日のデザート、ドリンク)は200円値上がりして2,480円になっていた。
それでも、プリモとセコンドのつくランチでは埼玉最安に近いと思う。
「シェ・ウメツ」といえば時間かかかることで知られていたものだが、今回は12時ジャストに入店して帰宅まできっちり1時間半だった。たったの1時間半。
帰宅時、思わずシェフに「早かったですね!」なんて言ってしまった。
今回も同じコースをお願いして、ビールとワイン。
注文して20分も待たずに「前菜の盛り合わせ」が出てきた。3品だった。
シャンピニオンのムース
アワビとサーモンのカルパッチョ 冬瓜のピクルス
長ネギのキッシュ
ムースがすばらしく美味しかった。見た目が黒っぽいので美味しそうには見えないのだが、ひと掬いして口に入れてびっくりしてしまった。ほんのりとマッシュルームが香るクリームが味わい深く旨味がすごい。
全コースを通してこのムースが一番美味しかった。
次いで長ネギのキッシュがよかった。
長ネギということだが全体がズッシリと重い。椎茸は確認できたがなんだろう。じゃがいもだろうか。良い味だった。
サーブの時に少し酸っぱく感じるかもといわれた「冬瓜のピクルス」もよかった。食欲を刺激するちょうど良い酸味だった。
スープかパスタを選べる次の皿は、ふたりともパスタを選んだ。
ベーコンとキノコのクリーム
あさりと小エビのトマト味
残念だけど、相変わらずソースが緩い。スープかと思うほど。
クリームもトマトソースも味は悪くないんだから、もうちょっと乳化させたらもっと麺にからんで美味しくなると思うんだけど。
セコンドは
牛ホホ肉の煮込みと若鶏の盛り合せ
サワラとメジナと帆立のポワレ
肉のソースは八丁味噌の赤ワインソースとのこと。ほんのりと味噌が香る。
牛肉はよく煮込まれてホロホロ。
魚料理のソースは焦がしバター系だと思う。食べたカミさんによればイマイチ味が薄かったらしい。
魚はサワラもメジナもまったく臭味がなく身が締まって美味しかった。
デザートは、
焼きリンゴのタタン
タルトフローマージュ
それぞれにアイスがついてきた。
普通のデザート。美味しく頂いた。
こうして4年前と同じランチをいただいたわけだけど、値段は200円上がって量は若干少なくなった印象。
味は変わらず美味しい。パスタソースをなんとかしてくれれば毎月でも通いたいと思うのだが……。
パスタソースに目をつぶっても「春日部の宝」であることは変わりない。
もっと頻繁に通いたい。
2011年5月
気に入りました。
前菜からデザートまで、逸品ぞろいのランチをいただくことができました。
ただし、時間がかかります。12時の開店と同時に来店して、ランチコースが終わるまで約2時間。一品一品丁寧に作られた料理をいただきながら、カミさんと静かに話をしていたらアッと言う間でしたが…。
尤も、客はぼくらを含めて4組ですから、2時間は驚異的かも知れません(笑)。
お願いしたのは、「ランチおすすめコース」です。【前菜の盛り合せ、きのこのパイ包みスープorパスタ(6択)、メイン料理(4択)、本日のデザート、ドリンク】の構成で2,280円。
プリモとセコンドがついてこのお値段は、知る限り埼玉県では銅メダルの良心的価格です。土日祝日も同じコースがあって、しかもメイン料理の4択には牛肉が3品も。パスタもハーフじゃありません。味も文句無し。
若干、パスタは好みと違いましたが…、メインに魚がありませんでしたが…、時間もかかりましたが…、それでも、「春日部の宝」と呼んで差し支えない名店だと思います。
ランチメニューは今回ぼくらがお願いした「ランチおすすめコース2,280円」の他にいくつかあります。
改めて整理してみます
パスタコース 1,480円
・本日の前菜
・パン
・本日のパスタ
・デザート
・ソフトドリンク
ランチおすすめコース 2,280円
・本日の前菜
・パン
・きのこのパイ包みスープ又は本日のパスタ(6択)
・メイン料理(4択)
・本日のデザート
・ソフトドリンク
ランチスペシャルコース 3,150円
・本日の前菜
・パン
・フォアグラのソテー
・きのこのパイ包みスープ
・メイン料理
・デザート盛り合せ
・ソフトドリンク
メイン料理は、・牛ほほ肉の煮込み、・牛フィレ肉のステーキ、・仔羊のグリルが常メニューで、日替わりの料理とパスタから選びます。パンのお代わりは1個100円。
「おすすめコース」では選択が可能なので、「きのこのパイ包みスープ」と「パスタ」は同価に見えますが、スペシャルコースでは選択できない設定みたいです。
「おすすめコース」が、ホントにおすすめに見えます(笑)。
ランチは他にも、
・本日のパスタセット980円~(パン、ソフトドリンク、本日のパスタ)
・本日の肉料理セット1,050円~(パン、ソフトドリンク、肉料理)
上記にデザートを付ける場合は、+300円とのことです。
お店のメニューは、誤字脱字と書き込みが一杯(笑)。作り直した方がいいかも…。日本語が堪能でない方が作りましたね。
春日部駅西口から徒歩3分。雑居ビルの2階です。
左に「もつ焼き いしん」、右に「小樽らーめん 豆の木 中央店」がある雑居ビル。両店に挟まれた狭い階段を一直線に登った右手に「シェ・ウメツ」があります。
なんと、入口は木製茶色の引き戸(笑)。
イタリアの国旗もないし、よく見ないと壁に貼られたメニューも見えないし、「営業中」との看板はあってもお店の名前も無い。もちろんフランス国旗もありません。一見正体不明(笑)。
ビル2階の窓に小さく書かれた店名は、よく見なくちゃわかりません。これじゃ知らない人は入りません…orz。やる気あんのか?って本気で思いました。
ホールをたった一人で切盛りする女性は、日本語のあまりお上手ではない東洋人(中国?)。12時の開店と同時に入店したのに、40分近く経っても何も出てきません。不安はピークです。
しかし、40分待ってやっと出てきた前菜でノックアウトされました。すばらしい。
前菜は下記の4品です。ちゃんと料理の説明もありました。
・エスカルゴのパイ包み
・サーモンと帆立のマリネ
・蛸のマスタード風味
・むき海老のラビオリ
エスカルゴとラビオリが温菜で、マリネと蛸が冷菜です。温菜はほど良く温かく、冷菜はほど良く冷たい。当たり前のことですが、これに驚きました。手間暇かけているのがよくわかります。
まず、「むき海老のラビオリ」から。
見た目は、まるで海老ワンタンです。それほど大きくはないので、無造作に一息で口に放り込んでしまいました。わっ、、旨い!!!
こんなラビオリ食べたことがない。プリプリしたラビオリの食感と甘めのソースが口いっぱいに広がります。噛み込むともっとプリプリした海老が姿を現しました。ソースもうんまい。これをもっと食べたい。でも、一口なので、お皿に残ったソースを小指の先につけて舐めてしまいました。すみません。
マリネも蛸もパイ包みも、しっかりとした味わいで美味しくいただきました。白ワインにも合います。
前菜のあと出てきたパンも好み。
ホールは女性お一人です。いちいちシェフに指示を仰いでいなかったので、年季は入っているのでしょう。一人なので限界はありますが、サービスもそれほど悪くないように思いました。
実は、ワインにコルク栓のカス(たぶん)が浮いていたのですね。目の前で注がれたなら、余計なゴミなど入っていないと分かるのですが、厨房で注いだグラスを持って来られたので、交換してもらいました。それも2度も…。
それでも、嫌な顔ひとつせず交換に応じてくださり、更に同じボトルから注いだと思われる別のお客さんに、ゴミの有無を確認していらっしゃいました。
コルク栓のカスとわかれば、自分で掬ったのですけど、初めてのお店だったこともあって慎重になってしまいました。
店内は、テーブルが4卓とカウンター5席と狭い割りにテーブルの配置は狭苦しくありません。段差がちょっと気になりますが、あのくらいの狭さの方が落ち着くこともあるかもしれません。
サーブに時間がかかるのは、たった一人のシェフが一品一品丁寧に作っている証拠でしょう。
というわけで、パンのあと、パスタまでまた長い間待ちました(笑)。
パスタはちょっとばかり好みと違っていました。
とろみのあるソースがよく絡んでいるのが好きなのですが、こちらのソースはかなり緩かった。それでも、味は文句ありません。
「ほうれん草とベーコンのクリームソース」は、ほどよい塩加減のクリームソース。ほうれん草は、「赤軸ほうれん草」ですね。シャキシャキとした茎の食感が良い。パスタの茹で加減もバッチリです。
「海の幸ときのこのトマトソース」は、後からやってくる若干の辛味。こちらも絡み方がイマイチな気がしましたが、過去にいただいたトマトソースでは最上位かもしれません。海の幸のエキスがたっぷりと出て、ほどよい酸味が味わい深いトマトソースでした。
メインまで、またしばらく待ちます。
「牛フィレ肉のステーキ」は、舌の上で蕩けるような上等な肉ではありませんが、火の通り方が好みで赤ワインのソースも美味。しっかりとした歯ごたえがあるのに堅いと言うほどではなく、肉の味も濃い。良いステーキです。
「和牛スネ肉の煮込みと若鶏のソテー マスタード風味」がまた良かった。スネ肉のスジはしっかりと残っています。ナイフを入れるまでもなくホロホロと肉が崩れちゃう。このスジがデミグラスソースと良く合うんです。噛み込むと共に溶けていきます。
若鶏は皮がパリパリに焼かれて、マスタードと香草の風味がすばらしく旨い。
デザートは、「レアチーズケーキ」と「ガトーショコラ」です。
レアチーズにかけられたレモンシロップが良いアクセントでした。ガトーショコラも、チョコの味が濃い鉄板です。
コーヒーは酸味と苦味のバランス良い味。
こうして、またまた記憶に残るランチとなりました。
この味で、このボリュームでこのお値段。文句ありません。
採点はちょっと甘いかも。このお店にしては不当に低い点数だと思ったので。ご勘弁を。
カミさんは、食事中から「美味しい!」を連発。お店を出た後、「4.5」と宣言しておりました。同意見です。
たぶん、これから、何度も伺わせていただくと思います。
ありがとうございました。
5位
1回
2015/03訪問 2015/12/18
【北本】 おしゃれなおしゃれな畑の中のカフェ&フレンチ 「フォースカフェ(北本市)」
頻繁に訪問している北本の大自然「北本自然観察公園」の裏手(表?)にある。
この日も公園内にある満開の「エドヒガンザクラ」を見てから伺った。
場所はざっくりと言うと、公園を挟んで北里大学の反対側になる。
なぜか田んぼがなく、農地はほぼ畑ばかりというエリアである。地形的にちょっと高台だから?
「フォースカフェ」はそんな田舎の風景に、しっかりと溶け込んでとても素敵な佇まいだった。
こういう建物に来ると写真好き魂みたいなのに火が付いてしまう(笑)。
みっともないから、普段は写真作家を気取ったような自意識強めの自己満写真は撮らないようにしているんだけど、今回はギリギリの線を勘弁してほしい。
中も外も素敵だった。青空なら尚良かったけど(笑)。
ただ、全体からは、昔の文化住宅wを大規模に改装したような感じを受けてしまった。蓮田のパン屋「手づくりやさん」みたいな。
店内へは靴を脱いで上がったから? 食事室が3室か4室あってそれぞれ個室だったから? どちらにしろ正解のような気がする。
ランチは煮込みのセットとパスタのセットのみ。
煮込みが食べたかったので夫婦で別々の煮込みをオーダーしたのだけれど、メニュー写真で見る感じだと絶対に足らないと思った。それで、パスタを単品でお願いできないかと尋ねたら不可で「パンなら…」とのこと。
予想とおり満腹にならず、パンの追加も考えたけど、これだけ美味しい料理をいただいて、結局パンでお腹を膨らますなんて不健全に思えて腹七分で帰宅した。
帰宅することにはほぼ満腹になっていたけど。
お願いしたのは、「海老と丸ごと玉ねぎのコトコト煮 1,500円」「牛肉のビール煮 1,500円」とビール&ワイン。合計で4,400円。
どちらも美味しかった。来て良かった。
玉ねぎの自然で優しい甘味と海老の香りが溶け合ったスープがめちゃ美味い。これならバケツに一杯でも飲めるww。
ビール煮はクセになりそうなアクの強そうな味。メニューにあった「苦味」は感じなかったけれど、野性的で深いコクが美味しい。牛肉が超柔らかい。
煮込み料理には、パン、サラダ、デザート、ドリンク(ドリンクバー)がつく。
パンも野菜もガトーショコラも美味しかったが、唯一、ココットに入ったゼリーが最悪だった。昔の「ワタナベの粉末ジュース」を溶かしたようなケミカルさが感じられて気持ち悪くなるほどだった。
それでも全部食べたのは、残すのはもったいないという貧乏性と少しでも満腹感を得たかったという理由ww。
もうひとつ、お店の感じと合わないと思ったのが「ドリンクバー」。
ぼくが嫌いなせいもあるかもしれないけど、こういうお店にドリンクバーは似合わない。
6位
1回
2015/04訪問 2015/09/02
【北与野】 ビジネス街の安心できるイタリアン 「fino(フィーノ)(さいたま市中央区)」
ランチは予約不可なので早めに家を出たら1時間近く早く着いてしまった。
北与野駅地下の駐車場にクルマを入れて、周辺をぶらぶらしていたら1時間なんてあっという間に経ってしまったけれど、春日部から大宮方面はホントに読めない。
お店は、北与野駅前の大規模マンションの1階にある。
初めての訪問で事情がわからないので、開店10分前にお店到着した。万が一開店を待つ人で行列でもできていたら困るし。
でも、誰もいなかった。
開店まで待ってもぼくらの他に1組がいらっしゃっただけだった。
注文を終えても「ランチ予約不可」の理由はわからなかった
しかし、閑散とする狭い店内でカミさんとのんびり食事をしていたら、12時を回ったころサラリーマンと思しき方々が大勢やってきた。土曜日にも関わらず。
これが理由でしょうか。さいたま新都心が近いのでビジネスユースが結構あるのでしょう。
だからというわけではないが、料理も雰囲気もサービスもソコソコという印象を持った。
それでも料理だけは頭一つ抜けているか。飛びぬけて美味しいとは思わなかったが、値段の割に手のかかった料理だったと思う。
近所にあったら定期的に通いたくなるような。
お願いしたのは、パスタとメイン料理がワンプレートに乗った1,480円の「フィーノランチ」を2名分。スープと前菜サラダ、パン、デザートが付くが飲み物は別になる。
他にコーヒーとビール2杯とワインをいただいて5,964円だった。
前菜と言った方がしっくりくるサラダは、イタリアンドレッシングのかかった葉物野菜、モルタデッラ、フリッタータ、牛肉のしぐれ煮みたいなもの、が一皿で、別に小さなスープ。
ドレッシングが美味しかった。牛肉が不思議な味わい。
パスタだけは選べるので、「小海老と春キャベツのクリームスパゲティ」と「小やりいかとドライトマトのスパゲティ」にした。
どちらも具材がたっぷり。
クリームは、クリームの甘さと塩加減等ぼくらの好みにピッタリで美味しくいただいた。
小やりいかは野性味たっぷりのトマトソースが刺激的でイカのエキスが濃厚だった。
メインはカジキマグロのソテー。
どれも説明がないので推測だが、クリーム系のソースがとても良く合った。美味しい。
焼き加減も悪くなかった。
デザートは、ガトーショコラとベリーのセミフレッドみたいなものだった。
こちらも美味しい。
ビールとワインをお願いしたのでこんな金額になったが、1,480円のワンプレートはビジネスユースにも応える立派なものだった。
このお値段でこれだけの料理がいただけるんだから、近所のリア充系サラリーマン(ウーマン)は放っておかないでしょうね。
7位
1回
2015/07訪問 2015/08/08
【東浦和】 心機一転、タベタリーノから独立オープン! 「地中海料理 ムラーノ(さいたま市緑区)」
「タベタリーノ 東浦和店」の店長が「ムラーノ」として独立した。
タベタリーノ時代を知らないので内装やメニューがどう変わったか説明はできないが、印象としてはタベタリーノ時代から大きな変化はないように思う。
タベタリーノ系はみなさん同じだが、当店も「渡り蟹のトマトクリームスパゲッティ」がイチオシのようだ。
もちろん、いただいたのだが、当店のは美味しい。タベタリーノ系は本家も含めていくつも行っているが、こちらのが一番美味しい。
蟹の旨味とトマトとクリームのバランスが非常に良いスパゲッティだった。
お願いしたのは、前菜盛り合せ、パスタ、デザート、パン、飲み物で1,680円の「ランチ Aコース」。これを2名分に、ワイン2杯とビール1杯。合計4,910円だった。渡り蟹のパスタはプラス200円。
値段から考えればとても良いイタリアンだと思う。
ただ、もう一品のパスタ「シラスとキノコのフェデリーニ」がいまひとつ。
バランス良い塩味は良かったが、シラスの生臭さがとれていなかった。見た目の色合いもよくなかった。
ここまで一勝一敗という感じだが、実は先にいただいた「前菜の盛り合せ」がとても良かった。
前菜盛り合せ
スペイン風コロッケ
白身魚のエスカベッシュ
さつまいもサラダ
ヤリイカのブッタネスカ
ブロッコリーとドライトマトのマリネ
帆立とハマチのカルパッチョ
ひとつひとつは少ないのだが、どれも味が良い。
特に美味しかったのが、スペイン風というコロッケ。普通のポテトコロッケだと思ったら「スペイン風」というからにはタラが入っているのかも? 不明。
パプリカのソースがよかった。
デザートは、「ガトーショコラ」と「かぼちゃのプリン」をお願いした。
どちらも美味しい。
デザートをいただいていると、ホール担当氏が「デザートワインを少し飲んでみませんか?」と。
もちろん、断る理由はないのでいただいた。
ワイン単体だと非常に甘いんだけど、これがデザートにピッタリ。特にかぼちゃのプリンと一緒にいただくとものすごく美味しかった。
良いお店だと思う。
越谷の「タベタリーノ」より、当店の方があらゆる面で勝っているように思う。
8位
1回
2015/09訪問 2015/12/18
【幸手】 丁寧に作られたイタリア&ポルトガル料理 「Giro(幸手市)」
2015_09
前回の訪問から一年近く開けてしまった。
この約一年の間に、前菜盛り合わせ、パン、パスタ、飲み物で1300円だったランチは同じ構成で1500円になり、当時はなかったデザート付きランチ(前記ランチ+デザート)が1800円で登場していた。
ぼくらがお願いしたのは、ちょこっと前菜+ピッツァ+ハーフパスタ+飲み物で1700円のランチ。カミさんはこのままお願いしてぼくは「ちょこっと前菜」を普通の前菜に変えてもらった。これがプラス300円?
ピッツァをプラス200円でメニューにない「生ハムとルッコラ」をお願いして、ビールとワインをいただいた。全部で5080円だった。
記憶の通りのすごいボリュームだ。
前菜ではメイン料理が選べるそうなのでキッシュと合鴨の香草煮をお願いした。
前菜
水菜と自家栽培ルッコラのサラダ
ごぼうのアラビアータ
白身魚のカルパッチョ
冷製スープ
肉のパテ
カプレーゼ
基本はこれだけなんだが、ちょこっとの方は少し少ないのかな。
どれも美味しい。これだけでお腹いっぱいになってしまいそう。
ピッツァに使用した自家製生ハムはちょうと口開けだそうで、もってきて見せて下さった。
すごい迫力。
自家製生ハムと自家製のルッコラを載せたピッツァがすばらしく美味しい。記事は北海道産の小麦を使用しているそう。
ピッツァはデュラムセモリナ粉に限ると思っていたので、国産でもこんな風味とモチモチ感が出るのかとびっくり。
パスタは優しいジェノベーゼだった。
どれも美味しい。
近くにあったら通ってしまいそうなレストラン。
残念ながら、占いの奥さまは最近忙しいそうで、この日は不在だった。
また行きます。
2014_10
以前は、和食屋さんがあった建物に、2014年8月にオープンしたレストラン。イタリア料理は一般的だが、ポルトガル料理とはどんなものだろう。
情報が少ない中、イタリア料理が主体なような印象を持って伺った。
店舗は写真のとおりの一軒家。
周囲をマルエツが運営している大規模ショッピングセンター「エムズタウン」、エムズタウンのアウトレット、「マルエツ幸手上高野店」、「ケーズデンキ」、「スシロー」に囲まれていると言う変わった立地で、レストランの周囲はすべてエムズタウンの駐車場になっている。
この一軒だけマルエツの買収を拒んだような感じといえば、わかりやすいかもしれない。実際は不明。いろんな妄想をかきたてさせてくれる。
本当に周り全部が駐車場だが、レストランの駐車場は店舗前に5台分くらい確保されているので、お店に迷惑をかけるような真似はしないほうがいい。
お店は、30歳代と思しきご夫婦で営業していらっしゃった。良人が厨房に入り、奥様がホールを担当しておられる。
オープンして日が浅いためかオペレーションがあまりよくないように感じたのは、ホールを担当していらっしゃる奥様が不慣れな点が大きいように感じた。
たまに聞こえて来る「ええっ、~~だったの??」みたいなシェフの声が優しい。そこは非常に良い。
想定外の時間はかかってしまったけれど、個人的には料理よりも癒し系の奥様がとても素敵なキャラだったことのほうが印象的に残っている。
解る人にだけ解る情報だけど、2011年にTBS系列で放送していたドラマ『「専業主婦探偵~私はシャドウ』の深田恭子を髣髴とさせる雰囲気をお持ちだった。
詳しくは書かないが、思わず「奥さん、がんばれ!」と背中を押したくなるので、興味のある方は一度食べに行ってみてほしい。
奥様は、心理カウンセラーだそうで、占いもやっていらっしゃるとか。
席に腰を下ろすと説明してくださいます。
その席なんだけど、たぶん以前は畳み敷きだった幅の狭い小上がり席に板を張ってテーブル席にしているような感じなので、厨房側の席は後が怖い。そこは注意。
奥様の方が印象深いなんて書いたけど、料理だって負けず劣らず立派なものだった。
ランチは「前菜盛り合わせ、パン、パスタ、飲み物」で1,300円の一種類のみ。これに、500円でデザートをつけられる。
メニューを読むと前菜の盛り合わせが豪華に見える。これで1,300円は破格じゃないか?みたいな話をしてランチを2名分とそれぞれデザートをお願いした。
ぼくはいつも通りに、ビール(650円)とワイン(480円)をいただいて、カミさんは「ジンジャエールはジョッキで出てきますよぉ~」という奥様の強いオススメもあって「自家製ジンジャエール (580円)」をいただいた。他にパスタの追加料金があったので、支払いは5,030円だった。
しかし、今電卓を叩いてみたら、5,610円www。
ジンジャーエールが伝票についていなかった。あれだけ勧めてくれたのに付け忘れるなんて(笑)。今度行ったら支払おう。申告して支払っても良いと思えるくらい美味しいジンジャエールだったw。
カミさんは生姜感?を強く感じたそうだけど、ぼくはそれほどでもなかった。もうちょっと三温糖を少なくしてもいいくらい。でも、美味しい。
みじん切りした生姜がジョッキの底に沈んでいるので、飲むと口に上がってくるのは好き嫌いがあるかもしれない。あの生姜を濾してゼロにするか、もう少し少なめにしたら、もっと飲みやすくなるかもしれない。
前菜の盛り合わせがすばらしい。
メニューにあった名称をそのまま書くと
・高知直送 胡椒鯛のカルパッチョ
・梨の木で燻製 さくら豚のハム
・地物野菜のピクルス
・白岡茄子とサーモンのカネロニ
・おひさまとお肉のパテ
・ごぼうのアラビアータ
説明がなかったので想像するしかないのだが、もう一品「カポナータ」(透明なカップ)みたいなのがあった。それと、カネロニは「カネロニ仕立て」のような気がする。
一番美味しかったのは、「おひさまとお肉のパテ」。おひさまとは「ひまわりのタネ」のことだった。肉のパテはそれほど強く固まっていない。箸を立てると軽く分けられるくらい。
味は濃厚で奥深く旨味が濃い。肉の持つ嫌な味わいが微塵も感じられない。ひまわりのタネの脂が更に肉の濃厚さを引き出していたような気がする。美味しかった。
次に美味しかったのが、「胡椒鯛のカルパッチョ」。高知から直送という珍しい魚「胡椒鯛」。見た目がイサキっぽいなと思ったらイサキの一種だった。
イサキ独特の風味はまったくない。歯応え良くほんのりと甘味がある。美味しいカルパッチョだった。
自家製のさくら豚のハムは、ちょっと塩気が強すぎた。
でも、これだけの前菜の盛り合わせがついたランチを、パスタまでいただいて1300円でいただけるのは本当に安い。
単品でも800円くらいの値段をつけても良さそうな皿だった。
パスタは、「渡りガニのトマトクリーム(+300円)」と「自家製ベーコンとオクラのクリームソース」を選択。
渡り蟹は、カニ味噌がたっぷりはいって濃厚。個人的にはもうちょっとクリームがあった方が好みだけど、これはこれで美味しかった。
クリームはかなりゆるい。味ももうひと工夫欲しいところ。
自家製ベーコンが塩気をオクラがネバネバを出していて良い感じではあったけれど。
デザートは、ポルトガル料理だと言う、「パン・デ・ロー と季節のフルーツ」。
でも、これってシフォンケーキだよね? 味もそんな範囲だったと思う。
500円は高いと思ったけど、フルーツがこれだけ盛りつけてあれば納得かもしれない。
こうして食事は終わり、最後のデザートで行き違いがあり、出て来たコーヒーは人肌(笑)。
ぼくは厨房を背にして座っていたので見えなかったんだけど、一部始終を見ていたカミさんによれば、コーヒーは熱々で入っていたらしい。しかし、仕事は次々と入りぼくらテーブルにサーブされるまでかなり……。これもまた、奥さんがんばれ!のひとこと。
こうして、1時間半の楽しいランチは終了した。
結局ポルトガル料理に真髄に触れることはできなかったが、かなり気に入ったので定期的に訪問したいと思っている。
おもてなしの心をしっかりと持っている奥さまなので、コツさえ飲み込めば大丈夫ですよ。
9位
1回
2015/03訪問 2015/09/02
2015年3月
4年ぶりに訪問した。
初めて訪問したときに手打ちパスタの出来が良くなくて足が遠のいてしまっていたのだが、今回は良かった。
その手打ちパスタは「海老と菜の花のパッパルデッレ」。
ほうれん草を練り込んだ幅広の手打ち「パッパルデッレ」が美味しい。硬すぎず柔らかすぎず。前回出来の悪い十割蕎麦のようだと思った食感もとても良い。
これなら、もっと早くに再訪するべきだった。
パスタのソースは、当店の場合、他のイタリア料理店にあるような「トマトソース」とか「クリーム」とか「アーリオオーリオ」とか、そういった概念がなくて、「ちょっとのトマトとちょっとのクリーム」とのことで、確かにそんな味わいのソースだった。
ただ、ソースが少ない。もうちょっとソースが多いとありがたいんだけど、それでも十分に美味しかった。
お願いしたのは、2,900円の「シェフおかませランチコース」を2名分。ほかにビールとワインをいただいて7,100円だった。
アンティパスト、本日の手打ちパスタ、自家製パン、北イタリア伝統のお肉料理またはお魚料理、ドルチェ2品盛り合せ、エスプレッソ、という構成。
おまかせなので、選択可能なのは肉か魚をどちらにするかだけ。
パスタは前述の「海老と菜の花のパッパルデッレ」だった。
この日のコースはこんな感じ。
黒豚の頬肉とじゃがいものスフォルマート
海老と菜の花のパッパルデッレ
黒鯛のムニエル マジョラム風味のソース
仔羊のロースト ソットボスコのソース
パンナコッタ
トルタディメーラ ヴァニラのジェラート添え
生チョコレートとグラッパのトルタ
オレンジのトルタ
スフォルマートとかポレンタとかマジョラム風味とかソットボスコとか、食べ慣れない食材と料理が多い。
以下、1ヶ月近く前にいただいたので記憶違いはご容赦いただきたい。
スフォルマートとは、スフレみたいにオーブンで湯煎焼きしたもの。ふわふわな食感がすばらしい。じゃがいもの味わいがほんのり。
黒豚は煮込まれていたように記憶している。ちょっと硬い。
スフォルマートの下にはカポナータみたいなトマト味風の煮込みがあった。
マジョラムとは、ハーブの1種でオレガノに近いような風味があったらしい。ソースのベースは不明。
黒鯛のほかに帆立もあったらしい。
ソットボスコはトリュフの入ったチーズ。トリュフは嗅ぎ分けられなかった。
仔羊のローストは硬めで肉肉しい感じ。焼き加減はよかった。
ドルチェは以前より格段に美味しくなったような気がする。
こうして、記憶よりもずっと美味しかったランチは1時間ちょっとで終了した。
希少価値のあるイタリア料理店だと思うが、量が少ないのは変わらない。女性なら良いかもしれないが、男性はこのコースでも満腹感は得られないと思う。
そういった点が地元客のニーズに合わないからか、前回同様ぼくらが帰るまでお客さんはどなたもいらっしゃらなかった。
しかも近くに2台分くらい確保していた駐車場は2015年2月一杯でなくしたとのこと。新しく駐車場を借りるのかどうか不明だが、ますます訪問しにくくなってしまった。
1000円台のランチセットやメイン料理をなくした2000円のランチコースもあるので、利用しやすいとは思うのだが。
2011年2月
北イタリアの料理をいただけるレストランとのこと。
バーニャ・カウダとポレンタの他は、トマトは余り使わずバターやクリームを使った料理が多いとか、北イタリア料理ついてはその程度の乏しい知識しか持ち合わせていません。
わが家からはクルマでほんの10分程度。オープンして6年だそうです。
長屋式建物で、理髪店と美容院に挟まれているお店は、テーブル18席程度とかなり狭い。
通りに面していている側にしか窓が無いため、せっかく光差し込むガラス窓をロールカーテンで覆ってしまわなくてはならないのは、非常に残念です。なので、全体的に暗い印象。
BGMはクラシック。メニューを繰っていたら、いきなりベートーベンの7番が耳に入ってきて驚きました。素直なぼくの頭は即「のだめ」状態(笑)。合わないかなぁ。残念ながらクラシックは雰囲気アップには貢献していないように感じました。夜の方が雰囲気が良さそうですね。
そんなお店でいただいた北イタリアの料理も、ぼくらには今ひとつ合わなかったようです。
ランチは「ランチセット」と「シェフおまかせランチコース」のみ。
「ランチセット」は自家製パン・サラダ・エスプレッソ付き。パスタは下記から選びます。パスタの横の料金がセットのお値段。1200円から。プラス200円でドルチェ追加が可能。
「シェフのおまかせランチコース」は、本日の前菜・自家焼パン・本日の手打ちパスタ・本日の魚料理or肉料理・ドルチェ2品盛り合せ・エスプレッソで、2800円。
「シェフおまかせランチコース」と「ランチセット」にドルチェをつけてお願いしました。
パスタはすべて手打ちです。
タリオリーニ(5mm幅の平打ち麺)、パッパルデッレ(40mm幅の平打ち麺)、タリアテッレ(10mm幅の平打ち麺)、フェットチーネ(10mm幅の平打ち麺)、カッペレッティー(帽子形のラヴィオリ)等。
ググったら、タリアテッレの方がフェットチーネより幅広で、卵入りという解説がありました。こちらではどうかわかりませんが。
パスタ
・車エビとブロッコリーのタリオリーニ 1200円
・香ばしい新じゃがいもと若鶏、フレッシュトマトのフェットゥッチーネ 1200円
・菜の花と牡蠣のタリオリーニ 1200円
・ポルチーニ茸と森の木の子のタリアテッレ 1300円
・鴨胸肉とくるみにあえた 栗粉を練り込んだパッパルデッレ 1400円
・石垣島の山羊肉とイタリア産山羊チーズのカッペレッティー 1500円
・イタリア産うさぎのモモ肉と白インゲン豆、カルナローリ米のリゾット 白トリュフの香り 1500円
ドルチェ
・焼き芋と黒砂糖のトルタ
・洋ナシとクリームチーズのトルタ
・アマレット酒とカラメル風味の大人のパンナコッタ
・ピエモンテ産ヘーゼルナッツとチョコレートのスプーマ
・愛媛の伊予柑とハチミツのコンポスタ
・新鮮な苺のセミフレッド
・イタリア産ピスタチオのセミフレッド サヴォイアルディー添え
「ランチセット」のパスタは「車エビとブロッコリーのタリオリーニ」、ドルチェは「焼き芋と黒砂糖のトルタ」を選択。
「おまかせランチコース」のパスタは「牡蠣とドライトマトのタリオリーニ」、選択したメインの肉料理は「ヤーコンポークのグリル」、2品選択可能なドルチェは「新鮮な苺のセミフレッド」と「洋ナシとクリームチーズのトルタ」をお願いしました。
それと、前菜で呑みたいので赤ワインを。
おまかせコースの前菜は、「鴨の燻製」と「じゃがいもとリンゴのスフォルマート」です。
赤ワインソースと白インゲン豆がアクセントになって、色合いのキレイな皿でした。
「鴨の燻製」は赤茶色の肉が二枚。思ったよりも柔らかかったけど、それでもかなり弾力がありましたね。肉そのものの味はしっかりと濃く感じました。赤ワインのソースをつけると更に芳醇になって、赤ワインとよく合います。
「じゃがいもとりんごのスフォルマート」は、最初フリッタータかと思いました。スフレのように、オーブンで湯煎焼きしたのですね。だから、ふわふわ。でも、じゃがいもの味もりんごの味もほとんどしません。やっぱり卵だったような…。
しっかりした前菜だったけど、ちょっと寂しかった。
鴨の燻製は一枚で良いので、もう一品あると良かったかもしれません。食欲を刺激する酸味系が欲しかった。
カミさんに出てきたサラダは、サニーレタス。ドレッシングはオリーブオイルの味しかしなかったそうです。
一緒にパン(バゲット?)が出てきたのですが、これが驚くほど美味しかった。お代わりをお願いしました。生地にしっかりと味がついて、風味も食感も良い。自家製だそうです。
前菜について、肉が硬いとかなんだとかかんだとか、カミさんと小さい声でペチャクチャやっていたら、パスタが到着しました。
店内が狭いのにぼくら以外誰もお客さんがいないので、余計な話が聞こえてやしないか冷や冷やものです。
先に「車エビとブロッコリーのタリオリーニ」が届きました。
車エビとブロッコリーのタリオリーニ、では味がわからないので、注文するときにベースは何か伺ったのですが、クリームベースとかトマトとかオイルという考え方は無いのだそうです。ちょっとのトマトとちょっとのクリームというような説明でした。
北イタリアの特徴なのでしょうか?
確かに、ちょっとのトマトとちょっとのクリーム。味はそんなに濃くありません。ソースが少ないですね。
「牡蠣とドライトマトのタリオリーニ」はオイルで、とても塩気が強かった。あの一瞬は、最初は牡蠣かと思ったのですが、違いました。何だろう。
大きな牡蠣をルーコラと共に美味しくいただきました。
双方に共通なのが、手打ちのタリオリーニ(5mm幅の平打ち麺)です。
他の方のレビューでは、モチモチして美味しいとありますが、この日のパスタの出来は悪かったようです。
まったくコシがなくボソボソ。出来の悪い十割蕎麦のような食感で、ただ硬いだけ。噛むと硬いので、コシがあるように感じますが、ブツブツと簡単にかみ切れてしまいます。これなら乾麺の方がずっとマシです。
ソースもそれほど美味しくなく、パスタの量もかなり少なめで、テンションが下がってしまいました。
メインで選んだのは肉料理。「ヤーコンポークのグリル」という耳慣れないポークです。
豚肉のグリル2枚と、付け合わせにポレンタとホワイトアスパラ&グリーンアスパラ。ソースは、フォンティーナチーズと卵黄のフォンデュータソース。イタリア版チーズフォンデュ風のソースですね。
スイスに近い北イタリアっぽいソースでしょうか。チーズは薄かったけど、繊細でした。
「ヤーコンポーク」とは何か、聞き忘れました…。でも、肉はかなり硬かった。焼き目は良い色ですが、火の通り過ぎでは?
「ポレンタ」とはとうもろこし粉の煮上げだそうですが、こちらのは表面に焼き色がついていたので、焼いたようです。
デザートでいただいた「焼き芋と黒砂糖のトルタ」と「洋ナシとクリームチーズのトルタ」「新鮮な苺のセミフレッド」は、どれも残念ながらイマイチでした。
素材の味がほとんどせず、甘みも少なく、食感も良くありません。強いてあげるなら、セミフレッドが良かったでしょうか。
11時半に入店して食事を終えるまで一時間ちょっと。客はぼくら一組のみでした。
せっかく特徴のあるイタリア料理店なので、ネガティブなことは書きたくありませんが、料理の分量が少ないのにお値段が高めではないでしょうか。
これで、美味しければ文句も無いのでしょうが、たまたま手打ちパスタの出来の悪い日だったので、失礼ながらそんなことを思ってしまいました。
結局、ぼくはほとんど満腹にならず、帰りに「kurumi」に寄ってパンをしこたま買い込んで、車中で3個も食べちゃった(笑)。
リストランテを掲げて、この地で6年も営業されているお店です。
客に迎合する必要は無いと思いますが…。
10位
1回
2015/01訪問 2015/01/07
【北本】 激戦の北本イタリアンで存在感を示す素敵な一軒家レストラン 「La Luna(北本市)」
正月も休まず営業しておられた。
それだけでもすごいのに、通常のランチメニューがある。気合いはいってますね。
お店のサイトで拝見した「ルナコース2,980円(税抜)、オードブル、パスタ、フォカッチャ、魚料理、肉料理、デザート、プチドルチェ、カフェ」をお願いしようと考えていたんだけど、手渡されたメニューには「要予約」の文字が…。
仕方なく、「ステラランチ 1,436円(税抜 税込だと1,550円) オードブル、フォカッチャ、ミニサラダ、ミニスープ、パスタ、デザート、プチドルチェ、カフェ」を2名分お願いした。
ほかにビール(523円)と赤ワイン(パテなので)(496円)で合計4,199円だった。
「ルナコース」を楽しみにしていたのに、要予約ならサイトに書いておいてくれればいいのにそのためのサイトだろうに、と不満プンプンだったが、1,550円のステラランチをいただいていくうちに、そんな不満は吹っ飛んでしまった。
すばらしかった。
プチもミニもフォカッチャも1個1個カウントすると全11品。サラダもスープもプチドルチェも、確かに小さいが品数の与えるインパクトは絶大で、満足感も相当なものだった。
サービス精神も旺盛で、フォカッチャはお代わりさせてくれて、オリーブオイルのリクエストにも応えてくださった。
ランチを通しての不満は、「カキのパスタ」なのに牡蛎の味がしなかったことと、パスタの麺が細すぎたことくらい。スパゲッティとメニューには書いてあったが、フェデリーニくらいの太さしかないと思う。
オードブルは、「パテ・ド・カンパーニュ」だった。
パテに乗っかったピクルスと粒マスタードのソースが清冽で良いアクセント。もちろん、臭みもなく口当たりもとても柔らかい。赤ワインとよくあった。
普段はパテみたいな料理を好んで食べないカミさんが、美味しいと言っていたくらい。
オードブルをいただいていると、ミニサラダとミニスープがサーブされた。
写真のとおり、確かにミニと言える小さな器だったが、十分な分量だった。スープは、具だくさんでトマトの入っていないミネストローネ。
サラダは葉物野菜にフレンチ系のドレッシング。どちらも美味しい。
パスタは、「牡蠣のスパゲッティ(+100円)」「揚げナスとモッツァレラチーズのスパゲッティ」
トマトソースは自家製だと思う。角の取れた非常に優しい味で美味しい。久しぶりにトマトソースの美味しいパスタをいただいた。
揚げナスも美味しかった。
牡蠣は、前述のとおり、牡蠣の味が全然しない。青菜は歯ごたえがあったので、ちんげん菜じゃないかと思うが自信がない。
トップに、とびっ子(みたいな)が振りかけられていて彩りは良かったのだが。
これだけが残念だった。
デザートは、ショコラムースと柚子のフローマージュ。
とても薄くカットされていて笑ってしまったけれど、「プチデザートです」とおっしゃって、パンナコッタ、チョコチップのシフォンケーキ、さつまいものタルト、紅茶のジェラートが出てきてびっくりしてしまった。
プチと言うだけあって確かに小さいのだが、4種類はすごい。食後の小菓子としては十分過ぎる味と分量だった。
最後のコーヒーも好み。
時間がかかるというレビューも散見されたので多少は覚悟して伺ったが、ここまで来店からきっちり1時間だった。
南欧風の色合いの建物と大きな庭が特徴的な、素敵な一軒家イタリアンだった。庭の手入れにちょっと問題あるかな??と思ったけれど、全体的に雰囲気はすばらしかった。
夏になれば庭先に用意されたテラス席で食事をいただくことも可能でしょう。
切り盛りされているのは、30歳代くらいのご夫婦?(男性が厨房にいて、女性がホール。夫婦だよね?)
ぼくらが帰る頃には、カウンターまで満席になり、一組が入れず帰ったくらい。
良いお店だった。再訪したいお店がまた増えてしまった。
当店から徒歩3分くらいの至近にあるイタリアン「BISTY」と比べるのを許して欲しいのだが、味は同等かそれ以上、雰囲気は同等、ホスピタリティはこちらかな。
何より美味しい料理を安くという意味では断然こちらに分がある。BISTYのランチは「サラダ、パスタ(ピッツァ)、ドルチェ、飲み物のセットが2,580円だけど気分的には2倍に近いくらいのお得感があるかもしれない。
そんなお店が共存している環境はやっぱりすごいと思う。
例年通り、埼玉県のフレンチとイタリアン限定のランキングです。蕎麦店「阿き津」は満点に近い満足度を得られましたがそういう理由で選外にしました。
2015年は「メゾン・ドゥ・アッシュ」と「イルモンド・ピッコロ」に行かなかったので少し小粒な感じがします。失礼な書き方ですみません。
毎年1位にしていた「トラットリア ナトゥーラ」を超えた2店「ヴェッキオ・コンヴェンティーノ(イタリアン)」と「コット・ア・コット(フレンチ)」は2015年オープンです。どちらも素晴らしいお店で2016年も通わせていただくと思います。