6回
2022/02 訪問
鴨せいろと春野菜天ぷら
初めて温かいつけ汁を試しました。
出汁味は控えめ、そして鴨がとても柔らかい!外側の脂はともかく、肉の部分は筋もなく柔らかいので、よくあるコリコリ過ぎて噛みきれないという不安なく楽しめます。
噛み応えも大事ですが、こちらの方が鴨の味をじっくり味わえるかと。
季節の野菜はコゴミやフキノトウ、本日限定とありました。野菜天ぷらはありますが、仕入れによって内容は変わると言われていたので、そういう意味かと。抹茶塩と天つゆが付きます。
先日の萱草庵さんもそうですが、衣が堅くなくて食べやすく、かといってべっちょりでもないので、美味しいです。
時間帯をずらせばのんびり食べられますが、マンボウ期間中は夜営業されていないので、早く酒肴と日本酒で楽しみに来店できるようになるといいなと思います。
2022/03/20 更新
2022/01 訪問
全年齢層にカツ丼の解禁を(笑)
合わせ膳(ミニ天丼)。
還暦以上の方限定でカツ丼復活しましたが、ぜひ完全復活をお願いします。
とはいえ、やはりお蕎麦がメイン。いつ来てもツルツルで適度なコシが保たれているのはすごいなと思います。
2022/03/20 更新
2021/12 訪問
合わせ膳親子丼
久しぶりに前回のカツ丼が食べたくなって訪問したのですが、残念ながらお休み。そもそも限定メニューだったようなのでしょうがないかと諦めて親子丼と田舎蕎麦のセット。
今回は、強いコシこそ同じでしたが、ツルツル感が少し無骨な引っかかる感じになっていて、どちらかというと自分の中の田舎そばのイメージに近くなりました。
気候も変わっているので、打ち方も打ち上がった麺の食感も変わるんでしょうね。気候を読んで、いつも変わらぬ味や品質を保つのがプロ、的な話はよく耳にしますが、正直なところ特定の形態や味わいに絶対の基準を持っている客ではないので、むしろ今日は違うなーって思える方が楽しいです。味が犠牲になるのはいただけないですが、こちらはそんなこともありません。
いつぽうのミニ親子丼。少し甘めの煮汁が少なめにきちんと調整され、ご飯を浸してしまうことがありませんでした。お肉も柔らかいし、何気にポイントは高いのですが、特筆すべきところはあまりなく、美味しい親子丼って感じでした。決してレベルが低いわけではありません。おそらくカツ丼想定で来店して親子丼になったので、その気分的な評価は割り引かないといけないなと思いました。
舞茸の天ぷらもそろそろ終わりとのことなので、また新年に来られたらと思いながらお店を後にしました。
2021/12/25 更新
2021/11 訪問
ランチの再訪
休日に午前で所用が終わってしまい、さて午後はどうしたものかと思っていました。
好天ですが家族は外食に乗り気ではなく、ゴロゴロしたそう。仕方なくいつもながら遅い判断で出かけたものの、目星のお店もなく。
気がつくとちょうど前夜に訪問した「Norwegian Wood」さんの方へ向かっていました。もちろん昼にはお店は開いていない(笑)ので、いい匂いの煙の中に待ち行列のできている「オールドニューダイナー」さんの横を通ってそのまま南下。共済病院の横を抜けて「たかや」さんへ。
もう終わってしまっているんじゃ?と思いながらお店に行くと、まだ盛況でした。持参した小説本を読みながら少し待って入店。入り口前に軽く座れる場所があるのはありがたいです。
前回お蕎麦三種はいただいたので、今回はちょうどお腹も減っているしカツ丼を考えていました。
ということで、合カツ丼と田舎そば(冷)の組み合わせでわせ膳を注文。
本のページが少し進んだところで、到着しました。
田舎そばはやはりツルツル、しかも前にもまして強いシコシコ感です。もはや中太のつけ麺か細手のうどんに近い感じ。噛みごたえがありますがスルッと入るので気がつくと結構、お腹がいっぱいになっています。
そしてカツ。肉が厚く衣が薄い気がします。玉ねぎも卵も主張は少なく、その分、カツの自己主張が強い。そして衣で自分を大きく見せるといった欺瞞もない(もちろんカツにそんな意識はないでしょうけど)・・・平らげると普通のお茶碗でした。ご飯も少ないかなと思ったけど、これは小腹が減ったくらいならミニで十分かと。タレは甘くも辛くもなく、出汁味が濃い。
付け合わせが三種ありましたが、こちらはちょっと不調かな。千枚漬け?は普通、ネギとかぼちゃの炒めものは味が不明瞭、クコの実が乗った胡麻豆腐は美味しいですけど。
全体に満足感は十分です。特徴あるお蕎麦、ボリューム感十分なカツ、出色のできだと思います。
それと、失礼ながらさほどテキパキしたタイプではない女将さんの丁寧な接客の好感度も高いです。それで贔屓にするお客さんも多いかもしれないと思いました。
前回も感じましたが、価格はそれほどお安いわけではないものの、その分敷居が高くなくて気軽に気の合う人と「ちょっと美味しい」食事に来られるお店だと思います。
2021/11/03 更新
2021/10 訪問
雰囲気の良さとコスパの絶妙なバランス
日曜の夜に食べログポイントを使ってみたくて、1人でも予約可能なお店を探していました。
こちらの近くは、近くをよく通るものの初めて寄りました。
店内はきれいで正面にカウンター、フロアにテーブル席がいくつか。あまり収容は多くないですが、その分、間隔は十分でゆったりできます。
おすすめ、定番などメニューは多岐にわたりますが、丁寧に説明してもらい、野菜天ぷらと三種蕎麦(冷)のセット、日本酒を注文。
お酒は、他にもご紹介しますとのことでしたので、メニューにあった無濾過生のものと同系でとお願いすると、ひやおろしなどの秋酒も含めて2、3本ボトルで出していただけました。
「咲耶美」を選択。大きめの片口で出していただきました。甘くて美味しいですね。
お蕎麦屋さんを、軽く一杯食事の前の晩酌を楽しむ場所、と捉えるときちんとした居酒屋のようにお酒を扱ってくれるのは好感が持てます。
肝心のお蕎麦は、田舎蕎麦、粗挽き、せいろと並んでいますが、意外にもやや太めで硬めの締めです。つけ麺クラスといってもいいかもしれないくらいでしたが、これもまた意外に喉越しは共通してツルツルでした。食べ過ぎそうです。
野菜天ぷらは、万願寺唐辛子、かぼちゃ、茄子、人参、舞茸など。衣は薄く比較的柔らかめ。脂っこくもありません。
休日の夜でしたが、徐々にお客さんが増えて満席に近くなってしまいました。地元のお客さんだけではなさそうですが、だいたい気が急き始める休日の夜にわざわざ訪問するお店は、何か惹きつけるものがあるんだろうなと思います。
ふと気づいたのは、女将さんはじめお店の方が、何かにつけて「急いていない」ことでした。
そもそもお店の断り書きにご夫婦でやっているので時間がかかります的な文言はあるのですが、だからといって、あたふたとされていることはなく、ゆっくりでも確実にお仕事されている印象でした。もちろんのんびりでもなく、適度な緊張感。
この女将さんが(たぶん無意識に)醸し出す時間感覚が、混み合っていてもお客さんをイライラさせず、また気が急く週末の夜でもゆっくり食事をしにこようという気にさせるのではないでしょうか。
次回はお昼に来てみたいなと思いました。
2021/11/03 更新
限定酒「奥の手」+白カレーそば+鴨のカルパッチョのおつまみセットの案内をいただき、休日の夕食前に伺いました。
奥の手は、美発泡の吟醸酒で果実感が高くて美味しかったので、グラス、野菜天を追加しました。白ワインのようにぐいぐい飲めちゃいます、とお店の方が言われていた通り。
野菜天は、ズッキーニ、明日葉、福耳唐辛子、じゃがいも(ノーザンルビー)、いんげん、白ナスなど。地元食材を積極的に使われていたと思います。少し薄切りなのが残念ですが、火の通りはよく、野菜の旨味は十分感じられるので満足です。
白カレー蕎麦は、じゃがいものスープにカレー味のそぼろ?がトッピングされたものにひと口サイズのお蕎麦が入ったもの。スープはあえてあまり濾されていないのか、蕎麦との絡みがよく、食事としての満足度が高かったです。このままでもじゃがいもの味は十分なのですが、おつまみとしては少し黒胡椒でも加えたらもっと美味しそうだなと思いました。
悪天候でしたし、20時を過ぎたらもうお客さんも来ないかなと思っていたのですが、どうしてどうして3組ほどが後から到着、やはり人気店ですね。
夕食前だったので、せいろ追加したい思いをなんとか堪えて、お店を後にしました。