『地獄ラーメン 幸栄軒』雲呑麺さんの日記

雲呑麺のレストランガイド

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日記詳細

強烈なインパクトのあるお店でした。

名前から地獄ラーメン。でも幸があり、栄えるお店、幸栄軒。お店の場所は末広商店街。
お店は小さく7人で満席。
店内は何故かプロレスのポスターだらけ。それと店主が撮ったのかな?変な写真も飾られている。自由だ。店主の趣向が前回のお店。
写真の地獄ラーメンの鬼は節分の時に被る鬼のお面でしょうね。
店内は何となく薄暗く、混沌としていてプチドンキホーテみたい。
雲呑麺を注文したのですが、出てくる間に店内をきょろきょろしてしまいました。

その後一人のお客さんが来て「モツ煮込み定食」を注文していました。
スーツ着てネクタイしていたからサラリーマンかな?お昼からモツ煮込み定食って…。
お客さんも個性的。

で、雲呑麺の作り方が凄かった。怖かった。
麺は厨房の鍋で茹でるのですが、醤油ダレの入ったどんぶりをカウンターの上の台に乗せる。
丁度カウンターに座っている僕の目線と同じになる。
そこに大きなスープ鍋から掬ったスープを注ぐんです。
飛び散らないか!注ぎきったら、そこに素手で摘んだ薬味のネギをパッとひとつまみ。
目の前でやられると圧巻!

次にゆで上がった麺をザルで湯切りして、そのままダイレクトに目の前にどんぶりの中にイン!
僕の顔とどんぶりの距離40cmくらい!
そして、叉焼や海苔、ナルトなど目の前で入れてくれる。最後は出しっぱなしのメンマを素手で
トッピング。

「お待ちどうさまでした」
と、店主。

何となく仕方ないかぁという気分で、そのどんぶりをカウンターまで下ろす。
見た目はごく普通の雲呑麺。
もっとパンチのある雲呑麺を期待していたが…。

オリジナルメニューを一発目から頼む勇気もなかったから、仕方ないかなぁ。

でも、この雲呑麺の作り方って保健所の人とか見ても大丈夫なのかな?

良くも悪くも個性的なお店でした。
だから個人経営のお店巡り止められないんだよなぁ。
今まで行った中でも最高レベルの個性的なお店でした。

また、これだけ自由なお店の作り方ができる幸栄軒の店主って幸せだなぁ、と憧れた。
自分にもこれだけ思い切って人生を生きられたら、もう少し楽しい明るい人生になるのに。
なんて、僕に人生まで考え直させるお店でした。

また、幸栄軒に行こうっと。
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