万平ホテルのメインダイニング：夕食（アラカルト） : 万平ホテル メインダイニングルーム

軽井沢にある創業1894（明治27）年の老舗ホテル「万平ホテル」のメインダイニングです。
「万平ホテル」は日本のクラシックホテルの1軒。
特に1936（昭和11）年築の本館（アルプス館）は国の登録有形文化財に指定され、軽井沢へ来たら一度は寄りたい場所です。

場所は軽井沢駅から約2km。
車であれば碓氷・軽井沢I.C.より約20分。
旧軽井沢銀座通りからは軽井沢観光会館横のテニスコート通り経由オーディトリアム通りへ出て約10分弱。
夜は宿泊客中心ですが、昼であれば観光の途中に寄れる便利な立地です。

メインダイニングは本館（アルプス館）1階にあり、古き良き社交場時代の面影を残す華麗な空間。
朝は朝食、ランチとディナーは伝統のレシピによるフレンチを楽しみながら優雅な時を過ごせます。

今回は「アルプス館 1泊朝食付きプラン」を利用。
事前に夕食の予約はせず、チェックイン時の気分で「メインダイニング」を予約。
早い時間は満席、遅い時間19:30の案内となりました。
時間的にはそれで良かったのだけれど、ラストオーダー（20:30）までの時間は1時間。
『席が用意できましたら、お部屋へお電話しますのでお待ちください。』
予約時間より数分後に案内の電話があり、1階ロビーへ降り、丁重な出迎え。
窓際の席へ案内されました。
夜なので何も見えませんが、昼であれば緑が鮮やかな席です。
～翌日、朝食後のお客さんがいない時間にメインダイニングを見学させていただきました～
フロアは2つに別れ、中央の広いフロアは天井のシャンデリアが輝き、廊下側に配したステンドグラスが素敵です。
窓側のフロアは4人掛けテーブルのみ。
昼は景色、夜はプライベートを楽しむ感じです。

接客は気さくで丁寧。
料理の相談もしやすかったです。

メニューはコース料理3種（10,500円、12,000円、15,000円）とアラカルト。
コースの内容は信州の食材を使ったクラシックなフレンチ。
華やかなメニューのデザインは創業から変えていないのだそうです。
アラカルトはコース内容と殆どだぶらない品揃え。
一皿の量は多めなので、ハーフで注文出来る品があるのはいいですね。

注文したのは以下の通り（価格は税抜き、10％サービス料）。
コース料理の内容にぴんとくるものがなかったので、アラカルトから選択。
●私、◆連れの注文、一部料理はシェアしました。
お飲み物は白グラスワイン（長野シャルドネ）（1,700円）。
適度にコクがあり、さっぱりした後味。

◇前菜
●◆トマトサラダ（1,300円）
一皿をシェア。
アメーラトマト、レタス、紫玉ネギ。
ドレッシングはフレンチドレッシング又は胡麻ドレッシングから選べ、フレンチドレッシングを選択。
甘いトマトとドレッシングが好相性。
ドレッシングは翌日売店で購入しました。
https://tabelog.com/rvwr/001940154/rvwdtl/B431158829/

私の注文。
◇スープ
●ビーフコンソメスープ（1,400円）
あっさりした中にコクのある味。

●パン（全粒粉パン、はちみつパン、バター）（500円）
温めてサービスされました。
生地は柔らかく、もちもち。
おいしいパンです。

◇メイン
●虹鱒のムニエル 万平オリジナル醤油風味（ハーフ）（2,000円）
醤油風味のデミグラスソース
フルサイズは2尾なので、ハーフでお願い。
パリッと揚げ焼きした虹鱒1尾、付け合わせは温野菜（オクラ、カリフラワー、人参、茄子、ししとう、蕪）。
そして、皿にのせた別の器で「オリジナル醤油風味」のソースがたっぷり添えられました。
では、いただきます！
虹鱒は骨があるので ”がぶり“ という訳にいかず。
（この雰囲気で “がぶり”・・・はないか。）
骨と身を剥がしている間は無言。
少々面倒ですが、味は良いです。
オリジナルというソースは醤油風味のデミグラスソース。
塩気が強いので、かけすぎないようにしましょう。
ハーフ（1尾）の量は多くありませんが、2尾だと飽きそう。
この量で満足です。

連れの注文。
◇スープ
◆とうもろこしのクリームスープ（1,350円）
信州産のトウモロコシ使用。
ほっとする味。

◇メイン
◆オランダ産仔牛のカツレツ チーズのせ焼き（4,600円）
所謂ウィーナーシュニッツェル。
大きいですが、薄くのばしてあるので適度なボリューム。
味は良かった・・・とのことです。
◆ライス（350円）
少々固い。

◇デザート
●◆紅玉のクレープ包み（1,600円）
甘く煮た紅玉を包んだクレープ2枚。
バニラアイスクリーム、ベリーソース、キャラメルソース添え。
量があるということだったので、1枚ずつシェアすることに。
2名分に分けてサービスされました。
紅玉は甘酸っぱく、アイスクリームと好相性。

◇コーヒー（＠700円）
苦みとコクがある味。

アラカルトで注文して、内容・量共に満足。
雰囲気は良く、伝統の味も楽しめました。