【あべの・天王寺】スパイスカレーのお店 厳選6店

出典: kurodaさん

【あべの・天王寺】スパイスカレーのお店 厳選6店

現在、異様な盛り上がりを見せている大阪のスパイスカレー界。あべの・天王寺界隈でもスパイスカレーの名店が出現しています。 無類のカレー好きを自称するレビュアー・kurodaがお薦めするあべの・天王寺周辺の名店をご紹介します。

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駅前・駅近

更新日:2019/05/11 (2018/03/18作成)

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雰囲気も味のひとつ

現在、異様な盛り上がりを見せている大阪のスパイスカレー界。味の秀逸なのはもちろんなこと、非日常的な雰囲気の中でのカレーはひと味違います。あべの・天王寺周辺で味わえるスパイスカレーの名店を紹介します。

椿

 JR・天王寺駅の北口を出て、横断歩道を渡ったところにあるレトロなアーケード街「天王寺駅前阪和商店街」の中で、ここだけちょっと洒落た雰囲気のバーです。
 店内は横長のカウンター席が13席ほど。このエリアの場末感漂ううす暗さの中、一輪の花が咲いたようなお店は、狭小ながらお酒の瓶がずらっと並んでいて、実にいい雰囲気。

魔界への入口のような場所に潜むほっこり美味しいカレー

 牛すじカレー(680円)は、丸いカレー皿の中央がライス、左がカレー、右側に葉物のサラダとポテトサラダ、そして福神漬とラッキョウが添えられています。
 一口目は甘くて、あとからじわじわスパイス感が現れる大阪で好まれるタイプ。牛すじから抽出された旨みがある…半面、牛すじによる脂が多い感じです。万人に受ける味ですね。
 ライスもふっくら炊かれており、その上には砕 いたオニオンチップスが散らされています。量的にも不足なく、大盛りにせずともお腹いっぱいになります。

 サスペンス映画の中の世界のような怪しさ全開の阪和商店街に潜むこのお店、最近では観光客も増加し、こういった新しいお店も出来始めているようです。

虹の仏

 天王寺駅から北へ進んで地下鉄・四天王寺前夕陽ヶ丘駅に至る手前のところにあるカフェです。
 やや暗めの店内はカウンターとテーブル席が少し。全部で30席ぐらいかな?カウンターには実に多種類のお酒が並ぶとともに、仏像が配置されるなど独特の空間造りがなかなかいい感じです。

混沌の味わいがスリランカカレーの真骨頂

 ここは今、独自のスパイスカレー(1,000円)で注目を集めているお店です。カレーは日によって変わり、この日はマイルドな「出汁キーマ」とスパイシーな「ポーク」の2種。
 「ポーク」は丸いお皿の中央に紫色の古代米が盛られ、周りにポークカレー、豆のカレー、赤と緑のサンボール、大豆、アチャールが配され、天には豆苗やスライスオニオンが散らされています。実に華やかなビジュアルです。

 ポークはスパイシーで香りもいい。ポークは肉厚でジューシー。豆カレーはマイルドな風合いで癒やし系。古代米は実に甘くて味わい豊か。粘りが少ないのでカレーとの相性もいいですね 。
 古代米にいろいろな素材やスパイスの風味が混ざり合い、実に深みのある味わいになってきます。ココナッツの風味や豆の甘みが美味さのポイントかな?

ノムソン カリー

 天王寺駅から北へ進み、地下鉄・四天王寺前夕陽ヶ丘駅から「学園坂」を下りたところ。阪神高速の夕陽丘ランプ近くにある人気のお店です。
 店内は5席ほどのカウンター席と、4人掛けのテーブルが2卓、そして8人掛けの大テーブルとなっていて全20席程度。元は喫茶店だったのかな?ちょっと昭和っぽい雰囲気が見え隠れ。

長い待ち時間を耐えてこそ味わえる至福のカレー

 「野村さん家のチキンカリー」と「ちりめん山椒キーマ」の二種盛り(950円)では、三角に盛られたイエローライスを中心にして、右側にチキンカリー、左側にキーマカリーが満たされていて、奥に豆モヤシのナムルとハーフのパパドが添えられています。
 チキンカリーはサラサラ系で、ほんのり酸味のあるスパイシーな風合いです。強烈なスパイスの香味がありながらも辛さはマイルド。

 キーマは肉の甘みを感じさせる仕上りです。ほんのり山椒が痺れるほっこり優しい味です。
 ライスはジャポニカ種をターメリックかな?黄色く色づけられていて、堅めの炊きあがりになっています。粘りが無いのでカレーとの相性もいいですね。
 ここではカレーの二種盛りを「愛×(あいがけ)」、三種盛りを「三角関係」と称しています。あまりの人気のあまり、お昼時にはかなりの行列を覚悟しなければなりません。

カレーちゃん家

 天王寺駅から東方向に1,5kmほど、生野本通り商店街と疎開道路の交わる場所のすぐ近く。大阪では超有名な銭湯「源ヶ橋温泉」の真ん前にあるカレー店です。
 店内はカウンター席が4席と、テーブルが1卓4席の計8席。
 薄暗くてムーディーかつゆるやかな雰囲気の実に小さい空間を、女性店主の「カレーちゃん」が切り盛りしています。

風情ある町家でいただくチキンカレー

 この日の「きまぐれカレー」(850円)はひよこ豆と茄子のカレー。行平で火を入れて、平皿に盛って出されてきました。ひと匙、口に運ぶと…サラッとした口当たりの中に直線的なスパイスの風味が押し寄せてきます。
 野菜の甘みと、スパイスの香味が織り成すハーモニーが実に華やかです。ピリピリとした辛味はピーキーではあるが、潮が引くように鮮やかに減衰していく…品のいい仕上がりになっていますね。

 お風呂道具を貸してくれる「入浴セット」もユニーク。向かいの登録有形文化財に指定されている銭湯で、カレーでかいた汗を流せます。

げしとうじ

 JR阪和線・南田辺駅から南西方向に3分ほど、または市営地下鉄御堂筋線・西田辺駅から北東方向に7~8分ほど。阿倍野区長池町の住宅街の中、昭和の長屋の一室をそのままカフェにしたお店です。
 客間は民家そのまま。大きい座敷机1卓とちゃぶ台2卓。それに2人用のイス席ひとつと、庭に面した縁側に一人席があり、全部で10人ぐらいの収容です。

ノスタルジックな雰囲気も味のひとつ@南田辺

 「チキン野菜ミックス」(950円)は、やや大きめの丸いお皿の中央にターメリックライスがこんもりと盛られ、周囲をカレーで埋められる。そしてサラダ、ピクルスが添えられています。
 11種を配合したスパイスに、鶏ガラスープと和風の出汁を合わせたというカレー。スパイスの香りが立つとともに、奥深い旨みが広がってきます。
 辛さをセーブして香りの華やかさを立たしているチューニングで、さらっとした風合いも良好。野菜は甘藷、茄子、シメジ、玉ねぎなど多種多様。アチャールの位置づけとしたスライス大根のピクルスも秀逸ですね。

 築80年という古い長屋の玄関部分に小さい暖簾が掛けられ、その奥は坪庭風に設えられています。町屋でいただくカレー…その雰囲気もスパイスのひとつです。

薬味堂

 阪堺線・今池駅から西へすぐ、または南海高野線・萩ノ茶屋駅駅から東へ5分ほど。西成警察といわゆる「三角公園(通称)」の間ぐらいの紀州街道沿い萩ノ茶屋商店街の一端にあるカレーショップです。
 店内はカウンター席5席のみ。アーティスト系?の店主おひとりで営業されています。

 「どてカリー」と「ベジカリー」のあいがけ(700円)は、白い丸皿の中央にライスを一文字に盛り、それを堰にして「どてカリー」と「ベジカリー」がそれぞれ流し込まれています。
 ベジカリーは直線的な辛味が一気に襲ってきます。昆布出汁がベースのこのカレー、徹底的に炒めたであろう玉葱の甘みが感じられ、辛さの奥に潜む旨みが際立ちます。
 どてカリーも直線的な辛味の奥に、鰹出汁の旨みとすじ肉の深いコクが感じられます。最終的にふたつのカレーが混ぜ合わされ、複合的な旨みに変わってきます。昆布出汁と鰹出汁が合わさるということは、イノシン酸とグルタミン酸の掛け合わせ。これは鉄板の旨さです。

 ある意味、大阪の最深部であるこのエリアだが、最近はかなり綺麗になってきました。新今宮駅からここまで紀州街道を歩いてきたが、道にゴミが落ちていません。
 行政やNPOによる清掃が行き渡ってるのでしょうが、ゴミがないことでこの地域特有の危険な香りがかなり薄らいでいます。変われば変わるもんです。

ロケーションもひとつのスパイス

 いかがでしたか?味だけでなくお店の雰囲気がよかったり、お店に至るロケーションが特徴的なお店をピックアップしました。
 大阪のスパイスカレー、ますます盛んです!

・更新履歴:1店追加・1店削除するとともに写真の入れ替え等体裁を変更(2018年9月19)
・更新履歴:1店追加(2019年5月11日)

※本記事は、2019/05/11に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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