【B級グルメ】北九州おやつの時間。

【B級グルメ】北九州おやつの時間。

北九州には「雲のうえ」という市が出している季刊誌があります。街のにぎわいづくり推進の一環として発行している、北九州市の魅力をたっぷり詰め込んだ一冊。今号は「特集おやつの時間」。 その一冊を手に北九州のおやつをまとめてみました。

キーワード
B級グルメ
ケーキ
駅前・駅近

記事作成日:2016/03/06

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「おやつ、食べんね?」                     言葉が生まれた時代は八つ時(午後2時~4時頃)に食べる間食だった❝おやつ❞。今は別の意味を持ち、食事とは別のワクワク感を持つコトバなんですよね。            大人になっても。

雲のうえ24号の表紙を開くと「北九州ぼたもち考」とタイトルがある。つるやももこさんが書いたもの。
"素材の地域性など特にないぼたもちが北九州のソウルフードと言われて久しい。本来、盆、彼岸、正月など節目に食べるはずの季節ものが、この街には年中出回っているのだ。さらに不思議なのは、街にいくつか残るおでん屋台へ行くと、にぎりめしと一緒に並んで、あんこやきなこのぼたもちが売られているということ。
あるいは、北九州の有名うどんチェーン店には、稲荷寿司と一緒にぼたもちが必ず置いてある。ここでは時間帯に関係なく、うどんをすすりながらぼたもちにかぶりつく老若男女を見つけることができる"

(写真/↑その有名うどんチェーン「資さんうどん」のぼた餅 1ケ120円。市内に点在する店舗で24時間365日置いてある。餡子多めの北九州おやつ)

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小倉かまぼこ 本店

小倉かまぼこ 本店 - 外観

[小倉かまぼこ本店]
小倉北区魚町4-4-5
phone.093-521-1559
9:00~18:00
日・祝休

小倉の老舗かまぼこ店。
旦過市場内にも店舗あり。
店内で次々と揚げられる天ぷらが人気。
旦過市場商店街会長が揚げる「かなっぺ」
1個130円。
大人買いをする人も多く、店頭のショーケースにあったらラッキー。

小倉かまぼこ 本店 - カナッペ 130円

揚げたての「かなっぺ」をひとつ。
頬張りながら、旦過を歩く。
考案当初はモダンで、今はノスタルジックな北九州のおやつのひとつ。

小倉かまぼこ 本店

雲のうえ、本文より。

魚のすり身に人参と玉葱と大量の胡椒を混ぜ、薄く切ったパンで包み、じっくりと10分かけて揚げる。
1個食べるとお腹いっぱい、しかし途中で止めることのできないパンチの効いたクセになる味。何かに似ているかと聞かれても例えられない、カナッペという食べ物でしかない。
名前もいい。
「ひと口サイズのパンにチーズや野菜などをのせたカナッペからきているんだと思います」1959年、森尾さんのお母様が考案してくれたことに心から感謝します!

もりしたフルーツ

もりしたフルーツ - 外観

[もりしたフルーツ]
小倉北区魚町4-2-1
phone.093-511-2683
月~木10:00~24:00
金・土~26:00、日~20:00
不定休

旦過市場の入口、丸和と市場向かいの果物店。昼は果物の販売が中心、夜はパフェやソフトクリーム、手絞りの生ジュースなど販売。果物屋さんだもの、そりゃ美味しいですよね。車道から丸見えの軒先でいただく、小倉の夜のおやつ。

もりしたフルーツ - ソフトクリーム 300円

雲のうえ、本文より。

「あんた、ここはチョコレートパフェがおいしいのよ!」
と小倉に来れば毎晩のように食べているソフトクリームのことを聞こうとしたら、いきなりたしなめられた。
もりしたフルーツはソフトクリームをはじめて20年が経つ。
森下悦子(姉)さん、敏子(妹)さんの二人で切り盛りしていて・・・

「飲んだ後はこれがスッキリするのよ」とソフトクリームを頼もうとした僕らに、グレープフルーツを絞ってくれた。

シロヤ 黒崎店

シロヤベーカリー 黒崎店 - 外観

[シロヤ 黒崎店]
八幡西区黒崎2-6-15
phone.093-621-4688
月~土8:30~18:30、日8:30~18:00
定休日なし(年末年始のみ)

「雲のうえ」で取り上げられていたのも、客足が一番多いのもシロヤ小倉店ですが、私はあえての発祥店押し。北九州に三店舗。店内でパンと菓子を製造。戦後から三世代~四世代が通います。
北九州の老舗おやつ。
昨年、福岡市へ進出(そちらは配送)。

シロヤベーカリー 黒崎店 - サニーパン 5個 350円

人気の元祖練乳パン「サニーパン 70円」
戦後の混沌とした中で気持ちが明るくなる名前をと、従業員から募集して採用されたもの。
焼きあがった後から練乳が注入されています。コッペパン風で硬いので、噛みしめながら味わいます。練乳の甘さが癖になる感じ。
出来立ては香りよく格別。

シロヤベーカリー 黒崎店

雲のうえ、本文より。

「30個2つと10個3つ」
パン屋らしからぬ大きな数字が飛び交い、オムレット(40円)が次々と箱に収められていく。
多種多様なお客が次々にやってきてはみな並ばず横に広がる。我先にでも譲り合うわけでもなくあうんの呼吸で注文が繰り広げられることに驚く。
部活帰りの男子が「おれオムレット買うから」と群れを離れればつられて群れ全体がケースに向かう。その様子を同級生女子に見られうつむく男子たちのかわいさよ。

児玉商店

児玉商店 - 外観

[児玉商店]
小倉北区黒住町23-20
phone.093-931-0336
10:00~18:00
月休

子どもたちが100円握りしめてきて、1つ11円の駄菓子を9個買うそうです。
数少ない駄菓子屋。しかもこんな通りに面した場所は珍しいのでは。
1つ50円のたこせん。4個からでも買える、たこ焼き。目線は子どものおやつ。でも、案外喜んで買いに来ているのは、懐かしさを噛みしめる大人。

児玉商店

雲のうえ、本文より。

「たこせんを最初に考えた子、もう50になりよるけどね」と、たこ焼きのおばちゃんとして親しまれてきた児玉福美さんが笑う。昭和30年代に城野団地が建設されて、たくさんの人が移り住んできた。周囲には今も小中学校が多くあり、街の駄菓子屋さんは連日大にぎわい。福美さんは、放課後の子どもたちのお腹を満たすために、56年もの間、たこ焼きを焼き続けてきたことになる。
「子どもが大きくなって、その子どもがやってくるでしょ。この間「おばちゃん何歳までたこ焼き焼くん?」と聞かれてね。100歳までよと答えたの。今84歳。まだ若いですよ、うん若い」。

カフェコトハ

[カフェ Cotoha]
戸畑区旭町4-15
phone.093-883-6556
11:30~17:00
日休

穏やかに過ごせる小さなカフェ。
店主の人柄が店に反映されてます。
カフェで「おやつ」をいただきながら、ぼんやりと時を過ごすに心地いい店。
(ブラウさん、写真お借りしましたm(_ _)m)

カフェコトハ

ミニおやつ300円(手前)。それにブレンドを。
二種類のシフォンケーキとそのラスクらしき一枚とチョコレートケーキ。
それから人気のアイス店「雪文(八幡東区清田2-4-12)」のコクミルク。とても美味しい。コーヒーにミルクが要らない。
大好きなノラ・ジョーンズの歌声がBGM・・・

カフェコトハ

雲のうえ、本文より。

居眠りおやつ。
この店でコーヒーを注文して、椅子に腰を沈め、静かに流れる彼女の歌声を聴いていると、うとうとと居眠りをしそうになった。
ほかのお客も、ひそひそと声を落として話してたり、心地よさそうに過ごしている。
店主の江口温子さん。
「お客さんの時間をじゃましないように、・・・私は黒子なんです。常連さんが来ても、初めてのお客さんが入りにくくなるので、話さないようにしています」
ここでは、何より心安らぐ静かな時間がおやつではないかと思う。

梅月

梅月 - 外観

[梅月]
門司区栄町1-10
phone.093-321-1344
平日11:45~18:30
土・祝~17:30
日休

1948年創業。
以前は甘味屋だったが「これからは甘いものだけではやっていけない」と43年前に鉄板焼きを始めた。それ以降、甘辛ともに地元の人に愛される名店。
甘辛どちらのおやつも食べたくて、迷ってしまう。

梅月 - ソフトクリーム 200円

雲のうえ、本文より。

時刻は15時半を回っている。
店主の松下敏幸さんが汗をにじませながら笑顔で迎えてくれた。「朝からモダン焼き20人前の予約が入っとってね」
20人前!?と聞き直すと「しかも大盛り!」奥様と声を揃えて返ってきた。失礼ながら外観からはそんなに繁盛店と察することができなかった。鉄板上でモダン焼き(430円)を最後にタンタンタンッと一口サイズに切り分ける姿に「珍しい切り方ですね」と言うと「そーねー、珍しいかもしれんね、食べやすいようにね」と笑い、休む暇なく近所の会社から入ったおやつ用のソフトクリーム(200円)15個の注文にとりかかるのだった。

カトレア

カトレア - 外観

[カトレア]
若松区白山1-9-2
phone.093-751-5974
10:00~18:00
火休

シンプルな醤油味のたこやき。あっさりとした美味しさ。たこ焼きは15個で350円。
店頭で唐揚げとフライ。
弁当屋だったころの名残。
開店当初は弁当の仕事が一段落した午後から、たこ焼きを焼いていたそうだが、今は、たこ焼き一筋。店頭だけの販売で電話予約も受けていない。

カトレア

雲のうえ、本文より。

戸畑区から若松へ、自動車に乗って赤い吊り橋を渡っていく。1962年に開通、東洋一の吊り橋として話題になり、翌年、北九州市が誕生してからは街のシンボルになった橋である。
この橋を渡ってすぐのところの若松駅近くに「カトレア」という名前の店・・・
喫茶店のような名前だが、ここは、たこ焼き専門店。
ここのたこ焼きは、しょうゆ味で、ソースも青のりもかかっていない。ほんのりと焦げ目がついただけの白い、まっさらなたこ焼きだ。年に数回、初めて買っていったお客が「何もついてないんですけど」とたこ焼きを詰めたパックを持って戻ってくるらしい。
若松繁さん、アケミさん、息子さんの、若松の若松さん親子3人で切り盛りしている。
今年で37年目。

紹介したいお店は、まだまだあります。
流行りの綺麗なお店ではなくて、味のあるほうのお店をピックアップしました。
書いてると、地元の北九州が大好きだなぁと自分自身が一番感じています。

※本記事は、2016/03/06に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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