【東京】中途半端デカモリストがお薦めする大盛り皿

【スーパーモンブラン】
主要なケーキ達はほぼ全て巨大生物の島。あるいはイースター島のモアイ像ケーキ。何でこんなに下品な程デカイのか?でもこれ、ホテルニューオータニのパティスリーだから許されるギャグの様な真面目な作品なんである。標準モンブランの4倍近くにも及ぶ容積は、甘モノ好きじゃ無けりゃきっと最後は拷問。画像はスーパーモンブランの断面だが、もう和洋折衷の極地。寒天、クリーム、餡子、アーモンドの甘モノ四天王による一気攻め。ココまでやるか!?

【ナポリタン番長】
その筋では有名な路面スパ、通称ロメスパのお店。2016年1月現在、都内に6件ある。何と言ってもロメスパ業界最大級の盛りを誇る一派で、最大盛りはその名も「星人」の2.3kg!!ヘタレデカ盛リストの私は未だに未征服。画像はその下の盛りである「番長」1.6kgである。ココのナポリタン、鉄鍋の煽り手技量で結構出来栄えがブレるのが難点だが、当たりに出会うと、ロメスパナポの神髄とも言える逆デンテ（麺面は炒めでカラリ、麺芯は茹で置きでモチモチ）の醍醐味が味わえる。一面のオレンジ地獄が喰い手を圧倒する非現実感。

【ソフトクリーム特大】
驚異の7段積み（7色味）。全高400mmにも成らんとする中野スカイツリーソフトが390円（当時価格）ってのは、価格破壊なんてフレーズが陳腐に聞こえる驚異のハイコスパ。傾く事無く、真っ直ぐ７段積みして行く店員さんの技量には、一筋も垂らす事無く一気呵成に舐め切る根性で応えるしかあるまい。こう言うバカバカしさこそ大歓迎。味と言うより心意気。食後のお腹ゴロゴロなんて些細な事なんである。

【鳥丸焼き】
2夏目でブロイラーの焼き立て一羽が喰える。一応電話1本予約しておく方が安心。普通は数人でシェアする通称「丸ちゃん」を、独り占めするシアワセ。因みに解体は自分でやっても良いが、お店の方にお願いする電光石火の捌きも一見の価値あり。何の調味もされてないが、焼き立て個体から切りだされる、湯気を噴き上げるささ身は格別の味わい。とどめの皿に残った鶏脂で作る裏メニュー「鳥脂汁混ぜご飯」で〆たら、お腹一杯大満足。

【フライデーズサンデー】
1965年ニューヨーク創業の生粋アメリカンダイナー&レストラン。Thanks God, It's Friday!!（やった～花金だぁ～）の頭文字でT.G.I FRIDAYSなのはちょっと知れた話。日本店舗はあのワタミによる経営である。ココのサンデー、恐らく他に例を見ぬ生クリマシマシができる二郎パへ。決して旨いと唸る事は出来ないけれど、能天気な鷹揚メリケン気分でハッピーになれること請け合い。過剰カロリーなんて一切無視する事!!

【小ラーメン（全マシ）】
真打登場。2016年1月現在、北海道から神奈川県まで39店舗を誇るラーメン二郎一族。総本山三田本店を頂点とした中央集権集団であり、ある種のカルト。そんな二郎に帰依した喰い手は、自らジロリアンと名乗る。かく言う私も在家信者となって足掛け4年。画像は私が最も好む、新小金井街道店の一杯で、これの何処が小ラーメンなんだ!?詳細は以下にリンクした論文をご参照下されば幸甚である。