心に残る素敵な接客の思い出を集めてみました

心に残る素敵な接客の思い出を集めてみました

お料理のおいしさは、接客によっても、左右されると私は思っています。これは、すごい!と思った感動の接客、ちょっとした配慮がうれしかった心遣い、今でも心の奥深くに残るサービスを受けたお店の口こみを集めてみました。

更新日:2014/11/28 (2014/11/27作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる173の口コミを参考にまとめました。

接客によって味は変わる!?

お店の評価をするにあたって、味のみを評価する方もいらっしゃれば、接客や雰囲気なども含めて評価をする方もいらっしゃると思います。私は、接客がいいと、味の感じ方も変わるタイプです。現在、約350件のレビューをしてきましたが、その中で、今でも印象に残っている、思い出深い素敵な接客をご紹介したいと思います。

ロワゾブルー

ロワゾブルー

比叡山の山の中に、フランスの風が流れています。そこはホテル「ロテルド比叡」。スタッフもミドルネームを持ち、お部屋もフレンチテイスト。そんなホテルのお食事はもちろんフレンチのみ。

一人フレンチは緊張してしまいそうと思っていたのですが、緊張を和らげ、気追うことはないと教えてもらえたお店です。

分からなければ聞けばいいし、頼みたいと思ったことは頼めばいい。という当たり前のことに気づかせてくれたお店です。こちらで食事をしてからは、一人でも「食を楽しむ」というスタイルを受け入れられるようになりました。色々な意味で転機となった心に残るレストランです。

いろんなことがありすぎて、文字数が足りなくなって、コメントまで使って書いたレビュー。食べログ100投稿記念のお店に選びました。その後の食に関する様々な入口を与えてくれたレストランです。初めて塩をおいしいと思ったのがここ。そして「塩」という素朴な調味料が、いかに自然と共存しているかを知るきかっけも与えられました。その後の塩行脚は、ここがスタート。また「3大和牛」「オスとメス肉」など、業界のウラ(?)話的なことにもつながるヒントは、ここでの会話がきっかけでした。

よくわからないけど、何かを感じさせられていたお料理の秘密、3年という時を経て、レビューを書く事で、ちょっとばかりわかった気がしました。料理長さんは比叡山の自然に抱かれて、季節の移り変わりや、時に厳しい環境から、様々なことをインスパイアーされ、新しい試みや発想を得ていたのではないかと・・・・ 食材が熟成されるように、我々が食べるお料理の感想も熟成されるのを感じました。

この土地が持っている歴史や信仰のパワー、標高の高さから、遠い宇宙とのつながりまでも感じさせられる感覚。天空に近いレストランと評される所以を肌で感じながらも、言葉に表せないもどかしさ。時を経て土地が持つパワーや立地から、神秘的なものを感じられたのかもと悟りました。

料理長さんは、今はここを退職されました。この場所で常に変化する自然と向き合いながらも、いつも変わらずにどっしと構えている湖や比叡の山々。残された変わらないものと、新しい風が融合して、新たな形になってつながっているのだと思いました。レビューからさらに2年の月日がたち、移動した料理長さんの、ブログを発見しました! こんなに繋がりがあるとは・・・・

食べログ (コロコロ様・・・ありがとう) - かけっこ料理人 ジローchefの 走り書き

このレストランは、食を振り返る上で、いろいろなスタートとなる要素が含まれているため、折につけレビューを見返すことがありました。そんなある日、たまたま自分の書いたこのレビューを探して検索をしたところ、移動されたシェフのブログに、この口こみについて、書かれているのを発見しました。私の口こみがシェフの目に触れていた! しかも、ブログで取り上げていただいていたなんて・・・・ 作る人、食べる人、お目にかかってはいないのですが、こんなつながり方があるとは、びっくり。そんな意味でも、忘れられないお食事の思い出です。

ロテル・ド・比叡は,
大きな宇宙の、地球という美しい惑星の中の, 
JAPAN  KYOTO に位置しています。

出典:http://ameblo.jp/bridal-hiei/entry-10211052624.html

ロワゾブルー

レストランからは、こんな景色の移ろいを見ながらお食事をします。

まさに、宇宙とのつながりを感じさせられ、美しい地球、日本、そしてここ京都の比叡山という場所を意識させられ、宇宙と交信をしているかのような気分にさせられます。

ロワゾブルー - 本日のオードブル

プレートが絵画的… それでいて、つかみどころのなさが、神秘的です。シェフが、比叡の自然から受け止めた感覚を、お皿にアートとして描き、小宇宙をイメージしているのかもしれません。

それは時に、斬新すぎて食べる側が、ついていけていないことも、あったのではと想像されます。シェフがこの場所で日頃感じていた比叡山の小宇宙は、私たちには、まだ受け止め切れないのかもしれません

ロワゾブルー

夜は暗闇の中に街灯りの景色が広がり湖や山は見えません。しかし朝になると光の中に比叡山、琵琶湖が浮かび上がってきます。山の気候のせいか、雲の状態がめまぐるしく変わります。どんよりとした雨雲がたちこめていたかと思うと、数時間後には、すっかり晴れました。

  景色は常に変化しています。

ところが、朝の景色を見ていたら、そこには、変わることのないどっしりとした山並みがあって、豊かな水をたたえる湖があって、一瞬、一瞬は、変化しているように見えるけれど、実は大きな流れの中で、繰り返えされているだけ。その中で、常に変わらずに存在しているものがあることに気づかされました。

ロワゾブルー

山頂に作られたモネの庭。水面には、空が映し出されていました。まさにモネが見ていた世界が再現されています。モネは水面と水面下、そして映り込む空を同時に描こうとしました。その池の深さの先には、宇宙の存在までも感じさせられます。

何があっても変わることのない真理・・・を描こうとしたというモネ。ロワゾブルーから見る琵琶湖の湖面に映しだされる空もまた、モネの池と同じなのかもしれません。刻々と変わる空の移ろいを映し出しながらも、変わらない真実がある。そんなことをぼんやりと感じさせられながら充実したモーニングの時間を過ごせました。

ロワゾブルー

時の流れの中では、いろいろな変化もあるのでしょうが、それは、大きな流れから見たらほんの一瞬のこと。比叡山の大自然の中に建つこのホテルは、そこにどっしりと根を下ろし、変わらないのだと思います。

引き継がれていくものがあるのがある一方で、変化するものもあって……
底に流れているフランスのエスプリは、きっと変わってはいないのでしょう。

比叡山の雄大な自然の中で調理されたお料理を移ろいゆく光や風を眼下にしながら楽しませていただきました。自然の中で楽しむお料理は、緊張を和らげ、私自身にも、いろいろなヒントをなげかけてくれてくれました。シェフが日頃、感じていたこと。自分にもちょっとわかった気がしました。

自然の中で過ごす料理人やスタッフは、サービスも素晴らしい

画家は画家に学び、すぐれた画家は自然に学ぶと言います。すぐれた技術者も自然に学び、すぐれた料理人も同じだと聞きます。

自然の中に身を置いて過ごす人たちは、感性が研ぎ澄まされ、サービスも自然とともに洗練されていく。これまで心に残ったサービスは、恵まれた自然環境の中で提供されることが多い。これは一つの真理なのかも・・・

ダイニングルーム 鮨

カウンターで調理をしながらの接客。職人さんは寡黙な方がいいですか? おしゃべりな方が好き? それは人それそれ・・・

またちょっとした会話をとらえて、機転をきかせてくれるスタッフさん。とても細やかな対応と感じる人もいれば、聞き耳たてられていると思ってしまう人もいるかもしれません。

いろんなお客さんがいて、サービスの方は大変だと思います。こんなサービスを好むと思っていたのに、なるほど、そういうのもいいわねと思わされたカウンターでのお食事でした。

[食べログ] :  ダイニングルーム 鮨  『絶妙のサービスが味を引き立てる』by コロコロ

お食事の途中でなにげなく発した言葉。「コースの量が多い」「寒い・・・」そんなつぶやきを、的確にとらえて、その場にあった、提案や配慮をしていただけたことに、ともて和やかなお食事となりました。お寿司の握り手の方も、会話にさりげなく混じって、こちらで話していたことを拾って、説明を加えられたり。

ガンガン、押せ押せで会話をするのが好きな人もいれば、静かに食べたい人もいる。どちらかというと、いろんなことを知りたいタイプで、お話好きの料理人さんを好む傾向がありましたが、料理人さんからいろいろお話をされるのではなく、こちらが知りたいと思ったことには、丁寧に的確に応えられる。こんなサービスも心地よいと思いました。

[食べログ] : 志ん『【神戸ビーフ特集4】神戸ビーフを完全禁煙で気軽に食べれるお店♪しかもリーズナブル!』by 神戸ランチタイム禁煙メモさん

サービスってかまわれたい人もいれば、そうじゃない人もいる。最低限の挨拶ができていれば、OKのこともあれば、常連さんへの対応が気にかかってしまう人もいる。寡黙が好意的に捉えることもできれば、会話力がないと思う人も。

こういう方には、こう感じるだろうし、こういう方は、こう思うだろう。自分の印象が主ではなく、行く人のタイプによって、同じサービスがこうも受け止められれば、ああも受け止められることもある。そんな目線で、口コミされたレビューをされています。口コミの主体というのは、自分中心になりがちですが、そこから一歩離れて、サービスを俯瞰して観察されているレビューだと思いました。

「職人さんが腕を振るうお店においては接客などの会話におけるレビュアーの印象は人それぞれです。
少しでも参考になればと思い、今回は長めに個人的な感想を書きました。」by神戸ランチタイム禁煙メモさん

チャイナ

チャイナ - 落ち着きのある、シックでエレガントな店内。個室もございます。(5部屋)

福岡のグランドハイアット内の中華料理。点心のコースを一人でランチ。中華は多人数で食べるものですが、1人というのは、間が持つのだろうか・・・と思いながら。

その心配は、全く無用でした。次のお料理が実にタイミングよく、提供されました。あまりにタイミングがよすぎると、見られているという印象を抱いてしまうものです。

ところが、全くそれを感じさせることなく、サーブされた初めてのお店でした。

レストランの、おひとり様の食事で一番、困ってしまうのは、次のお料理が来るまでの間をどうつなげたらいいかということです。食べ終わったら、タイミングよく、次のお料理が来るというのが理想ですが、他のお客様もいらっしゃいますし、なかなか、そんな提供ができるものではありません。

ところが! こちらのお店では、ほぼ食べ終わると、次のお料理が運ばれてくるという、絶妙なタイミングの提供でした。提供される方向が、前方からだったり、背後からだったり。こんな自然な形で、しかも、お皿を一切、移動させることなく、食べやすい位置にセッティグされました。こんな理想の提供に巡りあったのは、ここが最初で最後です。しかも、見られている感が全くなかったことも秀逸でした。

※本記事は、2014/11/28に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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