【全国版】5年間の食べ歩きで拾ったハイコスパ物件

そもそもは、端切れのケーキ素材をパックに詰め、それに生クリデコして売り出した、エコ志向のリサイクル･ケーキが事の始まりらしい。今や、これ目当てで来店する客の需要に答えるには、とても端切れの有効利用レベルの少量生産では追い付くまい。たった500円でゲットできる、ズッシリ･ケーキ弁当。甘モノ好きが見逃そうはずはない。

ボンビー･リーマンの典型サラメシである、路面ナポリタン（通称、ロメスパ）の不文律である、「グラム100円を旨とすべし」を頑なに実践するロメスパの鏡。地元出自の有名店が闊歩する東京に、敢えて大阪から上京して来た孤軍奮闘の一匹狼。ロメスパの要である、茹で置き麺の火入れに関しては、東京有名店を明らかに凌いでおり、正に旨くて安い代表格。安くて旨いとは微妙に異なるのだ。

コスパと聞いて、ここをハズす訳にはいかん。全三十余軒の二郎帝国にあって、総本山であるここ三田本店の値付けは、抜きん出て安い。例えば、完食すれば常人なら日1食で済む、通称「大ブタ」が750円。量と価格の関数で見るなら、国内トップレベルなのは間違いない。加えるなら二郎と言う喰いモノ、豚汁を完杯せぬ限り、意外と高バランス栄養食だったりする。いや、マジで。

我々オヤジ連が何故か好んで舐める、高速SAのソフトクリーム。あの強引値付けとほぼ変わらぬ390円で、自由の女神ごっこが出来るのだから、中野サンプラザはサンクチュアリだった（←だった!?まだあるっちゅうねん!!）。並盛ソフトクリームの数倍にも及ぶ、自由の女神タイマツ･アイス。こつをスタイリッシュに成敗するには、溶けぬうちに舐め切れる、頑強な口腔粘膜が要求される。

画像のサービストンカツ、実に350円。これは何かの冗談か?と思いきや、実体は見た事が無いようなペラカツなのである。だがここで「な～んだ」と言ってしまっては洒落気が分からぬと言うもの。これは言ってみれば、やったもん勝ちの世界なんである。しかし、大箱座敷に通されて、昼メシ喰って350円で良いのか?どう考えても、夜宴会の稼ぎを還元してるとしか思えないのだが。大丈夫なのかねぇ･･･

永きに渡り、山口県下のスーパーに広く拡散する故、山口県民はコイツの有難みを忘れちゃいないか?この餡と皮の出来栄えにして、実勢小売価格は75円前後とは!!価格破壊（死語kか?）も著しい、山口県のどら焼き大王。メーカー自称「山口県で最も売れているどら焼き」って売り文句も、あながち嘘じゃなかろう。

誰もが知る超メジャー皿だが、コイツのコスパに異論を挟む御仁もまずおられまい。10人前、60個、総重量1.5kgを、必死の思いで喰っても、お代は2370円。これでその1日、他に何も喰わなくて良い。と言うか欲しく無くなる。何だか本質的に間違ってるような気もするが。決して極上の餃子じゃあないが何時でも喰える。これこそコスパの何たるかを如実に体現している。

山口レビュアー有志選出による、山口ベストドン選手権第1位に輝いたお店。ほぼ全ての海鮮丼メニューが、小鉢と汁物付きで300円とは何かの冗談か!?昼なお真っ暗な店内と言い、パンダのドラマーにカラオケステージ。もう平常神経がヒリヒリ撹乱されること必至のアナザー･ワールド。これはある意味リーサル･ウェポンである。