【北八ヶ岳・蓼科〜美ヶ原】天上の郷。壮麗な風景と共に 2016/12/1追記

【北八ヶ岳・蓼科〜美ヶ原】天上の郷。壮麗な風景と共に 2016/12/1追記

標高2000m級〜1300m位までの壮麗なアンデュレーション。そんな情景に寄り添う山小屋やカフェ レストランをまとめています。「メルヘン街道」や「ビーナスライン」(蓼科/北八ヶ岳〜美ヶ原間)から好アクセス。別世界のような叙情的シーンが味覚や感性を豊かにしてくれます。

更新日:2016/12/01 (2015/03/05作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1102の口コミを参考にまとめました。

標高1300〜2400mで味わう食事やカフェ

誰もがご存知と思うパノラマロード「ビーナスライン(蓼科〜車山〜美ヶ原)」は車移動で約2時間(冬期は除く)。北八ヶ岳「高見石小屋」以外はロード沿いの駐車場から徒歩かリフトで気軽にアクセスできます(冬期は軽アイゼン・スノーシューなど冬の装備が必要)
□2016年12/01更新。北八ヶ岳・白駒池「白駒荘」「女神湖のラ・プラトー」「牛乳専科もうもう」「長門牧場」を追記しました。
□2015年11/26更新。霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原にある「ヒュッテみさやま」を追記しました。

北八ヶ岳 標高2300m|ランプと星空「高見石小屋」 名物は揚げパン

高見石小屋 - この巨石を登ってきます。下に見えるのは高見石小屋

冬期以外はメルヘン街道沿いの「白駒池駐車場」から軽登山で50分前後。赤い屋根が「高見石小屋」で巨岩の小山が「高見石」です。
ランプと星空の山小屋として知られ 八ヶ岳縦走時の宿泊の他 カフェ&食事だけでも気軽に楽しめます。この「高見石」を少し登ると「白駒池」を見下ろす眺望が開けます。「高見石小屋」は通年営業しています。

高見石小屋 - 巨岩を登ると、白駒池、西上州。写真外の左には蓼科山〜三ツ岳など(2014.10)

「高見石」の上まで登ると白駒池と山々の遠景がオーバーラップ。画像の左側には浅間山や蓼科山などが連なり遥か悠久を感じさせてくれます。

高見石小屋

□標高2300mの高見石より眼下に白駒池。北八ヶ岳の眺望ポイントです。白駒池は国内一標高の高い天然の池(湖)。 池畔には食事やカフェができる「白駒荘」(下記)があります

高見石小屋 - 階段を上がると宿泊スペース

高見石小屋 1階のカフェ&食事スペース

高見石小屋 - テラス席も(2014.10)

テラス席からは森や樹々の光景。メニューはドリンクから食事系 アルコール類も 名物は揚げパンです

高見石小屋 - あげパン(きな粉とココア)2個で350円。コーヒー450円

名物の揚げパン

北八ヶ岳 標高2115m|白駒池と向き合う白駒荘の食堂&喫茶

白駒荘 - 白駒荘の店内より白駒の池(2016.10)

北八ヶ岳を横断するメルヘン街道沿いの白駒池駐車場から徒歩20分程。苔の原生林を抜け白駒池に出て右に進むと山小屋「白駒荘」が佇んでいます。人気スポットゆえ混み合うとガヤガヤしそうですが景色とともに喫茶や食事を楽しめます。

このとき「白駒池」は叙情的なシーンを奏でていました

白駒荘

白駒池は国内一標高の高い小さな湖。さらに標高2100m以上では日本最大の天然湖なんだとか。
周辺に広がる苔の原生林が美しく ここから山を登り「高見石小屋」の高見石を登れば眼下にこの池を見下ろせます。

白駒荘 - 自家焙煎珈琲と白駒池(2016.10)

自家焙煎ブレンド珈琲 480円
マンデリンやエメラルドなど数種をブレントと表記され 豆を挽き丁寧にドリップ。蓼科や北八ヶ岳はどこも水が美味しく こちらの珈琲も水の良さを感じる飲み口。苦味とコクのバランスがよい珈琲です。

白駒荘 - 広めの食堂内。白駒池を一望(2016.10)

店内からは白駒池を一望 この時たまたま貸切状態 ゆったりと心地よい時間でした

白駒荘

「メルヘン街道」沿いの白駒池駐車場(春〜秋のみ営業)から入ってすぐのところ 白駒池の周辺は苔が一面を覆う原生林 苔と樹々 澄んだ空気が紡ぐ情景が広がります。駐車場から白駒池までは徒歩20分ほどです。

ここから徒歩40分前後で上記の「高見石」へ。

北八ヶ岳|メルヘン街道沿いのジビエフレンチ&オーベルジュ

エスポワール - 駐車場より外観。国内2番目に高い国道メルヘン街道沿い

上記の「高見石小屋」や「白駒池」と同じく北八ヶ岳を横断する国道【メルヘン街道】沿い。信州ジビエの有名シェフ 藤木氏のオーベルジュ兼レストランです。

エスポワール - クラシカルで素晴らしい雰囲気

レストラン奥の全面ガラスからは陽光が注ぎ高原の樹々に囲まれた自然豊かなロケーション。誰もが心弾むと思います。

エスポワール - 4】前菜:仔牛フィレ肉のローストビーフと天然きのこのマリネ バニラ風味。今一つ弱めでした

仔牛フィレ肉のローストビーフと天然きのこ(ムラサキしめじ/はたけしめじ/クリタケ/ムキタケなど)のマリネ バニラ風味

エスポワール - 左がメルヘン街道、敷地内の燻製小屋も

敷地内には燻製小屋も設備

標高1300m|蓼科東急ホテル内のロビーラウンジ アゼリア

ロビーラウンジ アゼリア - 蓼科東急リゾート。クラシックリゾートの佇まい。

ビーナスラインから好アクセス。蓼科東急ホテルのエントランスから階段を降りるとマントルピースを配したロビーラウンジの空間が広がります

ロビーラウンジ アゼリア - クラシックな趣。ロビーラウンジ アゼリア

天井が高く広々 クラシックな趣があります。窓越しの森林の風景とともに

ロビーラウンジ アゼリア - 紅茶(600円)

紅茶を

ロビーラウンジ アゼリア - 窓からは森林や教会が見えます

外に出て散策できます

標高2400m|北八ヶ岳の親切な山小屋「縞枯山荘」

縞枯山荘 - 北八ヶ岳ロープウェイで一気に2240mの天空へ。

北八ヶ岳ロープウェイ(旧ピラタス)の「山麓駅(1771m)」から日本三大アルプスの遠景を見ながら約7分で「山頂駅(2237m)」へ さらに「縞枯山荘」まで歩くと標高2400mに到達します


縞枯山荘

北八ヶ岳ロープウェイ「山頂駅」から徒歩8分程の地点。アルプスの眺めが壮観 右端に少し見えるのが山頂駅 「縞枯山荘」までもう少しです

縞枯山荘 - 標高2400m

周辺は縞枯現象と呼ばれる山景が見られ 気軽に山岳気分を楽しめます。通年営業してますが「11月〜3月の平日は不定休営業」のため要確認



縞枯山荘 - 木の温もり

山荘内は年季を感じる木造空間。外にはテラス席があり 使用電力は風力と太陽光発電だそう。山小屋らしい薪ストーブやランプ 堀りごたつがあります。
メニューは珈琲 紅茶 栗ぜんざい 山菜うどん他 ビールや地酒もラインナップ。

標高1540m|女神湖畔 ホテルアンビエントのレストラン

レストラン ル・プラトー - 女神湖と蓼科山

光降る秋の午後 美しい風景が広がっていました。標高1540mの女神湖畔に建つ「ホテルアンビエント蓼科」内のフレンチレストランです。

レストラン ル・プラトー - 店内から女神湖

明るい午後の時間 窓ガラス越しに女神湖が広がり 魚ランチ カレーライス ビーフステーキ 本日のパスタ 和食もラインナップ。カジュアルに利用できるランチ 夜は本格的なフレンチです。

レストラン ル・プラトー - チキンソテーカレー

□チキンソテーのカレー
最初に旨味が広がりスパイスや香辛料は適度なアクセント。チキンソテーとルーのバランス良く ライスは立科産米と表記。しっかりコクがあり十分な満足感が得られます。

女神湖と面した「ホテルアンビエント蓼科」内のレストラン

標高約1400m|蓼科第二牧場の牛乳専科もうもう

牛乳専科もうもう - 冷たい牛乳(小)200円。濃厚で美味しい

ビーナスラインの白樺湖を経由し女神湖を少し北へ。柵越しに眺めるタイプの牧場「蓼科第二牧場」に隣接するショップ&イートイン
□牛乳(小サイズ)200円 (2016.11当時)
ミルク感濃厚でかなりの満足感 写真はのみかけ 小サイズでもジョッキ入り十分な量でした

牛乳専科もうもう

下記の長門牧場にほど近く 晴れていれば このような風景とともに

牛乳専科もうもう - 左奥が牛乳専科うもう、右手前が蓼科第二牧場

左奥が牛乳専科もうもう 右手前が柵越しに眺めるタイプの牧場「蓼科第二牧場」。大きな駐車場は無料 奥に浅間山方面の山並みが広がります

浅間山方面。たまたま雲上のシーンが広がっていました

牛乳専科もうもう

標高約1400m|信州の名峰を遠望する広大な牧場

長門牧場レストラン コリーヌ - レストランコリーヌより山景

八ヶ岳の最北に広がる標高1400mの大牧場内 ショップの奥にあるレストランからの眺め。遠景メインですが 牧草の緑と山並みのコントラストが綺麗です

施設前に佇む人気のアルパカ

長門牧場レストラン コリーヌ

長門牧場レストラン コリーヌ - レストランコリーヌでソフトクリーム

□ソフトクリーム (2016.11)。以前購入したカップアイスの方が好みだったけどソフトクリームもよかったです

長門牧場レストラン コリーヌ - レストランコリーヌ。ピザの石釜があります

レストラン中央の石釜

長門牧場レストラン コリーヌ - テラス席からの眺め

テラス席からも牧草の緑と名峰の山並み。ビーナスラインの白樺湖を経由し女神湖方面へ進み「牛乳専科もうもう」の少し北。同じ通り沿いです。

標高1400mのに広がる大牧場ならではの遠景と時間を

標高1700m|車山中腹の大空間カフェ「TOP’s 360°」

TOP’s 360° - リフトで気軽に来れます。車山駐車場から6分(2014.10月)

白樺湖の数キロ先にあるビーナスライン沿いの「車山駐車場」からリフトに乗ります。奥に見えるのは蓼科山と白樺湖です。

TOP’s 360°

悠久なる情景に目を奪われます。左に八ヶ岳連峰 右奥に見えるのが南アルプス。見晴らし良ければ その合間に富士山も メニューは豊富なドリンク類/自家製ケーキ/ピザなど店内禁煙です

TOP’s 360° - 車山中腹に立地。リフト乗り場の横(2014.10月)

車山展望リフトの第一リフトに乗って約6分 第二リフトとの中継ポイントに佇んでいます。
ここから第二リフトで8分の車山山頂(標高1925m)は360度見渡せる大パノラマ。北から南アルプス 八ヶ岳 富士山 蓼科山など日常とはかけ離れた眺望に満たされます

TOP’s 360° - 全粒カンパーニュのトースト、キャラメルナッツラテ 600円

□全粒カンパーニュのトースト 2種の手作りジャムを添えて(600円)。
□キャラメルナッツラテ(単品560円 トーストとセット410円)

標高1820m|霧ヶ峰高原を望む「コロボックルヒュッテ」

コロボックルヒュッテ - 高原の眺めを見ながら

1956年創業の著名なヒュッテ。ビーナスラインの「車山肩駐車場」より徒歩数分。カフェは4月下旬〜11月末までの営業 宿泊は通年営業していて霧ヶ峰トレッキングに合わせて気軽に利用できます。
□ボルシチ(パン付)とドリンクのセット(税込1300円)




コロボックルヒュッテ

霧ヶ峰を見渡すテラス席 メニューはドリンクとケーキ 軽食はトースト類とボルシチのみでした

コロボックルヒュッテ - 灯油ランプ灯るカフェルーム

ヒュッテ店内のカフェ&食事スペース。ランプの灯りと古色の趣

コロボックルヒュッテ - ここを奥へ。

ビーナスライン沿いの「車山肩駐車場」から徒歩数分。ここからビーナスの丘へも徒歩すぐ ここから下記「ヒュッテみさやま」までもトレッキングコースが整備されています。

‎標高1630m|八島ヶ原湿原と響き合うヒュッテ&カフェ

ヒュッテみさやま - エントランス(2015.9月)

ビーナスライン沿いの名所「八島ヶ原湿原」にある緑の屋根「ヒュッテ&カフェみさやま」美しい湿原の自然に囲まれています

ぽつんと緑の屋根が見えてきました。

ヒュッテみさやま

ヒュッテみさやま - 八島ヶ原湿原。ヒュッテみさやまの近く

ヒュッテみさやまのある「八島ヶ原湿原」は1万年以上もの時を重ね 世界屈指とも評される高層湿原。水をたたえた三つの池を有し叙情的な旋律や音響が聞こえてきそうな光景です

ヒュッテみさやま - (2015.9月)ヒュッテ内

店内は山荘らしい木の温もり。薪ストーブが備わりクロスがかかったテーブルフロア 屋外にはテラス席もあります。

ヒュッテみさやま - 湧き水で入れるコーヒー、自家製のパウンドケーキ(2015.9月)

□コーヒー 手作りパンドケーキ(セットで700円)

ヒュッテみさやま - 屋外にもテーブル(2015.9月)

アクセスはビーナスライン沿いの大型駐車場から湿原を徒歩25分ほど。上記の「コロボックルヒュッテ」からもトレッキングでアクセスできます。

標高2000m|美ヶ原の雲上に佇む「王ヶ頭ホテル」

王ヶ頭ホテル - (2014.10月)高原の象徴「美しの塔」から電波塔群の眺め。後40分程

ビーナスラインの最終地点 美ヶ原高原に建つ「王ヶ頭ホテル」と電波塔群 雲上のホテルとして有名ですよね。
「山本小屋ふる里館駐車場」から行く場合 平坦な道を徒歩で約50分。宿泊時は送迎バスがあり 手前は高原のシンボル的な文学碑「美しの塔」です。

王ヶ頭ホテル

王ヶ頭ホテルへ徒歩で向かう途中の眺望。

王ヶ頭ホテル - 王ヶ頭ホテル(2000m)。山頂は曇の中(2014.10月)

王ヶ頭ホテル。駐車拠点から徒歩約50分位 通年営業しています。

王ヶ頭ホテル - (2014.10月)喫茶スペース

□ホテル内の喫茶&カフェスペース。
結構広めの空間。古色を帯びた趣、木の温もりに包まれ ほっと落ち着けます。メニューはドリンクと軽食です。

王ヶ頭ホテル

「美ヶ原高原美術館駐車場」からの壮大な眺め。王ヶ頭ホテルから少し移動した所にあります。

王ヶ頭ホテル - 客室から富士山も。一番奥に見えます

ホテルの客室からも絶景。遥かに富士山も

王ヶ頭ホテル - 1】里芋の肉味みそ田楽 虹鱒寿司 信州牛の市松春巻 柿なます やまぶし茸の菊花和え【右の小鉢】佐久鯉の南蛮漬け 蕎麦の実の澄まし。山葡萄酒  

夜のコース料理より。里芋の肉味みそ田楽 虹鱒寿司 信州牛の市松春巻 柿なます やまぶし茸の菊花和え。右の小鉢:佐久鯉の南蛮漬 蕎麦の実の澄まし粥。地元信州の食材による満足度の高いコースです。

王ヶ頭ホテル

王ヶ頭ホテル近くの美ヶ原高原の星空。youtubeのリンクです。

老朽化もあり全面建替中 「ホテル ハイジ」

新たに「HÔTEL de L'ALPAGE」に生まれ変わるそう

レストラン クララ - 明るい時間に(2014.10月)

蓼科高原にて長年親しまれてきた欧州ロマン漂う「HOTEL HEIDI(ホテル ハイジ)」と館内のレストラン「クララ」。残念ながら古き趣のある建物は老朽化もあり 「HÔTEL de L'ALPAGE(ホテル ドゥ ラルパージュ)」として建て替えリニューアル中。
再オープンは2022年末〜2023年初め位でしょうか? レストランの料理は引き続きクララの上原シェフが腕を振るうようです。

レストラン クララ - テーブル席。後方のゲストが来られる前に(2014.10月)

レストランクララのワンシーン

レストラン クララ - (2014.10月)仔牛フィレ肉のフォワイエ、仔羊ロース肉のグリエ。一線級の味わい

レストランクララはクラシックフレンチでした。新たなホテルに生まれ変わってもシェフやスタッフは変わらないようです。
なおクララのシェフ及びスタッフは「ビストロ ドゥ ラルパージュ」(東京表参道)を2020年11月にオープン。新生ホテル&レストラン開業までの期間営業 リンクをはっておきます。

※本記事は、2016/12/01に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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