【あべの・天王寺】焼餃子の旨い店・大集合!【鍋貼】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】焼餃子の旨い店・大集合!【鍋貼】

中国発祥ではあるものの、今や日本の人気メニューのひとつになっている餃子。あべの・天王寺界隈で、日本で独自に進化を遂げた餃子の旨いお店を厳選、ここにご紹介します。

更新日:2025/02/09 (2018/12/22作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる651の口コミを参考にまとめました。

日本の餃子は焼餃子が主流

 小麦粉からなる皮で肉、エビ、野菜などを混ぜ合わせた餡を包み、茹でたり、焼いたりした料理、餃子。中国発祥ではあるものの、今や日本の人気メニューのひとつになっています。
 餃子は旧満州の中国東北部でよく食べられていたため、戦後、関東軍や満州開拓団などの引揚者によって、日本国内に広く普及されました。
 しかし、米飯が主食の日本では、ご飯のおかずとして食べられるよう、水餃子ではなく薄目の皮を使用した焼き餃子が主流となるなど、独特の日本化した餃子に変貌しています。
 あべの・天王寺界隈で、日本で独自に進化を遂げた焼餃子の旨いお店を厳選、ここにご紹介します。

千番

千番

 JR大阪環状線寺田町駅のすぐ近く、国道25号線のひとすじ南側を東西に渡る道路沿いにある、餃子が名物のお店です。
 店内は鰻の寝床のように細長く、入口側にカウンター席が並び、奥にテーブル席。2階にも席があるようです。

カリカリ・サクサクの薄皮餃子

千番

 餃子は5個・180円で、注文は10個以上からとのこと。
 餃子は5個が一列で、餃子は薄皮でかなり小さいタイプ。卓上の合わせ酢、辣油、薬味だれを合わせていただきます。薬味だれはネギがベースです。

千番

 焼き目がいい色に焼けてカリカリでサクサクな食感。餡は牛筋ペーストなど、24の素材とスパイスが混ぜ込まれたのだそうで、野菜はキャベツが主体かな?あっさりとした風合いです。
 このお店では、餃子70個を平らげると店内に名前が掲示してもらえます。

アベノ珉珉

アベノ珉珉

 「あべのキューズモール」の北側一角を占めるViaあべのWalkの地下1階にある中華のお店です。
 このお店は阿倍野再開発前には「あべの銀座」の路地裏にあったお店。当時の怪しげな雰囲気からは程遠い、劇的な変化を遂げています。

あべの銀座のDNAを残すお店の人気餃子

アベノ珉珉

 ここはなんといっても餃子(320円)。やや小ぶりの餃子7個が1人前です。「あべの銀座」に有ったころからの人気商品です。
 薄目の皮でカリッと焼かれています。

アベノ珉珉

 包みは中央部を合わせて両側から寄せてくるタイプ。餡はねっとりと練られて肉の旨味がありますね。ニンニクは控えめであっさりいただけます。
 客層は「おっちゃん」が多数。お店は新しくなってもこれは変わらないですね。お店にもDNAみたいなものがあるのかもしれません。

さか市

さか市

 近鉄の商業ビル「あべの&」の東側の筋を南に下り、一つ目の辻を東に入ってすぐ。この住宅街にひっそり沈む中華料理店です。
 中はかなり年季が入ってる様子で、テーブル席とカウンター席合せて20数席。年配のご夫婦で営業されている様子です。

昭和が香る中華料理店の焼餃子

さか市

 餃子はやや小ぶりなのが7つ並んでいます。皮がしんなりしていて餡はふわっとしている柔らかい餃子。餡は野菜がメインで刻みが細かい。
 ややニンニクが強目ながら、全体にあっさりしていて食べやすいですね。ただ、包みが緩いので、注意して箸で運ばないと崩れてしまいます。

さか市

 天津飯(550円)は、ふんわりした玉子にコクのある餡がたっぷり掛かっています。玉子にはプリプリした海老が入っていて、値段以上の高級感があります。刻みたてのネギの香りもいいですね。

永楽

永楽

 JR阪和線・美章園駅から高架に沿って北方向のガード下にある中華料理店です。
 中はカウンター席が8席程並び、右側に1組だけのテーブル席、奥に厨房といった小ちんまりした造りだが、2階席もあるようです。

何個でも食べれるあっさり餃子

永楽

 餃子(焼きめしとセット価格で700円)は、やや小ぶりながら羽根のある7個入り。にんにくは控え目であっさり系の仕上がりです。こういった何個でも食べれるような餃子はいいですね。

永楽

 焼飯はパラパラと仕上がっているが、コントラストの効いたしっかりした味付け。こういった中華料理店では平均的な味です。

中国料理 紅龍

中国料理 紅龍

 JR大阪環状線・寺田町駅の北口から国道25号線を東へ5分くらい歩いたところ、生野本通商店街の入口近くにある中華料理店です。
 店内は1階が厨房に面したカウンター席のみの10席程度、2階は20席ほどのテーブル席が並ぶ全30席ほどです。

野菜の食感が良好の餃子

中国料理 紅龍

 餃子(300円税別)は6個入りでやや小ぶりなタイプ。餡が粗く刻まれ、野菜の食感が残っているのがいい具合。ニンニクが控え目なのいいですね。
 餃子のタレは醤油・酢・辣油を自分で配合します。自分好みの味が作れるのでこのほうがありがたい。

中国料理 紅龍

 このお店では関西では珍しいタンメン(汁そば)があるのも特徴のひとつです。淡白なタンメンと餃子と相性は抜群です。

悦来閣

悦来閣

 JR・天王寺駅の北口から、まるでここだけ昭和のまま取り残されたかのようなレトロなアーケード街「天王寺駅前阪和商店街」を抜けて、明るい場所に出たところにある中華料理店です。
 店内はカウンター6席。テーブル席は20人ぐらい。庶民派の中華料理店といった雰囲気です。

立派な羽根を持つあっさり餃子

悦来閣

 焼き餃子(250円)は、見事な羽根つき。羽根のパリパリした食感と、餡のジューシーさが相まって、実に上質の仕上がり。大蒜が入っていないので、何個ででも食べられます。

悦来閣

 このお店では水餃子(500円)も用意されています。もっちりジューシーな味わいが楽しめます。

餃子のしんちゃん あべの橋

餃子のしんちゃん あべの橋

 近鉄・大阪阿部野橋駅の南側、あべのハルカスとあべのHoopの間の道を東方向に少し進んだところにある、餃子とレモンサワーを主役にしたお店です。
 店内は厨房を囲うカウンター席と、その背後のテーブル席からなる全80席と意外に大箱です。

肉汁溢れる焼き餃子

餃子のしんちゃん あべの橋

 「肉汁餃子」(5個・438円)は、お店でひとつずつ手包みしているとのこと。
 整然と襞の整った餃子はふっくらと焼きあがっています。裏返すと焦げ目もいい具合。なかなか美しい姿です。

餃子のしんちゃん あべの橋

 熱さと汁垂れに注意しながら少しかじってみると、餃子の中からスープが溢れ出てくる…小籠包のようです。
 卓上に餃子のタレが用意されているが、スープに味が付いてるのでこれを使うまでもありません。

餃子のしんちゃん あべの橋

 飲み物の主力はレモンサワー。「しんちゃんレモンサワー」(209円)は、キンキンに冷えた金属のカップに注がれ、輪切りの国産レモンが3枚。シンプルで飲みやすいサワーです。
 レモンの香りがさわやかで、餃子とレモンサワーのマリアージュが楽しめます。

なかよし

なかよし

 大阪メトロ谷町線・四天王寺夕陽ヶ丘駅から南東方向、大阪環状線・桃谷駅から南西方向。四天王寺の東大門から東に200mほどのところにある大衆食堂です。
 店内はキッチンに面したカウンター席だけの10席足らず。女性店主とその娘さんかな?お二人で切り盛りされています。

薄皮の軽やかな餃子

なかよし

 餃子は注文が通ってから包んで焼いてくれます。

なかよし

 お皿の上に小ぶりの餃子が6個並びます。皮が薄くてパリッと焼き上がっています。
 餡は野菜が多めで軽やかな口当たりが楽しめます。

明洋軒

明洋軒

 JR阪和線の美章園駅から東へ少し進んだところ、疎開道路の延長部分と交差する角にある大衆中華のお店です。
 店内は6人掛けと4人掛けのテーブルが7卓ほど、2階には30人ぐらいが入れるお座敷があるようです。

餃子の定食で暖まる

明洋軒

 「ギョーザ定食」(730円)は、楕円の平皿に餃子8個が並び、もうひとつのお皿に唐揚げ2個と生野菜、そしてスープ、漬物、ご飯のお椀が並びます。

明洋軒

 餃子は焼き目がパリッとした風合いで、ほんのりニンニクの風味もあり、ジューシーながらも軽快な味わいです。
 唐揚げは大ぶりで実にジューシー。これは食べ応えがありますね。スープは玉子や野菜など、実に具沢山で美味しい。

※本記事は、2025/02/09に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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