JR京都伊勢丹限定「はすのみ餅」 : 紫野和久傳 ジェイアール京都伊勢丹店

ムスメ京都旅土産。
紫野和久傳は月曜日は店休のため、JR京都伊勢丹での
折詰弁当の類いをテイクアウト出来ず（泣）、
並んでいるもののなかから京都伊勢丹限定品だけ
購入してきました。ＧＪ。
さすが以前、ダンナが京都の風景（五重の塔だったか）の
錦玉羹を買って来た時に「なにこれ、小中学生の修学旅行
土産…」とボソッと呟いただけある。

◯はすのみ餅
　「蓮根の種子を粉末にして、落花生の風味と合わせ、
　なめらかな食感になるように丁寧に練り上げました。
　深い味わいの「黒蜜糖」とともにお召し上がりくださ　　
　い。」だそうです。
　
　和久傳の看板商品のひとつ、「西湖」は蓮粉に和三盆の
　組合せですが、こちらは蓮の実。ちなみにJR伊勢丹
　京都には西湖の原型「蓮のつゆ」という笹巻菓子、
　取寄せだと「蓮もち」も存在していて
　・「西湖」＝蓮粉＋和三盆＋和三盆糖蜜
　・「蓮のつゆ」＝蓮粉＋和三盆のみ
　・「蓮もち」＝蓮粉＋和三盆糖蜜
　・「はすのみ餅」＝蓮の実＋落花生＋蓮粉＋水飴
　と違いがあります。
　このなかでも「蓮のつゆ」と「蓮もち」は消費期限が
　当日限りと短いんですね。

　今回は落花生ペースト入りのはすのみ餅です。
　冷たくてぷるんとした食感は西湖に近く、香りが
　もろに落花生。箱から一枚ずつ取り出せるかどうか
　不安になるほどゆるゆるぷるぷるです。
　黒蜜糖が加わることで落花生感は少し弱くなりますが
　個人的にはそのほうが美味しい気がします。
　ピーナッツ豆腐みたくなってしまうので。
　蓮粉のものにクリーミーさも加り、これはこれで
　美味しいですね。和久傳のおもたせ系お菓子は
　いまのところハズレたことが無いなぁ。

◯いちじく昆布
　赤ワインといちじくと昆布。
　醤油と赤ワインは相性良し。
　いちじくのぷちぷち感と独特な香りも薄っすらあり
　絶妙な美味しさ。濃いけれどべったりした味ではない　
　のも良き。ご飯というよりお酒の友っぽい。

本当はお弁当（要予約）が食べたかったのよー、
の気持ちは消えないけれども、これも美味しかったので
良かった。新宿の伊勢丹で以前から売ってた酒の肴の
折詰みたいなもの、せめて京都でいいので復活して
くれると嬉しいですね。
あれ新幹線で摘みながら帰るの、至福でしょうから。

京都伊勢丹の和久傳には新宿の伊勢丹にはないものがあれこれあって、その最たるものはあ弁当の類いである。京都が本拠地なので当然といえば当然。然し乍ら、なんとなく悔しい。お料理屋さんなので、おもたせ以上にお弁当に本領発揮されているような気がするし、簡単に手に入らなければなおの事食べてみたい。たまたまＨＰで「鯛サンド」というものがあることを知った。予定を確認して売り場に電話で予約、当日に（毎度のことながら）京都在住の家族に取りにいってもらった。おまけにB2のお弁当売り場で「鯛ちらし一段折」も買って、そのまま新幹線でGO EAST。

◯鯛サンド 1994円
サンドイッチの割に厚めにスライスされた食パンは、うっすらとトーストされているようで、ほんのり焼き目。具材はもちろん鯛。火が通ったものではなく、酢で〆たものでもなく、生の鯛。昆布じめかと疑ったが、単に軽く塩して水分を抜いたものかもしれない。食べた時の食感は生ハム？いやー、近いけどちょっと違うかなぁ。一緒に挟んだ大葉が効いているがなんとも複雑なハーモニー。ちなみに原材料を見ると、食パン・真鯛・すぐき・大葉・マヨネーズ（はちみつ、マスタード、にんにく、胡椒、生姜入り）・山葵・粉山椒・鰹節・清酒・味醂等々。マヨネーズと大葉はハッキリとわかるが、これだけのものが入っているとなかなか全部はわかりにくい。個人的には山椒とか山葵とか強いほうが好みだが、大葉と共存するためのギリのラインがこのくらいなのかもしれない。すごい感動とかはなかったが、和洋を問わずお酒のお供にとでも良い。食事としていただくよりもそのほうが向いていて、とても美味しい。ちなみに６切れ入り。

◯鯛ちらし一段折 2916円
たしか2段のほうはＢ１の和久傳さんのコーナーで販売、今回の小さい1段折はＢ２で販売されていたと思う。ちなみに新幹線乗り場のほうの改札内売店では小振りな2段があるよう。ローストビーフちらし寿司も伊勢丹と改札内売店では微妙に変えてあるらしい。こにくらしい…
鯛の黒寿しは評判どおり。昆布じめのほんのり飴色の鯛は、その具合が絶妙でかなり生っぽい。昆布と生姜と柚子が程よく、特に昆布の甘さがなんかいい。アクセント的にこういう感じで甘さがあるのが私は好きだ。桜でんぶとか、ね、全体としてシンプルなようでいて、ちょっと真似しようにも絶対にできないといった印象。
ご飯の他にお惣菜、いやいや京都だからおばんざいですね、いろいろ入っていて、ものすごく料理屋さんの味。ミニトマトが甘く煮てあったり、山葵菜と椎茸の胡麻和えがあったり、丸茄子は揚げ浸しかしら、とにかくどれもこれもフツーのお弁当とは似て非なるレベルだと思う。私としては、黒寿しのパートよりもこちらのおばんざいパートのほうに歓びを感じました。２段のお弁当だともっとおばんざいの種類が増えるようなので、今回ケチった分ちょっと損したということなのでしょう。ムムッ。６月にはイサキといたや貝寿司がその月限定で出るらしい。予約、かな、これは。