武蔵野うどんv.s.関西人 : Kiku ya

埼玉の高柳屋以来、武蔵野うどんがマイ小ブームになりつつあるのだろうか、このところ武蔵野うどん系の店に立て続けに当たっている。社の先輩の話から、東村山もけっこう武蔵野うどんの拠点だと聞いていたが、本人の言うとおり辿って行くと、そこはどう見ても民家、ということばかりで諦めていました。それが食べログを見て当店を見つけ、どうやらその先輩の言ってた店はここらしいと。なんだ、東南西北が言ってたのと全く逆じゃねえか…。

食べログ経由ですので、事前に情報を仕込んで行きました。つけ汁が2種、肉汁とカレーのついたダブルというメニューが目を引きます。まずはこれでしょう。それと麺量が自由に選べるようですが、かなり少なめであるとの情報も…。

さて初訪の日は関西人の同僚を連れて行きました。うどんにはうるさい関西人がこれを食べて何か面白いことを言うのではないかと期待してのこと。同僚がダブルLL(4玉)、私がダブル4L(6玉)を注文。数字から凄い量を連想するかもしれませんが、実際は画像を見てわかる通りそれほどでもありません。いや、この画像だとかえってよくわからないか？

多数の方の指摘通り、うどんはすぐ出てきました。厨房のケースに茹で置かれているのですね。これについては賛否の否の論調が多いようですが、私は仕事中のため、早ければ早いほどありがたい。都度茹でで回転の悪い店だったらこの日は行かれなかったでしょうから。本人がせっかちだということもあるけど…。

で、そのうどんは茹で置きだからといって風味が劣るということもなく、美味しくいただきました。地粉の香り、噛みしめる歯ごたえ…。つけ汁は濃厚加減では特筆するほどのことはないのですが、豚肉のコクとカツオ風味がちょうどよく効いていて、味わい深いのです。だまってかき揚げもついてきますし。そりゃあ我が家の近くの豚やのようなインパクトはないけど、麺をしみじみ味わいたいならこちらがいいのでは。

肉汁とカレー汁の両方味わえるのもいいですね。飽きることなくエンドレスに食べられそうな。

ただ、麺量は…やはり少ないですね…(^^;。でも、当店では替玉ができます。一玉¥50也。頭の中で食べたい量を計算して…。これには多少、慣れが必要ですね。でもまあ多めに言っておいて大丈夫かと。

さて、なぜこの日のうどんが茹で置きだからって風味が劣るわけではないと言うのか？それは、翌日また別件で東村山だったので、比較できたから。この日は運よく？前客で麺が終わったところで、新たに大量に茹で始めるところから。……ヤバイ、けっこう待たされる…。駐車場はお店の先に確保されていますので、メーターが上がることを気にしなくてもいいのだけれど、時間内に職場に戻らなきゃならない人には賭けですね。

この日の麺も、大変美味しくいただきました。前日のも、タイミングよかったのでしょうね。私はこういうスタイルはアリだと思います。自分の性格的な相性ですけど…。東村山の仕事中に、また楽しみが増えますね。

関西人の同僚に感想を求めると…風変わりだが美味しいものですね、という模範解答？で少々肩透かし。この醤油の色は何やとか、こんな喉につかえるうどんがあるかいなとか言うのを期待していたけど、今はもう情報化社会で、そんなカルチャーギャップも軽々と飛び越えてしまえる時代なんだろうか。