本日は、抹茶ケーキと抹茶のシフォン、ガトーショコラをいただきました : Paundo Hausu

前回、何気なく食べた抹茶ケーキにハートを鷲掴みされてしまったもので、すぐに食べたくなって立ち寄りました。
抹茶は、「観光用のお菓子」、から、「おいしい抹茶」に気持ちが入れ替わりです。
なので、ショーケースの一番上に並んだシフォンケーキ、抹茶味、もお願いして、1つだけ違うものは「ガトーショコラ」に決定。

●抹茶シフォン(生クリーム付き)
●抹茶ケーキ
●ガトーショコラ

以上3つを抱えて自宅へ直行。

さっそく抹茶ケーキ、口の中ですーっと溶けて行きます。
穏やかな甘味がいくら食べても飽きません。
当分止められそうもない食感。

シフォンケーキ。
スポンジの方に軽やかな甘味、しっとりふわふわの生地。
そこに微かに渋味や苦味を感じさせる抹茶のクリームを合わせます。
食べ出すと甘味を抹茶の風味が包み込んで、ですが食感はふわっとした印象。
味つけが押さえてあるぶん、大人の味わいかな。

抹茶ケーキの先にシフォンがあるような、でした。

そして最後は、口直しのガトーショコラ。

濃厚なショコラの香り。
重めのスポンジがコーヒーに合います。
濃いめでなくて酸味のモカをたっぷりと。
美味しゅうございました。

昭和からの歴史のあるお店です。

当時、店の前をよく通りましたが、その頃の記憶では店内にカフェかイートインがあって、いつも学校帰りの女子大生で賑わっていました。近くの北山通りにはノートルダム女子大。女の子に好まれるケーキ屋さんのイメージですね。
なのでスイーツ好きなお兄さんは、交叉点の反対側にあるバイカル本店に通っていました。
女性ばかり、、、興味はあっても入り辛かったもので・・。

そして時代は令和に。

ある時、元女子大生のおばちゃんが「寄っていこう」と入ったのに連れられて初入店。
何度か訪れていますが、女子大というよりも、元女子大生が多い様子で、１人が帰るとまたすぐに来店という感じの、リピーター、馴染のお客さんがお多いお店だな、という印象です。

で、その時に持ち帰った抹茶ケーキ。
抹茶系はあまり美味しいと感じたことはなかったのが、至福のお味。
へぇ、旨いじゃんと声を出すと、元女子大生曰く、「えっ、知らないの?　抹茶ケーキってここが初めて作ったのに」のお言葉。京都の抹茶ケーキ発祥のお店だったのですね。なるほど。

昔、マダムが始めたケーキ店は、現在は娘さんたちが引き継ぎ、元気なパパも店頭に。
そういうお店です。

美味しさに魅了された抹茶ケーキは、店頭にはサンプルが一切れ置かれているだけで、厨房の中にあります。長く出しておくと変色するようで。

●抹茶ケーキ

脆いので動かないように大切に持ち帰り、スプーンでいただきます。
下に薄いスポンジが置かれてその上にふわふわの柔らかなムース。
抹茶の香りがほのかに、甘さも控えめのムースは、口の中ですーっと溶けてゆきます。
シンプルな淡いグリーンのケーキですが、上品な味わい。
一度知ってしまうと止められません。

今回はこの他にもいくつか求めました。

●ストロベリーパイ。

クリームの上には苺のコンフィチュール、甘さと苺の甘味・酸味のバランスが絶妙。
パイ生地には胡麻とホワイトチョコが入ってふわりと舌に馴染みます。

●焼きプリン

少し硬めでぷりぷりの舌触り。
添えられたカラメルが甘さを押さえてあり、エスプレッソのような香りと、微かな苦味。
素朴な味わいのプリンを引き立てていました。

●レアチーズケーキ

一口目には酸味を感じますが、食べていくうちに淡い甘さが拡がり、刻んだチェリーが最後のアクセントに。

●ミルクレープ

爽やかな甘味のある苺。
軽やかなクリームとスポンジ、中にはキーウィや黄桃。
大きめですがさらりと食べられました。

この他にも一乗寺タンドレスでも食べた「サンマルク」や、シフォンケーキなども並び、完食には時間がかかりそうです。ケーキのデザインはおとなしめですから☆付き人気パティシエのラインナップと見比べれば、ケーキ版無印な印象ですが、落ち着いた優しいテイストが持ち味のケーキは味つけのバランスが素晴らしく、何度でも食べたくなる定番中の定番になりました。
「抹茶ケーキ&ストロベリーパイ」、特にオススメです。

▽特徴のある品々がよく判る動画がフェイスブックにアップされています。パウンドハウスと検索すると見つかるはず。お試しを。