色鮮やかななおかめそば : Sobasei

川崎区の商店街『マイロードおだ（小田銀座商店街）』の中央付近にあるお蕎麦屋さんです。

マンションの１階にテナントとして入るお店で、間口は小さいものの奥に細長く、実はキャパシティはそこそこあります。

店内は、４人用のテーブル５卓と２人用のテーブル１卓と４人用の小上がり２卓です。この界隈のお店としては標準的な座席数でしょう。

メニューは、ボリューム満点のセットものが多くあります。また、夜は飲める蕎麦屋なようで、一品料理も街のお店としては豊富にあります。もちろん、定番メニューもちゃんとあります。
また、日曜日以外は、ランチメニューがあり店の入り口に表示されています。これがお得なのですが、店内には掲示が無いのでチェックしてから入るのが利用するコツです。

いただいたのは、
■おかめそば（８００円）
具は、かまぼこ２枚、椎茸、筍、人参、麩、ゆで卵、三つ葉です。
品目数も多く、町のお蕎麦屋さんのおかめそばとしては十分な出来でしょう。
そして、何より、いいところは、顔に近づけた盛り付けですね。
かまぼこ２枚が目となり、筍が鼻になっています。なかなか立派な鼻筋です。
ゆで卵が口でしょう。
かまぼこは、厚めに切ってあり食べ応えがあります。
筍は、ごく普通のものですが鼻にするために縦長に切っているのが特徴です。
椎茸は、半分で煮込み加減は軽いですね。
人参が型抜きされています。おかめそばに人参が入ることが珍しいですが、手間をかけて型抜きされている点も特徴でしょう。
麩は、ちゃんと汁に入れて煮てあり、汁を吸っていますね。
ゆで卵は半分、普通のゆで卵です。
三つ葉は、緑色の彩があると丼が華やかになりますし、割高な野菜なので、これを入れているのが偉いですね。
蕎麦は、手打ちなのがいいですね。あえて幅広に切っているのが特徴かと思っていたのですが、どうやら、細く切れないようで、端のほうはもっと幅が広くて短い、刀削麺のようなものが混じっていました。
技術力としては低いですが、そばがきのようでもありますし、蕎麦粉の配合率は高いのでそれなりに美味しくいただけます。
汁の味わいも醤油が強すぎることもなく、甘さが目立つわけでもなく、もうちょっと、出汁が効いたほうが嬉しいですが、標準的な町のお蕎麦屋さんの味ですね。

■天ザル・大盛り（１，０５０円＋１００円）
お得なランチメニューです。プラス１００円で大盛りにしてあります。
ざるにすると蕎麦の太さが目立ちますが、それでも蕎麦粉の配合率が高いので、食感に蕎麦らしさがあって、味わい深いですね。
天ぷらは、海老、舞茸、ナス、ピーマン、カボチャです。
ちゃんと、薬味の大根おろしと生姜が付きます。
海老のサイズはまずまずですし、十分な内容でしょう。


有名店の手打ち蕎麦と比べると劣りますが、町のお蕎麦屋さんのものとしては十分な実力のものが提供されていると思います。
普段使いで手打ち蕎麦を食べるのにおすすめですね。

マイロードおだ（小田銀座商店街）の中央付近にあるお蕎麦屋さんです。

マンションの１階にテナントとして入るお店で、間口は小さいものの奥に細長く、実はキャパシティはそこそこあります。

店内は、４人用のテーブル５卓と２人用のテーブル１卓と４人用の小上がり２卓です。この界隈のお店としては標準的な座席数でしょう。

メニューは、ボリューム満点のセットものが多くあります。また、夜は飲める蕎麦屋なようで、一品料理も街のお店としては豊富にあります。もちろん、定番メニューもちゃんとあります。
また、日曜日以外は、ランチメニューがあり店の入り口に表示されています。これがお得なのですが、店内には掲示が無いのでチェックしてから入るのが利用するコツです。

いただいたのは、
■天ぷらそば（９５０円）
この日のランチにつき、定価より１００円安いです。
こちらの蕎麦は、この界隈では珍しく、手打ちです。自家製麺のお店はあっても、手打ちとなると珍しいですね。その証拠に断面が横長の「延しべら」であるのが何よりの特徴です。
このこだわりでこの価格ですから、なかなか魅力的なのではないでしょうか？
メインとなる天ぷらですが、大きな海老天が２本です。非常に大きいですが衣で２倍ぐらいに多いくしてあります。小さいものを大きく見せたのではなく、もともとの海老もなかなかの大きさがあるものをさらに大きく見せていますね。この衣のボリューム感が、川崎下町、労働者文化ですね。この１杯でも満腹になるぐらいのボリュームを出しています。海老天プラスたぬきという感じでいいですね。もちろん、本体の海老のほうもなかなかのものです。きれいにまっすぐではなく、身がちょっと歪んでいるあたりからお店で仕込んだのがわかりますね。
汁は、種もの（かけスタイルの汁そば）にしてしまうと、お店自慢のかえしの味がボケてしまいますが、街のお店としては十分な美味しさがあります。


街の普通のお蕎麦屋さんですが、なかなかの実力の持ち主ですね。特に手打ちの麺がたまらないです。川崎の下町っぽさがありつつも、蕎麦の質はいいという魅力的なお店だと思います。

マイロードおだ（小田銀座商店街）の中央付近にあるお蕎麦屋さんです。

周辺で営業していた蕎麦店は、年々閉店していってしまい、このお店は貴重な存在です。
歴史をさかのぼると蕎麦店というものは、江戸時代には町内には１軒ぐらいの比率で蕎麦店があったらしいですが、現代の川崎区内では大師周辺を除くとだいぶ少ない印象があります。
工業地帯の街ですから、ボリュームのある中華料理のほうが受けるのかもしれませんね。

店内は、４人用のテーブル５卓と２人用のテーブル１卓と４人用の小上がり２卓です。この界隈のお店としては標準的な座席数でしょう。

メニューは、ボリューム満点のセットものが多くあります。また、夜は飲める蕎麦屋なようで、一品料理も街のお店としては豊富にあります。もちろん、定番メニューもちゃんとあります。
また、日曜日以外は、ランチメニューがあり店の入り口に表示されています。

いただいたのは、
■ランチ『カツ丼』お新香・お吸い物付き（８８０円）２０１６年４月
その日のおすすめ料理がちょっとリーズナブルな価格でいただけるランチメニューが１品あります。
この日のカツ丼は、カツが大きくて立派ですね。玉ねぎなどのほかの具は少なく、カツの存在感が大きいですね。
ちゃんと、注文を受けてから揚げているようで熱々ですし、サクサクです。玉子は完全に火が通っている状態です。
ボリュームがあって、職人の街な川崎のイメージどおりのランチメニューでしょう。
お吸い物には、柚子の皮が入り、風味が良くてこれはちょっと上品な味に仕上がっています。


■ランチ「天丼」吸物・おしんこ・冷やっこ付（８５０円） ２０１３年８月
海老天２本とピーマンの天丼でした。エビの衣が大きくて、１．５倍ぐらいの大きさになっています。
しっかりとタレにくぐり、しっとりした天ぷらです。
お吸い物は、麩と三つ葉の標準的なもの。
お新香は、自家製らしき大根ときゅうりの浅漬けが付きます。
それに加えて、冷やっこも付いての８５０円なので、ランチと言えども大変安いと思います。
衣の大きさでボリュームが出ていますが、油っこさは無く、満腹になります。

■「冷麦セット」冷麦＋ミニカツ丼＋冷やっこ＋おしんこ（９８０円）２０１３年８月
ご飯ものは、Ａミニカツ丼、Ｂミニカレーライス、Ｃミニかき揚丼の３種類から選べます。
冷麦もなかなかの量がありました。ミニカツ丼は、「ミニ」ではなくて標準サイズの７５％ぐらいのサイズです。カツは、天丼と異なり部分的にはサクサク感が残っており、バランスの良い食感です。
もちろん、こちらのセットを食べても満腹です。

■ざるそば大盛り（５８０円＋１００円） ２０１３年８月
断面が横長の「延しべら」であるのが何よりの特徴です。ちゃんと角が立っており、個性的ながらも本格派であることが見た目からもわかります。
最近は、ラーメンも太麺が流行ですし、うどんブームもあることですから、のどごしの良い細めんよりも、延しべらのほうが好まれるかもしれません。
実際に私も、最近は、麺をしっかり噛んで食べたいので、このスタイルの蕎麦は美味しく感じました。
つけ汁は、醤油の味の強い江戸風ですが、旨味もある辛さです。
大盛りにしたのもあって、ボリュームも十分でした。


地域柄に合ったボリューム感と価格でありながら、品質も良いのでおすすめできるお店だと思います。
近隣なら出前もやっているとのことで、まだまだ元気な街のお蕎麦屋さんです。