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北海道で私の中ではダントツの蕎麦屋であります。冬季限定「牡蠣せいろ」は全国トップクラスかも・・。
<2013年1月31日>
実に1年と半年振りの訪問であります。この日、農機具を買いに、北広島のホームセンターに家内と参り、その帰りに「以前にお伺いした『なかむら』さん、ミシュランに載ったって知ってる??」と家内に聞くと、それは是非もう一度行きたいということになり、立ち寄ることに。
女性は、このミシュランガイドというのに、とても弱いらしい。中には、「え~この店が~」なんていうお店も載ることが多いが、基本的に自分が高評価のお店が多数掲載されており、こちらのお店もその1つである。
正直、1年以上食べていないと、味はかなり忘れているもの。その間、食べログにはアップしていないものの、全国でかなりの蕎麦も食べて参りました。果たして、1年以上も前の自分の評価が変わるかどうかが少し楽しみであります。
どうせなら、今までに食べたことのないメニューをと思い、メニューを見渡していると、冬季限定の「牡蠣せいろ」なるものがある。
牡蠣か・・・・。私は、牡蠣は嫌いではないものの、どちらかというと、鴨好きであり、その意味では、大阪の鴨せいろで有名な乃田さんなどは、そば部門でも、こよなく愛するお店であるのだが、果たしてこちらの牡蠣せいろはいかがなものか。
家内は、以前にも何度か頂いた、かしわせいろを頂くことになり、再度両方の味を試すことに。
<前菜:黒トリフと地鶏のアイス>
今回は、久しぶりにお伺いしたということもあるのかもしれませんが、普段は夜のダイニングでしか出てこないメニューをいくつか出してくださることに!最初に頂いたのが、こちら黒トリフと地鶏のアイスである。もちろん、甘くはありません。冷たいアイスに、熱々の出汁の効いたそば汁風のスープをかけ、溶けない内にさっと頂くのであるが、これが実に美味しい。まさに、和とフレンチの融合的なメニューで、辛口の家内も大絶賛である。スプーンの置き方で、どこかミッキー風になってしまったのだが、ご愛嬌ということで。
<牡蠣せいろ>5.3
前菜に感動を覚え、いい感じで食欲がぐいぐい出てきたところに、本日のメインである牡蠣せいろ様のお出ましであります。見た目は、普通の牡蠣せいろでありますが、お味の方は・・・・。
「・・・・・・・・・・・(ジーン)」
これは、何とも言葉にしにくいですが、牡蠣の旨味をここまで演出できるものかと、感心致します。もう、美味いの一言ですね。
牡蠣は、軽くソテーしてあり、旨味成分を上手に引き出しており、もともと美味しい汁に、深~い味わいが加味されております。
理屈抜きに、顔がニヤニヤしてきます。。。。
これは、久しぶりにグルメハイ状態に!脳から快楽物質がどくどくと流れ出して参り、一種の麻薬的な反応が・・・。(麻薬やったことはないですが・笑)。これは、乃田さんの鴨せいろに匹敵するか、それ以上のヒットかもしれません!
蕎麦も道内トップクラスでありますが、最近頂いた中では、京都のかね井さんのそばがあまりに素晴らしく、若干引けを取りますでしょうか・・。それでも、つけ汁と蕎麦両方の総合評価では、私の中では全国3本指に入ります。
冬場しかいただけないのが残念でありますが、こちらの牡蠣せいろ、是非全国のそば通の方に食べて頂きたいものです。もしかすると、北海道の方より、関西や北陸の方にマッチする蕎麦ではないかと思っています(私はもともと関西の出身です)。
<そばがき>
牡蠣せいろのあまりもの美味しさに、ほろ酔い気分でいると(酒は飲んでいませんが)、食後の口直しにそばがきを頂きます。
そばがきでいうと、鳥取県米子の大吉のそばがきが、全国の中でも一番気に入っている方なのですが、こちらのそばがきは、本当にスムージーで、粒子が細かく、とろーり餅っぽい食感が何とも言えません!前菜のトリフといい、こちらのそばがきといい、サイドメニューが素敵過ぎます!
<わさびの海苔巻き>
最後に、これも夜のメニューなのですが、わさびの海苔巻きを頂くことに。山葵って、おろすと、辛さが出てきますが、そのまま頂くと、あまり辛くなく、海苔と合うんですよね~。
西日本縦断紀行の途中でありましたが、久しぶりにグルメハイになったもので、レビューの更新をさせて頂きました。
どうぞ、牡蠣せいろが無くならない内に是非一度お試しになって下さい!
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<2011年7月>
~素材へのこだわりが素晴らしいの一言!鴨せいろがお奨めです!~(当時のタイトル)
北海道の麺類で、5の評価を付けるのは、最近は地元千歳の手打そば 梅乃家の塩うどんに続き、2軒目であるが、正直、かなりお奨めの蕎麦屋である。近くのアウトレットモールにお伺いした際に、iPhoneの食べログアプリで検索すると、こちらのお店が高評価で距離的にも近い。
食べログで高評価であることもあり、さぞかし混み合っているのではないかと心配して参りますと、かなり空いております。通常、食べログで3.7以上の評価の付くお店って、かなり混み合うことが普通なのですが、これはどうしたことか、人があまり入っておりませんね・・・。
お伺いした時間が、午後2時を過ぎており、丁度蕎麦が切れてしまったようで、「今から蕎麦を打ちますので、少しお時間をいただけますか」とのこと。おお、これは逆に嬉しい。打ちたての蕎麦をいただけるとは、ある意味ラッキーといえるだろう。通常、蕎麦が売り切れれば、その時点でお店を閉められるところが多い中、とてもサービス精神を強く感じます。
とりあえず、かなり空腹であったこともあり、お奨めをお伺いします。すると、せうろ系では、「かしわセイロ(950円)」、温かいお蕎麦では、「卵とじ」がお奨めということで、こちらの2つを注文する。
<かしわセイロ(950円)>(個人評価:4.5)
約15分位で蕎麦が打ち終わり、トントントンと蕎麦を切る音が聞こえてきます。最終的に蕎麦が出てきましたのは、入店してから30分以上が経っておりましたが、まず最初に出て参りましたかしわセイロ、かなり美味しそうです。フライパンでかしわを焼く音が聞こえておりましたので、直前にかしわを焼いて、その鳥の脂分が結構スープに出てきております。
さて、お味の方は・・・。
おおおおお出汁が効いていて、深みがあって、かなり美味しいお汁であります!口の中にかしわの旨みが広がり、少し濃い口かもしれませんが、全く塩辛くなく、喉越しが実に良い。超私好みである。また、かしわそのものが素晴らしい。こちらは、秋田産の地鶏を使っておられるのですが、程よい噛み応えで、シコシコしていて実に美味しい。私がこれまでに頂いたかしわせいろの鳥の中ではトップクラスの質ではないだろうか。
そして、このお汁、とてもスパイシーなのである。何故、こんなにスパイシーなのかというと、お出汁に山椒を漬け込んでおられるという。なるほど、この口の中に広がる、独特の香りは山椒由来のものであったのである。もともとどんな食べ物にでも山椒を入れてしまうくらい山椒好きの私には、かなり好感の持てるお出汁でありました。
蕎麦そのものは、出雲そばほどの細切りでないものの、北海道では、かなりの細切りの部類ではないでしょうか・・。細切りですが、結構コシがあり、私好みであります。このシコシコ感が、何ともお出汁の効いたお汁にマッチします。同席した結構辛口の嫁も、この味には大絶賛!割合は、一九で、十割ではありませんが、結構一九、私は好きな割合でしょうか。
<卵とじ(800円)>(個人評価:3.5)
温かいお蕎麦でお奨めを頂いた卵とじでありますが、一面に卵一色でありますね(笑)。ビジュアル的には賛否がありそうですが、こちら卵はふわふわで、卵とじが好きな方には、たまらないでしょうね。こちらは、嫁がメインで食べ、私は一口しか味見しておりませんが、とてもマイルドで、食べやすかったですね。蕎麦の太さは、セイロやざるよりも、少しだけ太めでしょうか。ほとんど見分けは付きませんが、気持ち太めだそうです。
ただ、セイロと比べると、当然のびるのは早く、蕎麦そのものの美味しさは、セイロの方がより感じることができるかもしれませんね。
突然お伺いして、かなりの満足度でお店を出た私は、この2日後、再訪することになります。
今度は、子供2人(長女と次女)を連れて、お伺いします。子供の舌というのは敏感で、舌の味覚細胞も大人以上に多いとも言われており、私と一緒に全国の麺屋を回り、すっかり子供メタボにしてしまった罪悪感もありますが、長女の味覚は、我が子ながら、かなり信頼が置けるものがあります。
さて、2日目は、鴨セイロ(1200円)と、かしわそば(900円)、それに店主お奨めのおろしセイロ(900円)の3つを頂きます。
<鴨セイロ(1200円)>(個人評価:5.0)
2日前に頂いた、かしわセイロと同系の味だと思ってオーダーしましたら、これがまた全く風味が違います。「うま~い!!!!」「きた~!!」という感じです。北海道で鴨せいろ、または鴨蕎麦というと、ほとんどの鴨が滝川産であります。滝川産は、肉が締まっており、独特の旨みがあることでも有名ですが、個人的には、やはり鴨はフランス産である。フランス産の合鴨の持つ、独特の旨み成分と、その肉質の柔らかさは、そば汁に魔法をかけるがのごとく、美味しく変身させます。北海道でも運が良ければ、千歳のてんぐの蔵 千歳林東公園店などでもいただけますが、やはり美味しいですね。
私が、鴨せいろといって一番思い浮かべるのは、大阪の乃田の鴨せいろでありますが、こちらは京合鴨を使っておられるのですが、この京合鴨そのものが、フランスから持ち込まれた鴨を繁殖させておられ、事実上フランスの合鴨と変わらず、私も超お気に入りなのであるが、こちらのなかむらさんの鴨せいろ、乃田さんレベルでありますね~!!フランス北西部のブルターニュ産の合鴨は、肉質がやわらかく、旨みをどんどん醸し出してくれる。絶品です!!鴨せいろ好きは、是非一度は頂いていただきたいですね!
<かしわそば(900円)>(個人評価:4.0)
2日前に頂いた、かしわセイロが美味しかったので、今度は温かい蕎麦で、かしわを試してみます。おおおお!やはり、かしわが美味しいですね。セイロの時よりも、かしわそのものの美味しさが伝わってきます。お出汁にも、かしわの旨みがよく出ておりますが、やはり、個人的には、かしわはセイロで頂く方が好みでしょうか。私自身、セイロ好きなこともあり、どうしてもセイロびいきになってしまい恐縮ですが、こちらのお蕎麦や、やはり、温かいよりも、冷たい方が美味しくいただけるように感じてしまいます。
<おろしセイロ(900円)>(個人評価:4.5)
店主が北海道の大根を色々と研究して、一番美味しいと思える、辛味大根を使ったセイロでありますが、結構辛味大根好きの私には、たまりませんでした!!鴨セイロも美味しかったのですが、これはまた全く違う美味しさがあります。辛うま~という感じで、いくらでも頂けてしまいます。
北海道は、夏でもそれほど暑くなりませんが、暑い本州の夏ならば、このおろしセイロは、かなり食欲をそそり、受けるでしょうね。
いや、他にも色々とメニューはありますが、代表的なお奨めのメニューは試すことができました。総括して言えることは、こちらのお店、素材に対して、半端でなくこだわりをお持ちだということです。鴨、かしわもそうですし、大根、葱に至るまで、「ここまでこだわるのか~」と感心してしまいます。また、私がかなり好きな豚で、直接いつも1頭分買わせていただいている、とても美味しい豚を、こちらのお店でも仕入れておられ、超驚きである!ここの豚を使うとは!!!という感じです。また、葱の切り方が、極薄で実に美味しいのです。葱の切り方を見れば、そのお店の技術が分かるといいますが、それも一理あると思います。
正直、値段的に、ここまでこだわってしまうと、どうしても価格もそれなりになってししまい、比較的若い世代の年齢層が多い北広島では、少し敷居の高い蕎麦屋という位置づけをされてしまっているのではないだろうか。これだけの味を出せつつ、食べログでも高い評価を得られつつ、客入りが今ひとつであるのは、立地条件が大きく作用しているように思います。正直、北広島や恵庭という土地柄は、美味しいお店ができても、すぐ潰れてしまうというジンクスがあるようで、私もそのように思っておりました。もし、札幌辺りにお店を出しておられれば、今頃行列ができているものと思われます。
このシーズン、あまりお蕎麦そのものが美味しい時期ではありませんが、こちらのお店では粉引きから自家製でなされておられるため、シーズンの悪さをそれほど感じさせないくらいの美味しさがありました。あまり、流行りすぎて、座れなくなるのも嫌ですが、客入りが悪く、潰れてしまっても困りますので、是非応援しますので、頑張って頂きたいものです。
ちなみに、店主の方、レビュアーの流れ星さんのフアンのようで、流れ星さんの書かれるお店によくお伺いされるようであります。そして、流れ星さんの評価が一段階下がってしまったことに対して、相当のショックを受けておられるようでした(笑)。私も、何気なく付けている評価でありますが、店主の心には、かなりの影響を与えているものだと強く感じました。
とても、繊細でよく気のきくオーナーさんでいらっしゃって、血液型はA型でしょ?って聞きましたら「はい、A型です」と即答頂きました(笑)。A型の店主の方は、こだわり過ぎて、採算が合わなくなることが多く(私の知る限りでありますが)、是非お店つぶさないでこれからも頑張って頂きたいものです。本当に素晴らしいお蕎麦でありました!!!
(追加)
蕎麦つゆでありますが、こちらは甘くも、塩辛くもなく、何とも絶妙な味加減である。濃いという方も北海道ではおられるかもしれませんが、個人的には丁度よい濃度である。返しは別として、出汁そのものは、あまり熟成させ過ぎない方がいいようなのですが、たまたま、少し熟させたお汁と、作りたての汁を頂いたのですが、ここまで味が違うものかと驚きました。程よく熟成させたものは、口の中で横の広がりを見せ、味の表現力が多様であり、打ち上げ花火のように、何通りもの味が、舌先、喉奥と進むにつれて変化していき、何とも喉越しのいい汁といえる。
一方で、作りたての汁は、少しとんがった感じがあり、喉の奥にズシンとくるタイプの汁である。これはこれで美味しいのだが、やはり、適度に熟成させた汁と比べると、少し単調に思えてしまう。本当に蕎麦も、蕎麦汁も奥が深いですね!
점포명 |
掲載保留Sobakiri nakamura
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장르 | 소바 |
주소 |
北海道北広島市大曲光2-1-6 |
교통수단 |
가미놋포로 역에서 3,837 미터 |
영업시간 |
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예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999
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지불 방법 |
카드 가능 (JCB、AMEX) 전자 화폐 불가 |
좌석 수 |
20 Seats ( カウンター 8席、テーブル 4×3席) |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 店前 4〜5台 |
공간 및 설비 |
카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,일본 청주(사케)에 고집 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
비고 |
売り切れで閉店時刻が早くなることもありますからご注意を。 |
<はじめに>
ゴールデンウィーク中に書き溜めたレビューの内、今後は再訪も含め、特に気に入っているお店のレビューをいくつか致します。最初は、こちらなかむらさんです。数ある北海道の蕎麦屋の中でも、最も私の好みに近く、特に牡蠣せいろは私のストライクゾーンど真ん中です。
<牡蠣せいろ>
北海道には最近は月1くらいで参るのですが、リピートしたいと切に思うのが、風遊斎さんのソーキ蕎麦かこちらの牡蠣せいろでしょうか。
特に今年の牡蠣せいろは何とも贅沢で美味しい。仕入れ価格から考えると赤字が出ると言われる今年の牡蠣せいろ。来年同じものを使う場合は、価格を上げざるを得ないと言われる。
もう、牡蠣の旨味に、そば汁の旨味が相乗効果で震えがでるほど美味しいこと。
これは、グルメハイになりますね~。蕎麦の弾力、喉越しがこの蕎麦つゆと絶妙にマッチしており、これは、牡蠣嫌いな方にも是非頂いてもらいたいものです。
このレビューを書いている頃には、既に牡蠣無くなっているかもしれませんが、もし残っていたら、是非頂いて頂きたいものです。