駅近なら、もっと繁盛するに違いない : Kohaku

【平成28年４月１日昼訪問　４月３日投稿】
塩らーめんで評判の「琥珀」さんを訪問すべく、新京成みのり台駅に降り立ったのが、午前11時40分頃。今日は晴れで春日和。ブラブラ散歩気分で、お店に向かって歩く。昨年末に訪問した「志の田」さんの前を通り過ぎ、午前11時55分頃に「琥珀」さんに到着。
入り口入って直ぐ右手の券売機で『琥珀そば(中太麺)』と『瓶ビール(中瓶)』を購入。２人掛けのテーブルが４卓。３人掛けのテーブルが１卓。カウンター席は無い。２人掛けのテーブルのうち、正面に入り口、左手の大きな窓越しに道路、が見えるテーブルに着席。右手の厨房との間に目線の高さの間仕切りがあり、厨房内のスタッフの手元は見えない。厨房内に男性スタッフが１人。ホール担当の女性スタッフが１人。ご夫妻かな。
程無く登場したビールのコップは、小ジョッキ型。冷やされている。適温に冷やされたビールを注ぐと、きめ細やかな泡。15分のブラ散歩で軽く汗をかいたこともあり、ビールが美味い。
ビールを三分の二ほど飲んだところで、『琥珀そば(中太麺)』が登場。
まずは、半透明の琥珀色のスープを一口。エグ味やしょっぱさを感じない塩味スープ。メタボで減塩中の私にとって、丁度いい塩梅の塩加減。しかし、コクや旨味に乏しい。全体として物足りない感じの薄味塩スープ。とは言え、コクや旨味の乏しさを岩塩などの塩味でカバーしているため、やたらショッパイだけの塩らーめん専門店の塩ラーメン、に比べれば、遥かに上。
次いで、麺。中太中加水の麺。途中で伸びる予感があり、実際、途中から伸びてきたが、麺に味があり、完食。
そして、具。半割茹で玉子は、黄身が流れ出す一歩手前のトロトロで旨い。豚バラロールチャーシューは、脂身が美味。肉が新鮮な証拠。メンマは、保存料などの残味が無く優しい味付けで、スイと噛み切れる。小口切りの日本ねぎや水菜も程良い香味のアクセント。鶏つくねは、まったりとしたすり身の中に軟骨が散りばめてあり、これは、イケます。そして、粒胡椒が一粒。黒胡椒では無い。噛み砕くと口腔内に独特の芳香が広がる。フレンチなどでお目にかかる粒胡椒(名前は、思い出せない。⇒※)。塩ラーメンにこの粒胡椒とは、ニクい演出ですね。
と云うことで、スープにコクと旨味がもう少し豊かで、麺が多加水ならば、間違いなく《満点》の『琥珀そば』でした。
一方、点けっぱなしのテレビかラジオの音量が大きい。また、使用した鍋をシンクに置く際の勢いが強いためか、再三「カラン・ゴトン」と店内に鳴り響く。「騒音」は、味を減殺する、のみならず、『琥珀そば』の旨さに「リピーターになろう」と意欲を抱くラーメンフリークの腰をも、引かせてしまいかねない。勿体ない。
食べ終わり、お店を後にしたのが、午後０時15分頃。入店した午前11時55分頃からお店を後にした午後０時15分頃までの約20分間の間に、先客が１人と後客が５人。私がお店を後にしてからが「琥珀」さんのランチタイムのピークなのかも知れないが、それにしても、客の入りがイマイチ。駅からちょっと離れているためかも。私の実食の感想では「琥珀」さんに比べラーメンの味が劣っているお店でも、繁盛している駅近のお店がある。「琥珀」さんは、駅近なら、もっと繁盛するに違いない。松戸や柏などの駅近に出店しても、既存の人気店と十分に太刀打ちできる。ただし、「騒音」がナシ、ならばね。
※追伸
ピンクペッパー（ポワブルローゼ）でした。ちなみに、レッドペッパーは、赤唐辛子のことで、ピンクペッパーとは別物です。ハイ。