回遊庭園の魅力込みで評価したい場所！ : らい亭

檑亭

専用駐車場有・ゆったり食事ができる・広い庭で運動不足解消・濃厚接触ナシ！気分転換には最適です♪

2020年4月7日現在　食べログ評価　3.46

ついに今夜”緊急事態宣言”が発令されますね。
神奈川県もその対象エリアにあたります。
不要不急の外出は控える。
果たして、非常にぬるいこのやり方でウイルスを封じ込められるのか？
遅きに失していないか？
政権の中途半端な対応は果たして功を奏すことができるのか？
まあ不安でいっぱいですね。

私の仕事も5月6日まで中断することが決定しました！
はれて明日から失業です（笑）
これから1カ月、コロナ撲滅のため、微力ながら努力するつもりでいます。
そうはいっても運動不足は深刻な問題。
なので、たまには息抜きも必要ですよね。
幸い居酒屋以外の飲食店は営業自粛対象ではなさそうです？
だからと言って、毎日ぶらぶら歩きまわり食べログ活動をすることは本意ではないので私は自粛いたします。
一方、人に迷惑をかけないであろう山歩きにはたまに出かけようかなと思っています。
ただし、
・公共の交通機関は利用しない
・人が密集する換気の悪い場所には立ち入らない
・飲み会には参加しない
…というわけで、食べログ活動は下書きの在庫が尽きた後はかなり過疎ることになると思いますが、クリーンな世界が再び訪れた際は、また文章でお会いしましょう！！
そのためには各々がまず感染しないことが大事です。

さて、今回紹介するこちら『檑亭』は、息抜きとして訪れるのにピッタリな飲食店だと私は思います。
訪問したのは3月25日で、感染者を増やしたと言われる魔の3連休明けの平日です。
この日は妻と家から鎌倉山、七里ガ浜を散策。
一切交通機関は利用せず25,000歩、歩き倒しました。
印象的だったのは、平日にもかかわらず七里ガ浜は若者たちで溢れかえっていたことです。
まるでピーク時の休日のごとき有様で驚きを禁じ得ませんでした。

一方、鎌倉山は桜の季節でありながら、観光客の往来は疎ら。
どちらも同じ鎌倉とは思えないほど対照的な光景でしたね。

夫婦で昼食場所に選んだのが、こちら『檑亭』です。
理由は単純。
・狭くて換気の良くない空間や人混みの中での食事を避けたい♪
・広くて高低差のある庭園を気兼ねせず散策して運動不足を解消したい♪
それにピッタリな場所だったからです。

鎌倉山で1969年に創業の老舗「蕎麦・会席」の店として有名です。
鎌倉山と言えばローストビーフの「鎌倉山本店 3.59」とこちら『檑亭』が二大看板でしょうね。
どちらもゆったりと食事ができます。

ただ、前者はお値段が高級で敷居が高く…
そういう意味では『檑亭』は利用しやすいのがイイですね。
それに駐車スペースがあり、公共の交通機関を利用せずに訪れることが可能です。
そして、鎌倉西御門にあった古刹寿延山高松寺から移築したという古風な山門をくぐり、右手にある受付け小屋で廻遊庭園の入苑料500円を支払います。
つまり飲食しなくても庭園の散策が可能です。
逆に入苑券はレストランの金券（御食事券）を兼ねているので、食事代が500円off/1人になるんです。

小高い丘陵からは富士山が拝めましたし、新緑が眩しく山桜も綺麗でした！
レストラン棟の本館は、なんと江戸時代の建造物を移築したものだそうです。
横浜市戸塚の豪農、猪熊家の旧宅を昭和4年に持って来たそうで、国の登録有形文化財に指定されています。
玄関は、鎌倉手広にある青蓮寺の庫裏を譲り受け補修移築して使用しています。
つまり農家と寺院を合体させたという！そこに1階部分を増築し、二層構造になっているんです。

店内は民芸調で土間に囲炉裏と、まさしくレトロ・ジャパンの趣きです。
今回は小上がりに案内されました。
畳に座卓。
テーブルと椅子はすべて、松喰い虫によって枯れてしまった庭内の松の木を再生したものだそうで、正真正銘のアンティークです！
席間隔はゆったりめで回りは気になりません。
空いてましたしね♩
店員さん達は全員マスク着用。
もちろん消毒液もありました。

夫婦揃って「天せいろ」にしました。
なぜなら500円offだとお値打ち感があるためです。
昨年の2月に訪問してますが100円高くなってますよ！！
1,650円→1,750円
消費税2％以上の値上げです（爆）
ただ500円offだと高いと思わないカラクリ（笑）

せっかく歩きでやってきたのだからお酒を少々いただいていいですかww
アルコール類は簡素で、魅力的ではありません。
日本酒は広島の「誠鏡」750円と神奈川海老名・泉橋酒造の地酒「いろどり」300ml 1,300円の2種類。
迷わず「誠鏡」で。
なぜなら1合750円のほうがお得というよりは安いので♪
安芸の小京都、竹原・中尾醸造。
お燗の方が良かったかもしれません。

お酒を頼むと「そばのかりんとう」がサービスされました。
これは自家製のようでレジ前で売られていたものと一緒みたいですね。
甘さはゼロで塩が効いたオツマミ向きの粋な一品でした♪

天せいろ
蕎麦前として天ぷらだけ、先に持ってきていただけないかと交渉するも決裂…
そういうところがオモテナシとしての融通が利かず、実に残念。
こなすだけの料理…では一流とは言えませんよね。

蕎麦は更科のような色白でしっかりとしたもの。
やや太め、ムラのある手打ちで、コシがしっかり。
しっかり冷水で〆てあり、カタめで喉越し勝負！
でも、名店の蕎麦らしくないというか、物足りなさを感じてしまうのです。
一流の壁。
つゆも特長のない、町蕎麦風でやや甘めのもの。
もう少しキリッとした方がよろしいかと。
薬味の量が少ない！
天ぷらは小さい海老が2尾に椎茸とししとう。
軽くサクッと揚がっていました。
上品というかややショボいボリューム。
塩が添えられていて天つゆはナシ。
ほぼ同時に持って来ちゃう蕎麦湯はとろみがあって白濁。

1,750円の価値は…
500円offならかろうじて納得ですかね。
100円の値上がりのCPへの影響は小さくないです。
でもまあ、お庭を観光した満足感をプラスすればアリなんじゃないですかね♪

食後は運動です（笑）
1万5千坪の回遊式の庭園。
見所は十分♪
約1時間かけてゆっくり観て廻りました！
アップダウンのある広大な敷地に点在する、鎌倉山天満宮、茶室月庵、八角堂、十三重の塔石造十王像、百仏崖、十六羅漢群、榧の木の化石、竹林、などなど。
コロナの嫌なストレスなど吹き飛ばせる気持ちにさせてくれる自然の空気と力強さ！
そんな体験を含めての魅力で総合3.5を献上できる場所であると私には思えました。

自粛は大事ですが、3つの密を避けることができれば、たまには外の空気を吸うことも必要であると、私は思います。
色々大変なことになりましたが、みなさま、お体を大切にご自愛くださいm(__)m

味偏差値　58
居心地度　66
食べログ評価＜体験判断

常連向き　□□□■□　一見向き
男性向き　□□■□□　女性向き
庶民向き　□□■□□　高級志向
ハイＣＰ　□□■□□　ロウＣＰ

檑亭

高級なようで、実はリーズナブル。庭園見物も含めて総合的に評価したい店！

2019年2月16日現在　食べログ評価　3.51

鎌倉山で1969年から営業を開始、今年で50年を迎える老舗「蕎麦・会席」の老舗です。
1969ってウッドストックじゃァないですかァ(ﾟ∀ﾟ)♪
関係ありませんけどね（笑）
「檑亭」の由来は？
「檑」とは「すりこぎ」のこと。
古来、すりこぎは山椒の幹から造ったものを最上級品としていて、この地に山椒の木が多くあったところからその名がつけられたそうです。
なるほど～♪

実はわたくし、20年以上前に訪れたことがあるんですよね。
その時は英国から気鋭のレコーディングエンジニアを招いて東京で仕事をしたのですが、そのオフ日に『鎌倉観光』のエスコートをしまして。
その昼食でこちらへ。
つまり接待です（笑）
日本情緒と鎌倉の自然がめいっぱい感じられてイイかなと考え選定！
目論み通り外人さんご一行は大喜びでした！(ﾟ∀ﾟ)
その時、2階で食したのは会席コースでしたっけね。

こちら、元々は鎌倉山の高級分譲別荘地の一角で、鉄道事業家・菅原恒覧氏所有で「清香園」という名称だったようです。
その敷地は雄大で1万5千坪を有していて。
レストラン棟を取り巻くように回遊式の庭園があり、四季の移ろいが楽しめるんですねえ。

バス通りに面した山門の並びに第1駐車場（11台）があり、下った処に第2駐車場（6台）もあります。
離れた場所にバス専用の有料大型駐車スペースも確保されているそうです。
穿った見方をすると団体さん御用達の観光レストランとも言えそうな？

鎌倉西御門にあった古刹寿延山高松寺から移築したという趣のある山門をくぐると右手に受付け小屋があり、そこで庭園の入苑料500円を支払わなければなりません。
ただし、それはレストランの金券（御食事券）になっていて、利用すれば還元されるのでご心配なく！

レストラン棟にあたる本館は、なんと江戸時代の建造物。
横浜市戸塚の豪農、猪熊家の旧宅を昭和4年に移築改築したものだそうで、国の登録有形文化財に指定。
玄関は、鎌倉手広の青蓮寺の庫裏をゆずり受け補修移築して使用。
つまり農家と寺院が合体！そこに1階部分を増築した二層構造になっています。
その2階は要予約で会席料理をふるまう個室エリア。
1階は蕎麦処で、石段を下って行き庭側から廻り込んで上っていくとエントランスに辿り着きます。

小高い丘陵にあたる芝生からは条件が良ければ霊峰富士や湘南の海、伊豆半島、大島までが観えるそうですが、残念ながらこの日は曇天でその魅力は半減…
やはりこちらは晴天を狙って来るべきですね！

建物は、さすがで年季が入ってます。
店内も民芸調の古民家という趣き。
土間には石油ストーブが置かれ囲炉裏もあり、まさしくレトロ・ジャパン全開！
夏は今でもノークーラーだそうです。
さすが鎌倉山は避暑地ってことですね（笑）

1階はテーブル席と小上がりから構成。
そのテーブルと椅子はすべて、松喰い虫によって枯れてしまった庭内の松の木を再生したもの。
これぞ正真正銘のアンティーク！
BGMは琴の調べ♪

さて、蕎麦処の品書きは
・おせいろ　950円
・松の葉そば　1,000円
・そばとろ　1,200円
・おろしそば　1,250円
・ぶっかけそば　1,300円
・鴨せいろ　1,650円
・天せいろ　1,650円
・かけそば　950円
・山かけそば　1,200円
・卵とじそば　1,300円
・鴨なんばん　1,650円
・天ぷらそば　1,650円
・そば定食　2,700円
・季節そば
蕎麦前もいろいろありますね。
いいなァ！
でも、クルマで来ちゃうとソレを堪能できませんから、苦労してでもバスか徒歩（モノレール西鎌倉駅）で訪れることをお勧めいたします（笑）
この景観、呑まずにいられますかって（爆）

そば定食 2,700円が人気のようですね。
でもここは天せいろ 1,650円で。

熱い緑茶を飲みながら、蕎麦の到着を待ちます♪

天せいろ
更科のような色白の蕎麦です。
やや太め打ちでコシがしっかり。
しっかり冷水で〆てあり、カタめで喉越しよく！
ただし、香りは弱かったなと。
つゆも残念ながら、町蕎麦風のやや甘めのもの。
もう少しキリッとした方が好みだなと。
山葵と葱が竹の切り株の容器に一体盛。
これはこれでオモシロイかな。
天ぷらは海老が2尾に椎茸と蕗の薹。
蕗の薹は敷地内で採れたものだそう。
軽くサクッと揚がってました。
塩が添えられていたのも◎！
蕎麦湯はとろみがあって白濁。
ややぬるかったかな。
1,650円は悪くないと思いました。
入苑料（御食事券）500円を使えるので、なんか得した気分（笑）
この作戦は絶妙ですよね！
天せいろが1,150円になる錯覚を引き起こすので。
実はデポジットしてるだけなんですけどね(^^;
使用している陶器類は庭内の「檑窯」で焼いたものだそうです。

1万5千坪の回遊式庭園。
食後にゆっくり観て廻ることをお勧めします！
春夏秋冬それぞれに楽しみがありそうですね！
鎌倉山天満宮、茶室月庵、八角堂、石造十王像、百仏崖、十六羅漢群、榧の木の化石、竹林、等々
入苑料込みと考えれば、やはり料理は高くはないなと思い直しました。
消費税込みなのも好感！

ドラマ「最後から二番目の恋」で紹介され、来店者数も増えたそうです。
やはり鎌倉山の風情を目と口で感じたいなら、ローストビーフの「鎌倉山」とコチラが双璧ですね。

さあ、このあとは甘味処として営業している「露庵」にでも行ってみましょう。

味偏差値　59

常連向き　□□□■□　一見向き
男性向き　□□■□□　女性向き
庶民向き　□□■□□　高級志向
ハイＣＰ　□□■□□　ロウＣＰ

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体重増減　-0.9kg
翌朝体重　69.5kg

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