ひたちなか市のご当地グルメ「那珂湊焼きそば」あり〼 : 喰い道楽 すみよし

「那珂湊お魚市場」の近くにある、「喰い道楽 すみよし」さんに伺いました。「すみよし」さんは、那珂湊の町中でアンコウ料理や魚介系料理を中心に提供しているお店ですが、ひたちなか市のご当地グルメである「那珂湊焼きそば」も扱うお店でもあります。

正直、「那珂湊焼きそば」と言ってもまだまだ知名度は低く、そもそも私自身も食べた事がありません。すぐ近くの「那珂湊お魚市場」さんは他県ナンバーの車も多く、渋滞していますが、「すみよし」さんはごく平和な営業状況です。

まず、「那珂湊焼きそば」について「観光いばらき」のHPからコピペさせて頂きます。

【観光いばらきHP】
那珂湊焼そばは、すみよし、わたなべ製麺、そしてツバメ印のウスターソースからはじまりました。そんな、那珂湊焼そばを生み出したお店の味は、当時の味を守りつつ洗練を重ねて今に至ります！その旨味の秘訣は、蒸し焼きにするとき、ラーメンにも使うとんこつスープを差し水として使っていること。さらにラードをしっかり麺に絡ませ、仕上げにソースを混ぜ合わせます。せいろ蒸しの麺だから、スープをしっかり吸い込み、ラードでしっかりコーティング！濃厚なのにクセがないのが特徴です。


元々「那珂湊焼きそば」は、ひたちなか市の「わたなべ製麺」の創業者、(故)渡辺栄寿氏が50年程前に浅草で販売している「ソース焼きそば」を見て気に入り、地元の飲食店の方々と試行錯誤を繰り返して出来上がったものだそうです。ですから「那珂湊焼きそば」は、那珂湊エリアを中心に、阿字ヶ浦、平磯、勝田に広く20店舗近く、いろいろな業態の飲食店で取り扱われているそうです。

さて、前置きが長過ぎました。お店に入ってテーブルに座り、メニューを拝見。「那珂湊焼きそば」は、ソース味と醤油味があり、普通盛りは@450、大盛りは@550、特盛りは@750になっています。私はソース味の大盛り、@550としました。また、折角なのでノンアルの「アサヒドライZERO」@350と、「北海道厚岸(あっけし)産の生牡蠣」@650 を注文。ちなみに注文は、iPadで行います。気持ち違和感がありますが、、。

私の席の近くには恐らく地元の方であろう、年配の男性が3人いましたが、全員「那珂湊焼きそば」を食べています。奥の席には若いご夫婦が二人いましたが、アンコウ鍋を食べているようです。他県からの観光客かもしれません。

取り敢えずは、ノンアルでお一人様乾杯！ノンアルでも昼から飲むとやけに美味いです。さて、「北海道厚岸(あっけし)産の生牡蠣」をノンアルのアテに頂いてみましょう。季節的にこの時期は大好きな岩牡蠣は採れないので、普通の牡蠣になります。

普通の牡蠣としてはやや大きめで、プリッとしたいい牡蠣です。レモンは付いていますが、ストレートで一口で頂きます。トロリとミルキーな舌触りで、濃厚な牡蠣の旨味が抜群です。一口で@650は勿体ない気もしますが、やっぱ生牡蠣は美味いですね〜。

もう少しでノンアルが無くなる頃に本日の主役「那珂湊焼きそば(大)」が到着。アップした写真の通り、ソース焼きそばなのに色白な焼きそばです。また、紅生姜をそばに混ぜ込んで炒める、独特の焼きそばです。早速頂きます！

箸で持ってみると、麺は短めです。せいろ蒸しにしたと言う中太の縮れ麺は、気持ち柔らかめの食感。味は見た目通りのあっさり味ですが、麺の下にはウスターソースと豚骨スープが混ざったタレが少量溜まっています。軽く混ぜながら食べると丁度いい感じです。

野菜はもやし、キャベツ、紅生姜などを細かくして入っています。肉は見当たりませんでした。食べ易い焼きそばなので、あっという間に完食してしまいました。

この「那珂湊焼きそば」、恐らく地元では昔からの変わらぬ味であり、故郷の素朴な味なんだろうと思います。年配の男性たちは美味しそうに食べていたし、私が店にいる間にも2〜3人の方がテイクアウトを買いに来店していましたから。

ただ、昔からの馴染みがない私にとっては、あっさり味のフツーの焼きそばで、それ程の印象深さも感じませんでした。ただ、それは逆に言えば「那珂湊焼きそば」というのは、インパクトのある濃〜い料理ではなく、子供からお年寄りまで幅広い年齢層にフツーに食べてもらうための素朴な料理なのかもしれません。

すみよしさんは、焼きそばを始め、色々なテイクアウトも充実しています。すみよしさんでテイクアウトをして、那珂湊、平磯、阿字ヶ浦などで海を見ながら食べるのもまたいいものと思いますね！

ご馳走様でした〜！