濃いめの味付けで酒が進む進む : 垂水屋台えんや

兵庫県も緊急事態宣言が解除され、まん延防止措置に切り替わりましたが、19:00までならお外でお酒が飲めるようになりました

この2か月間の緊急事態宣言は苦しかったですが、お外でお酒が飲めるとなると、居酒屋を訪問しない訳にはまいりません

この日はお休みで、スケバンと一緒に須磨に用事を済ませた帰りに、まだ未開拓の居酒屋さんが多い垂水駅周辺を攻めることに

須磨から2号線を西に走り、10分15分ほど走ると垂水駅手前まで到着

運動がてら歩くため、駅から少し離れたコインパーキングに車を停め、垂水駅に向かって歩いていきます

実は前回垂水駅周辺で飲んだ時に、次回訪問したいお店をチェックしており、この日はそのお店に行くつもりでいました

10分ほど歩くと垂水駅に到着、そこから八百屋でお野菜を購入してから商店街をぶらりします

垂水の商店街の古いところは都市開発で取り壊される予定だそうですが、これも時代の流れ

その古い商店街を目に焼き付けながら、当初の目的のお店に向かいます

商店街が終わったところをもう少し歩くと、その予習していたお店に到着です

『垂水屋台えんや』さん

おでんの立て看板と、どて焼・もつ煮ののれんが酒飲みの心をくすぐります

時刻は16:55ですが、もうすでに営業されております

店内に入ると、中はこじんまりとした感じで、カウンター席が6席ほどと、テーブル席が4席ほどのキャパです

緊急事態宣言が解除になったからといって油断は禁物

密を避けるべく、入口近くの端のテーブル席に着席し、メニューを拝見します

メニューは若い人が好きそうなものは少なく、酒飲みが好きそうな定番のアテ主体です

メニューはチェックしますが、やはり表の看板に出ていたおでんと、どて焼・もつ煮が自慢だろうと思い、おでんの『玉子』と、『大根』を注文

『ホルモン煮込み』と『どて焼』は値段が同じ

どちらにしようか悩みましたが、意を決して『ホルモン煮込み』を選択

揚げもんもいるなと思い、あれば必ず注文してしまう『ごぼう唐揚げ』も注文

またスケバンはかなり悩んだ挙句、『じゃがバター』を注文します

約3～4分ほど待つと、『瓶ビール』が到着し、緊急事態宣言中は全くできなかった『秘技！エア乾杯』が炸裂

時刻はちょうど17:00

昼飲みと夜飲みの境界線は17:00と思っているわたくし

昼飲みだと何となく罪悪感に苛まれますが、夜飲みだと罪悪感は全くありません

がしかし、この日は6月25日でお外はまだ明るく、夜に飲んでいる感がなく、何とも複雑な気分になります

がしかししかし、ビールのお味は昼も夜も変わらず美味しいです(笑)

ビールとほぼ同時に突き出しも到着

突き出しは『白菜の浅漬け』

夏にピッタリの突き出しをつまみながらお料理を待ち構えます

すると1分もしないうちにおでんの『玉子』と、『大根』が良過ぎるフットワークで到着です

おでんは冬のイメージが強いですが、わたくしは夏でも全然大丈夫です

見た目はわりあいオーソドックスなおでんですが、どんな感じでしょうか？

『玉子』と、『大根』をお箸で半分に割り、スケバンとシェアしてからいただきます

まずは『大根』を一口いただくと、濃いめに味付けされたお出汁に『大根』がよくしゅんでおり、ズバズバ酒が進んでいく悪魔的なおでんです

この後、『玉子』もいただきますが、濃いめの味付けながらお出汁もしっかりしており、なかなかうまいおでんに仕上がっております

味付けが濃いとビールのペース配分に気を付けないとと考えながらビールを進めていきます

そのペースは7分後に登場した『ホルモン煮込み』でぶち壊されます

この茶系の色合いと、ケチっていないホルモンの数、白ネギが適量散りばめられており、真ん中に乗っかった玉子の黄身が食欲を掻き立てます

しかも鉄鍋での登場にビールがガンガン無くなりそうな予感

小鉢に『ホルモン煮込み』をよそい、一口いただきます

だははは、やっぱりです

こちらもおでん同様濃いめの味付けで、味噌がベースとなった濃厚なお味

また、黄身を崩していただくことで、まろやかな味わいに変化し、店主の思惑通りにビールがガンガン無くなっていきます

スケバンも一口いただくと、「何これ～、メチャメチャ美味しい～」と大絶賛

この『ホルモン煮込み』をもっと美味しくいただくため、『炭焼きおにぎり（バター）』を追加発注します

そこから更に3分後、『ごぼうの唐揚げ』が到着しますが、ビジュアルに驚かされます

この『ごぼうの唐揚げ』、マクドのポテトぐらいのサイズで、『ごぼうの唐揚げ』としては少し細切りな感じ

これがまた良かったんです

ごぼうの旨味はそのままで、カリッとした食感が一般的な『ごぼうの唐揚げ』よりもハードで、食感がたまらなく美味しいです

また、細切りにしていることで、本数も多く、ダラダラガジガジいただきながら飲めます

ダラダラ飲むんが好きなんですよ

そこから更に7分ほど待って、スケバン注文の『じゃがバター』も到着

焼き色が素晴らしいではないかい

真ん中に鎮座するバターをじゃがに塗りたくり、ひとつ呼ばれます

オーソドックスな『じゃがバター』ですが、このバターの量で税別250円なら納得の一品です

焼物系は時間がかかるのか、20分以上待ってからようやく『炭焼きおにぎり（バター）』もお待たせしましたの到着です

お醤油を塗りながら焼き上げたおにぎりに、バターがふんだんに乗っかっております

まずはそのままで一口美味しくいただき、その後、スケバンが目論んでいた『ホルモン煮込み』の中に『炭焼きおにぎり（バター）』をダイブさせます

スケバンの目の大きさが倍になり、かなり美味しいことを確認

わたくしも一口呼ばれると、これがメチャメチャ反則的なお味

ホルモンの脂が溶け出した煮込みのタレに、おこげの香ばしさとバターのコクが何とも言えないほどの美味しさ

これは激ヤバ、今度は一人前ずつ注文したくなるほど美味しいアレンジに大満足

美味しいアテどもに、完全にビールのペース配分を間違えるほどの美味しさに大満足

店内で煙草が吸えるといった難点はありますが、居酒屋としてはかなりレベルが高いお店です

再訪確実、次回は気になる『どて焼』を狙いにいきます