上質な空間で滞在と食事を楽しむオーベルジュ：まとめ : 神戸北野ホテル

北野地区にあるオーベルジュです。
総支配人・総料理長山口氏が師であるベルナール・ロワゾー氏直伝の技術と自身の創作を融合したフランス料理を提供。
コンセプトは「美食を愛で、心豊かなひとときを過ごしてもらう」。
上質で快適な空間に宿泊し、夕食と朝食を楽しめます。
ここを有名にしたのは「世界一の朝食」。
雑誌等でも紹介され、憧れの朝食目当てに多くの人が訪れます。
2000年6月開業、

場所は新神戸駅又は三宮駅又は新神戸駅から徒歩約15分のトアロード沿い。
坂道の中腹にあるので、荷物があるのであればタクシーを使うことをお勧めします。
周辺は落ち着いた雰囲気で北野地区の観光に最適、元町地区へも近いです。

今回一泊しアッシュで夕食、イグレックで朝食を楽しみました。
昨年4月に訪問を計画するも中止、一年越しで実現した訪問です。
予約はネットにて。
様々なプランが用意され、「朝食付き」又は「ディナー及び朝食付き」のプランはお得。
部屋数は多くないので、通常は早くから予約が埋まり、特に週末は激戦です。
予約したのは約4ヵ月前、日程が合う日に空いていた部屋は僅かでした。
手頃なツインは取れず、通常は採用しないダブルの部屋を予約。
その後当日まで何もしませんでしたが、予約状況と価格は変動します。
こまめに確認すれば希望の部屋が取れたかもしれません。

当日。
接客はとても丁寧で親切、気配りは行き届いていました。
ロビーは広く、上品でクラシックな雰囲気。
大箱ホテルのようなざわざわ感はなく、静かです。
シェフハットをかぶった大きなテディベアがお出迎え。
その先に見える螺旋階段が素敵です（もちろんエレベーターもあり）。

予約した部屋は広くはありませんでしたが、品が良く落ち着いた雰囲気です。
バスルームのシャワーブースは狭かったですが、バスタブは大きくてジャグジー機能もあり。
ゆったり入浴でき、大満足。
ベットは広くて快適、心配していた掛布団の取り合いもなく、寝心地は良かったです。

以下、食事について書きます。
◇ウエルカムティー
部屋には無料のミネラルウォーター（追加可）、緑茶、カモミールティー、ネスプレッソを用意。
お茶菓子はホテル製のラングドシャ2種（バニラ、チョコレート）。
（このお菓子はフロントでいただいた「お土産焼菓子詰め合わせ」に入っていたので、ホテルの売店でも購入可です。）

夕食はアッシュ、朝食はイグレックにレビューしますが、以下にいただいた料理とオーベルジュとしての滞在満足度について記しました。
～～～～～～～～～～～～
◇夕食
アッシュにて兵庫県の食材を使った創作フランス料理。
●アミューズブーシュ：ドライトマト、トマト水のジュレ、リコッタチーズ、えんどう豆のピュレ
●パン、海藻入りバター
●前菜：春の明石鯛と蕪
●前菜：オマール海老のミキュイ、アスパラガス
●魚料理：平目と椎茸
●肉料理：神戸高見牛のサーロインステーキ
●デセール：シトロン又はフレーズ
●コーヒー
●小菓子：ショコラ、マカロン、ケイク
時間短縮営業の影響は受けましたが、上質な時間を過ごしました。
詳細はと感想は以下をご覧ください。
https://tabelog.com/rvwr/001940154/rvwdtl/B436334774/

◇朝食
イグレックにて評判の「世界一の朝食」。
総支配人・総料理長山口氏の師匠であるベルナール・ロワゾー氏より公式に再現を許された朝食。
ロワゾー氏の朝食を元に “美味しさの感動” を表現するための工夫がされています。
●飲むサラダ：野菜サラダの代わりに5色のジュースがテーブルを華やかに彩ります。
●バター：トマト・パセリ・プレーンの3種。
●生コンフィチュール：低温真空調理で仕上げたパイナップルのコンフィチュール。
●栗の花の蜂蜜
●アーモンドペースト
●自家製グラノーラ
●ジャンボンフランと生ハム
●タピオカ・オ・レ：小粒のタピオカ・黒豆・ドライフルーツ・ナッツ・レザン入り。
●ヨーグルト：ホテル用に開発されたオリジナル。
●プルーン：紅茶風味のコンポート
●季節のフルーツ：苺、ブルーベリー、ラズベリー、オレンジ、パイナップル、ジュレ、ミント。
●ポトフ：鶏のコンソメを使った野菜のポトフ。
●半熟卵：丹波地鶏の卵を使用。
●パン（クロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・ド・ミ、カンパーニュ、バゲット）
フィナンシェ
●カフェ・オ・レ
詳細はと感想は以下をご覧ください。
https://tabelog.com/rvwr/001940154/rvwdtl/B436334691/
～～～～～～～～～～～～
ここは立地良し・接客良し・施設は上質で快適。
食事に期待しすぎた感はありましたが、オーベルジュとしての満足度は高いです。
宿泊施設として再訪したい度大、夕食後1分で部屋へ戻れる快適度はオーベルジュならでは。
その点で再訪する価値はあると思いました。
一方、朝食は微妙です。
内容は良かったですが、一度は体験したいという「ハレの日価格」。
連泊した場合の朝食メニューがなかったのが気になりました。