予約なしで食べられるディナーセット : スカイレストラン＆バー　グランビュー

苫小牧で所用を足し終えたらもう7時半。
創業100年？のレストランに行くと、入り口に数人の若い男性が立ったまま。「予約してないと入れないと断られたんですが…」と男性客。
「が…」が意味深なのでヒョイと中を覗くと…　
広い店内には客が1人もおらず高齢男性(客か店主かは分からない)が電話中。その話し声は喧嘩腰！その奥で中高年女性が皿を運びつつ私達の方を一瞥したが、それきり！いかにもアクシデントありました感がぷんぷん！
「別の店を探そう」と思っても、日曜の夜、苫小牧駅周辺でやっている飲食店が見当たらない。
途方に暮れて上空を見上げたら煌々と灯りの漏れるタワー。「あ、あそこやってる！」と、久しぶりで入ったのがスカイレストランです。いやあ希望の灯りでしたね～

まだ8時前なのにホテルのロビーがもう暗いのはちょっと不安になるよね(^_^;)
エレベーター前に『予約無しで食べられるスカイディナーセット2160円』のポスターがあり、それに決めて登っていくと…
あの広い店内に先客1名のみ。ここまで空いていると、逆にちょっと居心地悪いかも。(^_^;)

予定通りスカイディナーセットを注文。
１皿に盛り合わせの料理＋スープ、パン、１ドリンク(グラスビール、グラスワイン、ウーロン茶、ノンアルコールカクテルから選択)。
夫はライスとノンアルコールビール、私はパンとウーロン茶。(ソフトドリンク、もう少し充実して欲しい)
当日のメインは肉＝鶏の何とか、魚＝ソイの何とか。二人とも魚を選びました。

飲み物だけが先に運ばれてきます。
私はいつもソフトドリンクなので別に構いませんが、こういう時、アルコールの人ってどう思ってるんでしょうね？
居酒屋じゃないからお通しはないのに、料理も出ないうちにポツンと酒だけ出る。
ちょっと聞いてくれれば良いのにと思うけど、夫は「どうでも良い」って。

やや待って、料理が運ばれました。
ソイは、冷凍物だけどカリッと焼けていて皮が香ばしくて美味しい。身にちょっと水分足りない感じは致し方ないか。
付け合わせの野菜が彩りも良く、割と新鮮で甘くて美味しい。
この一皿だけなのにソースが１種で量も少ないので味が単調。
スープは野菜の味が良く出て見た目から想像するよりも美味しかったですね。
全般的に前回昼に来たときよりは食材が廉価になっている感じがするし昼よりは割高感は否めないけど、納得の範囲ではあります。

後客2組2人(泊まり客？)来たのでホッとする。
まあ日曜の夜なんてこんなものなのでしょうね。
室蘭はもう斜陽を通り過ぎて没落したので、せめて苫小牧には頑張って欲しいんです、応援したいんです。
でもカップルディナー２人で8000円がエビフライはねえ…(HP見たら、フライじゃなかった、パネだって)
日中なら太平洋が展望できるタワーレストランも、夜は、窓に照明が反射して夜景はあまり見えないし…
もうちょっと何とか工夫できないのかなあ…と、ヤキモキします。　
とはいえ室蘭のSホテルの5000円の宴会料理よりずっと美味しいし楽しめたので、機会があれば、次はランチバイキングでも行ってみます。


ちなみに今日HPをみたら、消費税分の価格が上乗せされディナーセットは2200円になっていましたが、カップルディナーは2人で8千円のままでした。

所用で苫小牧に行きくことになり、まだ時間があったので先に昼食を取ることにしました。
平日の午後１時半過ぎ、「さてどこで食べようか」と思ったところ、ふと流れ星さんのレビューを思い出し、ここに決めました。
このホテルでは、数年前に１階の中国料理「桃苑」で食べたことがあり、まずまずの美味しさでした。
１６階にもレストランがあるとは、流れ星さんのレビューを読むまで全く気付きませんでした。

夫と二人でエレベーターに乗ると、年配のご婦人も乗ってきて、３人揃って１６階へ。
ご婦人はそそくさと店内に入りましたが、私達は入り口でメニューなどを眺めてから１、２分遅れて入りました。
初めてなので良く分からないのですが、フロアはどうやら半分？しか開けていない様子でした。
天井の高い（入口から数段下がった）、太平洋が見えるフロアです。
窓側の席は満席で、奥側の席に案内されました。
ふと見ると、先ほどのご婦人は窓側の席に…（もたもたしてるとダメですね・苦笑）

私は「白身魚のパンチェッタ巻きホッキ貝添え（ライス、サラダ付き１４００円）」、夫は「週替わりのボリュームランチ(１５００円）」を頼みました。
待つ間のコーヒーと紅茶がセルフサービスです。
夫は紅茶、私はコーヒーを。
味は、まあサービスだからこんなものでしょうか。
写真のカップにはソーサーがありませんが、カップと別々に洗ったのか？ソーサーは後から運ばれていました。

白身魚（アラスカメヌキ？）はパンチェッタの香ばしい塩気がとても良いアクセントでした。
バターの香りも良く、ホッキ貝がちょうど良い焼き加減でとても美味しかったのはさすが苫小牧。
添えられている野菜も甘くて新鮮で存在感がありました。
パンチェッタやバターが使われているのでコクはあるものの、比較的淡白な味付けはいかにも中高年女性向きかもしれません。
私はドレッシングは少量で良いので、ドレッシングが別添えになっているのは嬉しいです。でも不経済かもしれませんね。

夫のランチの巨大な皿には思わず笑いがこみあげました。
鶏もも肉のスペアリブ風、エビとホタテフライ、白身魚(鱈？）のエスカベーシュ、サラダ、ライス、スープがセットになっています。
例によって分けあって食べたのでどちらの味も試せました。
鶏もフライもなかなか美味しかったです。

店内は静かで明るくてとても心地良いです。
１階のバイキングレストラン(ランチ１７００円）は大賑わいでしたが、年を取るとどうせ元を取るほど食べられないのですから、こちらの方が落ちつけて中高年向きだと思います。
味も量も充分満足できます。
お腹に余裕があったらデザートも一口食べたかったのですが、夫がギブアップしました。
（年のせいか、私は最近急に食事量が減り、ご飯は７割方夫に食べてもらい、デザートを1人前食べる自信はありませんでした）

接客態度は「まあ胆振ならこんなもんでしょうね」と言うレベルで(笑）、可もなく不可もなく。
会計後「ごちそうさま、美味しかったです」と言っても笑顔も返事もなかったのは残念でしたが、その人一人の問題かもしれません。

夜景はきっときれいでしょう、機会があれば次回はぜひ夜のコースを食べてみたいと思います。