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店名 |
一休(いっきゅう)
|
---|---|
ジャンル | そば、日本酒バー |
予約・ お問い合わせ |
011-784-1919 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
市営地下鉄東豊線元町駅から徒歩約4分 元町駅(札幌)から442m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
20席 (カウンター6席、4人掛テーブル2、6人掛テーブル1) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(未就学児可、小学生可) |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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時は昼九ツ。
ガラリと戸を開けながら半分身を乗り出して、さっと蕎麦屋の暖簾をくぐると
「おっ? 旦那。 今日はやけに早いねぇ」
「今日はもう仕事は仕舞ぃだ、いつもの。」 「あいよっ」
こんなやりとりをしてみたくなる、お江戸を感じさせる蕎麦屋が東区の住宅街の一角にある。
『 一休 』
黒く風化した木板の横羽目の壁は蔦が覆い、窓の木枠には色の褪せた竹の縦桟が。
江戸の町家たぁ、ちっと違げぇが、ここは北国北海道、その辺はご愛嬌。
入ってすぐ脇に6人掛けのテーブルがひとつ、カウンターにも6席ほど、奥にもテーブル席がふたつほど。
大きなテーブルの端に腰掛けると、奥様がお水を持ってきてくれた。
奥様は、紬のような上下揃いの女性版作務衣のような服を着ていて、あ、奥に見えた旦那さんも、作務衣姿です。
天井からは灯籠が下がり、壁には筆書きの書画、いかにも時代がかった蝶番がついた古い箪笥や
ぷっくりと白いお顔の和人形、随所に骨董品が並んでいますがこれは店主のご趣味かな。
しゅんしゅんしゅんとお湯の湧く音にトントントンと包丁の音が重なる。
開店直後の店内は静かで、音楽は無論、余計な音は一切しない。
お店の中はまるで昔の時代にタイムスリップしたかのよう。
お品書きには蕎麦の他、酒の肴と甘味も並ぶ。
日本酒は店主のおすすめ各地の地酒、全て一合八四〇円也。
注文してほどなくすると、昼を目前に瞬く間に混んできて、お店は一気に満席に。
ご家族連れに席を譲って私はカウンターのお席へ。 店内は賑やかになり、奥さんも軽やかに注文をさばいてく。
厨房からはピッチを上げた鍋釜の音、湯切りすぎる笊の音がリズムよく聞こえてきます。
●舌しらべ 1,600円
冷たい「せいろ」と温かい「かけそば」の両方を楽しめるセット。
辛つゆも甘汁も両方いただいてみたい。 蕎麦好きには嬉しいメニュー。
いただく順序は好きに選べる、ではせいろからお願いします。
<せいろ>
道内の契約農家さんから玄蕎麦で仕入れる牡丹蕎麦。
玄蕎麦からの石臼挽き、生粉打ち(十割)の手打ち。
真朱の盆に、漆塗りの長方形の紅色の蒸篭、そこにふた盛りの蕎麦。
見た目にとても上品、蕎麦猪口もいい。 店の印象と良い意味でギャップあり。
角のしっかりと立った中細の蕎麦は丁寧に切り揃えられている。
淡褐色の中に赤い星が散り、瑞々しく透明感もある蕎麦の中に白い粒感も透けています。
冷水でキュっと締まっていて、やや茹で固のコシ、適度なザラ感あり。
新蕎麦らしい青々とした風味は淡く、ですが、瑞々しい甘さと牡丹らしい野趣薫る蕎麦。
コシはしっかり、粘り感はなく、歯切れの良い蕎麦です。
つゆは江戸前寄り、濃さは中口〜やや濃口。
まろやかな口当たりの中に醤油の主張もしっかりとある。
節の香りは控えめ、旨味が強く、コクの深さが印象的。 甘さを抑えたすっきり系。 美味しい。
蕎麦ともとても合います。
<かけ>
食べ終わると同時にいただきました。なんていうタイミングの良さ。
かけそばは、そもそも江戸文化が生んだ蕎麦の食べ方のスタイルだそうです。
せっかちな江戸っ子が、蕎麦を一度持ち上げて、つゆにつけてから喰うのはえぇい面倒だ、と、
そばに直接つゆをかけて食べた「ぶっかけ」がもとで、寒い時期には熱い汁をかけた、それが「かけ」の原点だそう。
「かけ」も美味しい。
盛り方がいいです。 器の中で、ふんわりと、ちょうどよい量で汁と蕎麦が納まっている。
せいろに対してはやや柔らかめ、ですが 中細ながら、熱い汁にも負けない力強い蕎麦。
やや濃いめの汁、温かい汁は鰹の風味が程よくのぼり、出汁の香りも楽しめました。
だんだんと蕎麦の輪郭に汁の味が染みて、ゆっくり食べても美味しい♪
一味・七味は浅草の名店やげん掘。
あと数口、葱と一味を入れて食べるとこれもまた美味しい。
せいろをいただいた後なのに、するすると口に入る。 シンプルで旨い、かけそばです。
蕎麦湯は白濁。
せいろのつゆを最後に割って・・あぁでもさすがにもうおなかはいっぱいー☆笑
そばの提供時、「お待たせしました」と、蕎麦を持ってきてくれる奥様の声に重なるように、
奥の厨房から、旦那さんが店内に響く大きな声で、
「 おまちどぉーさーん! 」
これが、なんだかすごく嬉しい。
毎度毎度、どのお客さんにも提供時に声が聞こえるのですが、お姿は見えずとも、
「さぁ、俺の打った蕎麦を存分に喰ってくれ」と言われているよう。
旦那さんと奥様、おふたりに接客してもらっているかのような心地よさもありました。
一から独学で始めた我流の蕎麦、だが、ものすごく旨い、と蕎麦本で紹介されているのを拝見したことがあるのですが、
経験から生まれた確かな技術で深化した、庶民的でありながらも凛とした個性を持った蕎麦でした♪
「江戸っこは、鮨と蕎麦で腹を脹らしちゃいけねぇなぁ」とは薮の名店並木藪蕎麦初代堀田氏の名文句、と、
以前、杉浦さんのエッセイで読んだことがありますが、「舌しらべ」でせいろとかけの両方をいただいて、
すっかり私は腹いっぱいw どうにも野暮な女ですが、満足×満腹、至福でございます♥
食べたら、さっと、店を出る。
最後くらい粋に、と、袖から十六文を・・・っておっと、ここはお江戸じゃぁねぇ。笑
バックからお財布を出すと、お会計の時に奥様がなぜか、「一休」とシールを貼ったネピアティッシュを一箱くれた。
「今日は一休の日だから! 福の神さん、家に連れて帰ってあげて♪」
あぁそうか、今日は日付が19日。
一休 → 1・9 で、十九日が一休の日なんですね。 福の神とは縁起もよさそう。
わぁい♪ラッキー♪ なにはともあれ嬉しい日用品。
どうも、御馳走様でした。
次回は、酒には弱い手前ですが、「なま粋」に、蕎麦前も楽しんでみたい店です。
ー ー ー
ありがとう、と ちり紙の箱を受け取って、店を出て、はたと気がつく。
福の神さん・・・? 福の神さん・・・・・・? ふく、の、かみ・・・。
もしかして、「拭く」 の 「紙」 = ちり紙(ティッシュ) ?!
(´∀)ゲラ(´∀`)ゲラ(∀`)
こちらのご主人、大の「親父ギャグ好き」と、聞いたのですが、奥様にもウィットに富んだセンスあり。
あはははは!♪(*>∀<)b☆★ おもしろ〜い!
どうも。
お後がよろしいようで☆笑