Restaurant name |
Sakahei
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Categories | Unagi (Freshwater eel) |
Inquiry |
042-461-0034 |
Reservation Availability |
Cannot be reserved
テイクアウトは予約可能 |
Address |
東京都西東京市田無町2-4-7 |
Transportation |
西武新宿線田無駅北口より徒歩2分、旧青梅街道沿い 244 meters from Tanashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥2,000~¥2,999¥2,000~¥2,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
24 Seats ( テーブル席3卓12席、小上がり席3卓12席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Service |
Take-out |
The opening day |
.. |
和宮様が14代家茂に降嫁した頃、激動の幕末に創業されたとある。慶応4(1867)年閏4月19日、渋沢成一郎ら旧幕臣は田無村に入り"振武軍"と名乗り、豪農などを脅し軍用金の調達をした。
百姓達は気丈にも軍資金を値切ったというから、田無は情勢を理解していたし、鰻を喰っていた。豊かさとしたたかさを物語る。
まもなく上野で彰義隊が討伐される。思いを馳せ奈良漬でちびり呑って待つ。
並2000と特2600はこんなにも違うのかっ!!鰻は1尾200〜220くらいのサイズ感。並はもう少し大振りの鰻だが、一切れ60gほどである、涙。これ程の違いがあれば、重と丼と表記を分けて頂きたいところだが、価格が近過ぎて、前日の並でどデカい鰻の記憶がチラついたのか、見誤った。一般的に価格の差は鰻のサイズ、量で決まる。設定はお店毎各々違う、当たり前の事だ。尋ねなかった自分を呪う。
小振りのお重だが、やや黒く照り一面を覆う鰻は一色の若い養殖物らしい。
表面はパリッとはないが醤油が強く甘めで深みを感じるタレ。ガス火で焼きは強く、香ばしく固めらた感じ。
内部はしっかり蒸されながら水分を保ち、ほこほこした身は箸に力を入れずとも解けていく儚ハカナさ。皮と身は食感のコントラストもある。脂はさらりとした具合で、タレのコクとバランスも良い。皮は身から剥がれず口に残らず、鮮度が良い。
皮目の脂は蕩け柔ヤワい米にマッチする。ちょいべちゃくらいの米は驚きだが、お爺になっても喰える鰻かも知れない。近隣のお婆の女子会が多いのも頷ける。
鰻の持つ甘味、風味を仄かに感じる。十分に美味い、なんせこの価格は驚きだ。ただし鰻重【特】に限る。特に限るのである。
加えるならば、並の方が鰻のサイズが大きい、厚みがあり脂のノリが良い、しかし、その中央付近を大きめ一切れなのである。まあこの並丼を一気に掻き込み、チャチャっと終わらせるのも粋なのかも知れない。
粋狂な方は食べ比べ4600円はどうだ。それでも破格、笑
6代目に歴史は引き継がれ、肩肘張らない家庭のモテなし、オカンの顔には喜色が滲む。