OTOWA FUJIYA
(オトワフジヤ)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
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Restaurant information
Details
| Restaurant name |
OTOWA FUJIYA（OTOWA FUJIYA）
|
|---|---|
| Categories | Cake、Cafe、Bread |
| Phone number (for reservation and inquiry)・Inquiry |
03-3941-3166 |
| Reservation Availability |
Reservations available |
| Address |
東京都文京区大塚2-15-6 ニッセイ音羽ビル 1F |
| Transportation |
・東京メトロ有楽町線「護国寺駅」、丸の内線「茗荷谷駅」「新大塚駅」 417 meters from Gokokuji. |
| Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Budget（Aggregate of reviews） |
～￥999
|
| Method of payment |
Credit Cards Accepted （VISA、Master、JCB、AMEX） Electronic money Accepted |
Seats/facilities
| Number of seats |
8 Seats |
|---|---|
| Private dining rooms |
not allowed |
| Private use |
not allowed |
| Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
| Parking lot |
OK 提携パーキングあり（TIMES) |
| Space/facilities |
Stylish space |
Feature - Related information
| Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
|---|---|
| With children |
Kids are welcome
ベビーカーでの入店可 |
| Website | |
| The opening day |
2014.2.4 |
護国寺から不忍通りを歩いて春日通りとの交差点の手前。
飲食店があるような気がしない場所に、OTOWA FUJIYAはありました。
不二家の本社が入っているというその建物はごく普通のオフィスビルで、
1Fの店舗スペースも、大きなガラスで通りに面しているとはいえ、
ガス会社とかインテリアブランドのショールームみたいな雰囲気。
よく言えばクリーンで洗練された印象・・・ですが、
実際にはちょっと寂しい、あるいはとっつきにくい感じかもしれません。
店内はけっこう広く、ゆったりとしたレイアウトで、
そのわりにイートインのスペースは小さめ。
テイクアウト客が中心ということなのかもしれません。
でも、散歩の途中だった私たちは休憩を兼ねてイートイン。
連れと2人でオーダーしたのは以下の品です。
・苺のショートケーキ（480円）
・いちじくのクリームパイ（420円/季節限定）
・OTOWAソフトクリーム（300円）
・コーヒー×2
それらがトレーで運ばれてきたとき、まず意外なところで感銘を受けました。
なんと、水（無料）の紙コップが、革製品のようなしっとりした手触り!
湿っているからではなくて、表面に施された加工によるものです。
見た目も革製品のようなステッチの型押しになっていて、お洒落っぽい。
ケーキを食べる前に、このお店の上質へのこだわりを感じることができます。
普通の紙コップよりはコストが高いであろう、高級紙コップ。
まあ、もっと高級な店は普通にガラスのコップを使うのでしょうが（笑）、
一瞬それは忘れて、ちょっと質感の高い紙コップに感心するわけです。
さて、ケーキのほうですが、苺のショートケーキもいちじくのクリームパイも、
けっこう美味しいです。けっこう美味しいとしかいいようがない。
通常の不二家のカットケーキはで300円台。それがここでは400円台。
まさにその100円ぶん質の高い材料を使用しました的な、納得の味です。
当然ですが、ピエール・エルメとかラデュレの
800円台のケーキのような美味しさではありません。
それより何より、
ミルキーの原料を使用しているらしいOTOWAソフトクリームが美味しい!
練乳感のある濃厚な風味で、
言ってみれば清泉寮ソフトクリームなどと同系の味わいですが、
空気含有率少なめのややねっとりとした食感で、口溶けが良く、
後味は意外にすっきりした、絶妙なバランスのソフトクリームです。
これは本当に美味しいと思います。
ちなみに、私たちがお店にいる間にも、
お客さんは絶え間なくやってきていていました。（全員がテイクアウト客）
こんな場所にもかかわらず、といっては失礼ですが、
周辺エリアの人たちには認知され、ファンがいるということなのでしょう。
私の感想としても、味は価格相応に美味しい、近くに来たらリピートはあり、
というところなのですが、ちょっと気になる部分もありました。
それは、冒頭でも少し触れたように、店舗のイメージがクリーン過ぎる、
悪くいうとショボイことなんです。内外装や店頭POPなどすべて。
通常の不二家の店舗には、おなじみのロゴやペコちゃんによって作られた
楽しい世界観があります。
おそらく、ずっと関わっているデザイナーさんなどもいて、
内外装やPOPやメニュー、WEBサイトなど、ブランドイメージに沿った
デザインが徹底されているはずです。
一方のOTOWA FUJIYA。
通常店のワンランク上をめざしたオンリーワンの店舗であることは
理解できるのですが・・・・
あえて既存のアイコンに頼らないとして、ではそれに変わる新たな
イメージの構築に成功しているかというと、ちょっと残念な感じなんですね。
1店舗だけなのでデザインにそれほどお金をかけられない。
だけど本社の入っているビルの特別な店なので、高級な雰囲気にしたい。
そんなせめぎ合いがあったのかどうかはわかりませんが。
お菓子についても同様のことが言えます。
高級路線とはいえ値段はそんなに高くないせいか、味の面で
既存店との明確な違いが打ち出せていないように感じられます。
けっこう美味しいですが、通常の不二家だってそれなりに美味しいわけで。
かといって、もし通常店とは桁違いの美味しさを実現してしまって、
「これが不二家の実力なんです」てなことを言い出すと、
既存店の否定になってしまう。難しいところなのでしょうね。
で、結局、カットケーキ1個100円だけ高くて、味もそのぶんだけ上質。
内外装は上品っぼいけど、どこか安っぽく、いまひとつ魅力に欠けるという
微妙な落としどころになってしまったのかな、と。
例えるなら、ディズニー米国本社の敷地内に
1デーパスポートが10ドルだけ高いディズニーランドがあって、
ショーや映像はちょっとハイクオリティ、乗り物も高性能なんだけど、
ミッキーはいないし、お城もない・・・・みたいな。
（例えとしてもありえないか）
とはいえ、じゅうぶんにいいお店だとは思いますよ。
企業としての良心や誠実さは伝わってきます。
OTOWAソフトクリームはとても美味しいですし。
繰り返しになりますが、近くを通りかかったら再訪すると思います。