料理も良いですが、それ以上の存在感を放つ元オーナーさん（ぇ : Kikka

東京の上野毛にある中華料理店。
またまた新たな四川料理店を求め、以前からさりげなく注目し続けていたこちらのお店にお邪魔させてもらっちゃいました。

若干地味な感じもありますが、本格っぽい雰囲気が良い感じに漂う外観ですね。
店内は一般的なテーブル席に、中華風のテーブル席がそれなりに用意されています。
外観同様、やはり若干地味さを感じさせられる雰囲気ではありますが、如何にも大人向けぽい良い落ち着き感に溢れています。

-料理-
ちょいちょい四川ちっくな料理が見受けられるぐらいで、高級食材を利用した料理などもあるものの、それ程種類は多くなく、割とオーソドックスな印象を受けます。

やはり名物らしい麻婆豆腐は欠かせませんし、あと好物の回鍋肉も当然！ということで、結局いつも変わらないお決まり2種の注文となりました（ぇ

・麻婆豆腐
豆腐のサイズや、挽肉、葱、そして調味料の割合と、もうビジュアルだけでも十分にそそられちゃいます。
割と大きめで、若干歯応えのある木綿豆腐に、程々に旨味が染み込んだ挽肉、そして麻婆が絡んだ葱＆添えただけの葱と、中々に悪くないラインナップです。
それぞれがしっかりと特徴を持っていて、ほんと一口一口に各存在感をしっかりと認識できます。
味わいとしても、軽め塩気に、たっぷり豆豉のマイルディさ、油分と、基本結構まろやかな上に、良い奥深さも出ていますね。
辛味はピリピリっと、多分豆板醤かラー油による辛味があるだけで、四川料理店定番の山椒による痺れなんかは特になかったかな？

うん、四川らしく仕立てられてはいますが、大分日本人向けな調整となっていて、正直めっちゃ味わいやすくて良いですね。
あと上記でも書きましたが、一口一口がほんと奥深く、そしてめっちゃ味わいがいがあったりと、もうそのままでも全然いけちゃう系で、正直ライスの存在なんか忘れてしまい、終始そのままでガッツきまくってました(ぇ

・回鍋肉片
豚肉、キャベツ、ピーマン、長葱の王道4種。
炒め具合は野菜にちょいシャッキリ感のあるぐらいと、これといった特徴も無く、案外一般的な仕上がりっぷりです。
見ても判る通り、あからさまにたっぷりの豆豉が投入されていて、案の定、もうまろやかを通り越し、普通に塩っぱいLVですね。
元オーナー久田大吉さんが直々に調理してくれたみたいで、あとで聞いてみたところ、直接お客さんを見て、それから味わいを調節してくれているみたいです。
自分は割と若め＆肉食系に見えたらしく、このコッテリ仕様に決めたとのこと(ぇ
まぁそういうことなら納得せざるを得ませんし、ここまであからさまな豆豉っぷりも、正直ネタとしては悪く無かったので、結果的にこれはこれでアリっちゃアリだったかな？みたいな（笑）


-コメント-
上記でもちょこっと書きましたが、元オーナー久田大吉さんはあの陳建民(陳建一さんのお師匠)さんのお弟子さんらしいです。
壁に2ショット写真が飾ってあったので、まさか。。。とは思っていましたが、うん、やはりそうでしたかといった感じでした。
そしてこの方、やたらとフレンドリーなんですよ。
何故か客席の円卓に座られていて、その同じテーブル席で食事をさせてもらったんですが、もう一度話を始めたら止まらないこと止まらないこと（笑）
別に強制的という程でもないので、そんなに嫌な気はしませんでしたが、多分食事中は終始話し続けていたんじゃないかな？
まぁこちらも色々と話が聞けた上に、自分で執筆したという料理本まで頂いちゃったりと、最終的には久田大吉さんという大物相手に、ほぼ知人感覚な感じで対応させてもらちゃってましたよ(ぇ