ちょっとしたこだわりを感じます : Doragon

晴海通りに面した東京ＢＵＣ(ビュック)中銀という会員制ホテルの中にあります。
途中暗い感じがあり、入りにくそうですが、問題ありません。
晴海通りからは見えず、階段を昇り、ホテルの中庭を横目にしながら進んでいきます。
するといかにも飾り気のない透明なドアがあり、｢ドラゴン｣とカナで書かれています。
看板がないところがシンプルで、その代わりにブルースリーのポスターがあります。

店の中に進むと11：30なので、まだゲストはおらず好きな席に着きます。
メニューを拝見し、おすすめと黒板に書かれている“坦々麺(800円)”を注文することに。
ランチタイムはＡ～Ｅ、5種類の定食(価格は800～900円とこの界隈の価格)。

待っている間、店内を見回すと特になく、死亡遊戯のブルース･リーのポスターが目立ちます。

唯一見える店員は一名。
着ているTシャツの背中に｢ドラゴン｣と書かれているのですが、左上に小さく｢燃えよ｣と書かれているのがいいです。
厨房の方も着用しているのでしょうか。

ライスはランチタイム時、無料で付けてもらえる様なので、お願いすることに。
約10分程で“坦々麺”が運ばれてきました。
見た目、胡麻のクリーミーな色ではなく、赤系が立つ色合い。
香りも胡麻の甘い香りと共に香辛料の香りも共に香り、食欲を刺激してきます。

早速戴くと麺は細ストレートで、どうやら他の麺類とは種類が異なるようです。
心持ち柔らかめの様です。

スープは胡麻の風味が利いていて、甘さの中にラー油の辛さがしっかりとしています。
また擂り胡麻のペースト感のクリーミーさもあって、ストレート麺にスープが纏わりついてきます。
胡麻の擂ったザラツキもかすかに程よく残っており、麺にうまく乗ってきます。
非常に甘みがありながら、しつこくなく、辛さとマッチしている点が大変気に入りました。
さらっとしたものが多い中、ずしっとした胡麻感を堪能させてくれます。
意外なところに、良い坦々麺を発見しました。

麺をしっかり完食し、残ったスープとライスがベストマッチします。
非常にいい組み合わせです。
きれいにスープも完飲し、ごちそうさまでした。

食後に隣の部屋にアイスコーヒーがありますのでよろしかったらということで行くとテーブル上にポットと紙コップが。
数卓のテーブルを配置してある部屋にセルフサービスでアイスコーヒーを置いてあり、食事スペースと区切っています。
ランチタイムの混雑を避ける上での工夫かと思われます。
たばこを吸われる方もこのスペースへ移動です。

この坦々麺、個人的には結構な一品でした。
ライスはマストアイテムです。

12：00を過ぎる頃には混雑してきました。
やはり早めの入店をお勧めすると共に、坦々麺オススメです(他は戴いていないので判りませんが)。